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(回答先: Re: 二大政党制独裁への切り替えには「関心」ございません。 投稿者 gataro 日時 2007 年 7 月 26 日 23:10:44)
私も二大政党制の固定化や民主党の一人勝ちを望ましいとは考えていないので、
gataroさんの(紹介する)主張が私にとって意味をもったり、共産党批判者
への反論となるためには、次のような命題を(できれば確立された学術的根拠
なり経験的事実なりをもって)論証していただく必要があります。
(1) 自公党が下野することは、必然的または高い確率で、固定化した二大
政党制に至る。
(2) 民主党単独または中心で与党を構成することは、現在の自公党が与党
でいることと全く同等か、より悪い。
今度の参院選に関しては、
(3) 民主党を中心に野党が(圧倒的に)過半数を取ることは、自公党が過半数
を取ることと全く同等か、より悪い。
私の見解はいずれも否です。
いくつか示されたリンク先のように特定の自治体選挙での民主党候補者の性格
や、すでに二大政党制が定着した国の問題点などを指摘しても論証や根拠に
ならないことは言うまでもありません。
私を含めて、少なくとも自公党は支持しない多くの人が共産党に対して望んで
いることは、政策目標に緊急性や重要性で優先順位をつけて、ともかく自公党
だけが得をするという最悪の結果(あるいは、二兎以上を求めて結局は何も得
られないこと)を招かないように、過去の多くの経験も参考にして戦略的に
候補者を立て、選挙運動期間中は、与党だけが得をするような他の野党への
批判は控え、支持者の側も自動的に共産党候補に投票するのではなく、臨機
応変に考えて投票して欲しいということです。
具体的にどのような投票行動をとるべきかは、一人区・小選挙区や首長選の
場合は話が単純ですが、複数人区はそれぞれで条件が複雑で難しいので自由に
するか、それなりに目安となる指針のようなものが立てられるかも知れません。
注意していただきたいことは、選挙運動期間中でなければ他の野党を公平・
公正に批判することは一向に差し支えないし、支持者拡大に努めることも
大いに結構どころか、共産党や社民党が何とか現状を打破してある程度以上の
勢力を持つことが望ましいとさえ、私は考えているということです。
(山口教授らが旗振り役を勤め、セイジカイカクと称して導入された多数の
小選挙区が大きな障害の一つになっているので、教授への批判にはもっともな
ものがあります。)
共産党とそのコアな支持者の影響力を少しでも有効に使うよう説得するために、
同じようなことが昔から、おそらく無数の人々によって手を変え品を変えて
繰り返し述べられながら一向に奏功していないので、この場で理解していた
だこうとは期待していません。