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現在の民主主義は直接民主主義ではなく間接的民主主義である。
まあ、現実的に「全ての決議に対して直接的民意を問う」のは資金も必要だし、手間や暇も必要なので仕方がない。間接的民主主義はベストとは言えないまでもベターな選択として良い線であろう。
しかし、例えば町村議会選挙では規模は色々だろうが100票くらいで当選できる地域もあるだろう。簡単に言えば「親類縁者の票だけまとめれば、『町中の人から嫌われているような人格破綻者』であっても当選できる」のである。
つまり、縁故者のみに便宜を図り、他人に対しては「法ギリギリの不利益行為を行って憚らないような嫌われ者」であっても当選してしまうような間接民主主義の制度では「世のかな良くなる訳がない」のである。
この制度では、自分の当選できる票の人にだけ贔屓的便宜をするような知恵を使えば(当選に必要な人にだけ好かれれば)、残りの9割以上の人に嫌われてもあきらかな違法行為が発覚して公民権停止にでもならない限り「永久に議員でいられる」のである。
これっておかしいだろうと思う。
一部の人に人気があり、大多数の人に嫌われているのなら、全体の多数決においては「支持者少数」であろう。
つまり、多数決ならば「議員資格のないであろう者が議員に当選してくる」のである。
これを是正するなら「当選議員が議員に就任する前に、全議員の信任投票」を行うという行為が妥当であろうが、これも手間である。少なくとも「仮当選議員が決まってからの信任投票の2段階投票になるので2日間必要になり、費用も2倍になってしまう。」
しかし、ここを放置するのは「間接的民主主義制度の歪みの是正」の意味からは問題であろう。
一番良いのは、選挙の投票時に「当選させたい人への投票」と同時に「こいつにだけは政治を任せたくない人」のマイナス投票も行わせれば良いだろうと思う。
無論の事だが、マイナス投票は「任意」であり、特に誰にも問題が無ければ「白紙投票でかまわない」だろう。
しかし、それなりの頻度で「なんでこいつが議員やってるの?」と思われるような人材の議員がいるような気がする。
多分だが、その人達は「癒着構造下の中の固定票だけで当選できる」のだろう。
利益誘導の癒着構造を破壊し、親類縁者などの一族票だけでの当選などは無くして行くと云う方向が「良い社会作り」の意味では重要だろうと思う。
マイナス票を導入すれば「みんなから嫌われる常識知らず的人材」は議員になれなくなるだろう。