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日本語の言霊と想念そして祝詞について
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投稿者 十重戸董火(ぼけ仙人) 日時 2007 年 5 月 24 日 18:51:48: C8/0pZNBt0b06
 

大本教の教祖・出口王仁三郎師には、かつて、言霊を用いて台風のような気象状況を作り出したと、伝説的な話が残されていますが、私も超人的な力に憧れて言霊の勉強をしようとしたことがありました。
しかし、ある時、浄霊中( http://www.k2.dion.ne.jp/~well0369/newpage4.html#浄霊とは )に神様がお越しになり、「言霊は移ろいやすい。想念を磨け」と御教えくださいました。

日本の言葉には言霊(ことたま)が宿り、周囲に対して何らかの影響力を及ぼす、不思議なパワーがあると伝えられています。
万葉集では柿本人麻呂が 
「敷島の大和のくには  言霊のたすくる国ぞ  まさきくありこそ」
と詠み、山上憶良は
「神代より 言い伝て来らく そらみつ大和の国は 天皇(すめかみ)のいつくしき国      
言霊の幸はふ国と 語り継ぎ 言い継がひけり…」
と謳っています。

しかし、一方で万葉の時代に使われていた言葉の多くは、現代人には通じなくなっているなど、言葉そのもの、あるいは発音自体が時代時代で変化していくのも事実です。
ですから、言葉を大切にするのは基本としながらも、その言葉に心を乗せて発することに意識を強く持ち、自分の心を清め、その意を正し、言葉に想いを託す気持ちがもっとも重要だと、教えていただいたように感じています。
それ以来私は、祈りは、意乗るであり、強い祈りを神に捧げることに努めています。

とは言え、古くから伝承される清めの詞(ことば)には力があります。
日本各地、各神社で奏上され、一般的に良く使われる神道の祝詞に「天津祝詞(あまつのりと)」があります。各所で若干の違いはあるようですが、ほぼ同じ詞であり、本意はもちろん同一で「諸々の罪穢れをお払い、清めくださり幸せとなっていけるように導いてください」とする内容です。

同様な祝詞として「神言(かみごと)」と呼ばれる詞もあります。私は、神言の方がフォーマルだと思っており、かつて、静岡県の秋葉山本宮にご参拝した際、二人の神官が神言を奏上されているのを見て、その姿、神言の心地よい奏上リズムに感動した記憶があります。

こうした祝詞の起源は定かではないとされていますが、伝説的な詞として、「あわ歌」と「一二三(ひふみ)歌」が上げられます。あわ歌はイザナギ、イザナミの両ミコト様が天御柱巡りした際に歌われたとされており、また一二三歌は神道に古くから伝わる十種祓詞など鎮魂帰神法や鎮魂法に用いられており、いずれも日本有史以前からの伝承とも考えられる詞です。

私は主に現代的な善言讃詞と伝承詞天津祝詞を日常的に用いており、天津祝詞をやや格の高い扱いとして奏上し、また、神様にお越しいただく際にも用います。善言讃詞はほぼ万能的に活用し、とくにご先祖、仏界、竜神界の方々にはお喜びいただいていると感じており、広く一般的に清まる詞のように思います。

神言は、かつて怨みの想念の強い霊界人が憑依して困ったことがあり、その際神言を奏上して、お帰りいただいた経験があって、天津祝詞よりも強い詞なのでしょう。また12月31日、6月30日は年二回の大晦(つごもり)の日ですから、必ず神言を奏上し、この地球が、この世界が清まり、生きとし生けるものが平和で幸せに生育できるようお祈りしています。

一二三(ひふみ歌)は、招霊と清めの両面があるようで、以前、沖縄の慰霊碑前にたたずみ、海を見晴らしながら、一二三歌で招霊し、善言讃詞を奏上しましたが、その後2ヶ月ほど私は体が重く体調が最悪状態で、霊的に分かる方からは、不浄霊も含めおびただしい数の霊が体について、やり過ぎと云われました。人によっては命にかかわる場合もあるそうです。しかし、沖縄で無念に亡くなった方が少しでも癒され、身魂が向上すれば私の体調不良も喜ばしいことであり、そのために沖縄へ云ったわけですから本望です。

あわ歌については、最近下記のHPを見つけ
http://www.unity-design.jp/index.html
ここから「あわ歌」をダウンロードし、宗教的な集まりで多くの方で聞いていただきました。20人ほどいたでしょうか、それぞれに感想をお聞きしましたが、実はその前に、霊的な人は詞が聞こえた瞬間的にトランス状態となり、いつも怨みの方が付いている人は、耐えられないと言って部屋から飛び出て行きました。

相当に清めの強い詞であり、また歌っている方も相当に意が強く乗っているのでしょう。
素晴らしいと思いました。霊的に感応しやすい体質の人は天に吸い上げられる心地がすると言って、腕を天井まで伸ばす仕草をしていましたが、このHPのあわ歌は清める力が強い反面、霊を呼びやすく、その結果引き起こされる現象に対応できない場合もあるので、一人では聞かないほうが良いと思います。

以上の体験や文献などから考えあわせると、日本の言葉、とくに、いろは48文字(あわ歌の文字並び換えされたもの)の一音一音には人や霊に対して、何らかの作用する力
http://www.k2.dion.ne.jp/~well0369/newpage11.html の(6)参照
が隠されていると思えてなりません。日本語やいろはの発音などは大切にしたいものです。
そして、そこに心を込めて用いることが、日本人の大切な行為だと信じます。

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