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「元気印大阪」を掲げ3期目めざす〜ルポ・参院選07(大阪) 2007/07/02
未明までかかった国会の余韻が残る先月30日、大阪市の南のターミナル、難波の高島屋となんばマルイに囲まれたタクシー・ロータリーには自民党の地元選出国会議員らがずらりと並んだ。自民党の演説会だ。午後5時の開始直前まで、国民新党、共産党も同じ場所で街頭活動をし、3つの政党が一時はにらみあう形になった。
「何がなんでも過半数割れさせてはならない」と谷川氏。右は石原氏(大阪市中央区で) 今月の参院選に立候補を予定している谷川秀善・参議院議員が5時すぎに到着、宣伝カーの壇上に上る時、周囲の手を借りて上った。73歳の年齢には「徹夜国会」はこたえたに違いない。だが氏は精一杯、声を張り上げた。
「年金については来年5月までに処理をする。5年の時効も撤廃する法律が成立した。もうこれで大丈夫だ。どうか安倍政権に任せてほしい。政局が安定しなければ経済も貿易も発展しない。大阪もようやく景気が上向いてきた。どうか自民党を支えてほしい」
谷川氏の前に応援演説に立った国会議員らは一様に年金は政府・与党が責任をもって対処すると強調した。今回参院選の大きな焦点に年金問題があがっていることを意識した発言だ。参院選大阪選挙区(改選数3)で現職は公明と自民だけ。そのうちの1人が谷川氏だが、高齢への不安と年金問題の逆風がいつになく陣営に危機感をもたらしているようだ。
谷川氏は続けた。「大阪はタレントと共産党が強い地域だ。しかしこの10年は参議院の(大阪の)議席は守らせてもらっている。何がなんでも与党の過半数割れを起こすわけにはいかない。みなさんの支援をいただきたい」。最後の力を振り絞るように一段と声のトーンを上げた。
駆けつけた党幹事長代理の石原伸晃・衆議院議員も援護射撃した。
「この谷川さんは朝の3時まで(国会で)働いた。新宿にいる私のガンコ親父より1つ下だが本当に元気だ。年金問題で自民党も安倍内閣も評判が悪くなっている。谷川氏も苦戦している。しかし年金を政争の具にしてはならない。この元気な谷川氏をまた応援してほしい」
徹夜国会を乗り切った谷川氏に衰えはないというわけだ。
石原氏は大阪への配慮も怠らなかった。
「今度、大地震が起こるとすれば関東だろう。その時は大阪が東京の代わりをして首都をバックアップしてほしい。第2の首都が大阪だ。ガンコ親父は神戸生まれだから私には関西人の血が半分は流れている。大阪のために私ができるのは道路を整備すること。湾岸線を整備して環状道路を充実させる。湾岸線と名神、阪神高速をつなぐ連絡橋は800億円でできる。それを谷川さんに造ってもらおう」
谷川氏は政策の中に「元気印大阪」を掲げ、「市町村合併を強力に推し進め、人口30万〜50万の中核都市群に再編し、行財政改革を徹底する。これこそ『凛とした大阪』『美しい国日本』の発見である。このことは大阪府でしか成し得ない。大阪が元気になれば日本中の地方が元気になる。その見本を大阪で作る」と宣言している。
その約束の実現に向けて3期目を目指す。
JANJAN
http://www.janjan.jp/election/0707/0706308132/1.php