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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu143.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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映画 「しゃべれどもしゃべれども」 人生の壁に突き当たり、
自信も将来の展望も見えて来ないひとたちの、再生のものがたり
2007年5月13日 日曜日
二つ目の落語家が主人公の映画「しゃべれどもしゃべれども」
◆映画『しゃべれども しゃべれども』公式サイト
http://www.shaberedomo.com/
◆国分太一主演の映画に佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」が 2006年6月17日 あやしいふるほんや日記
http://plaza.rakuten.co.jp/ayashi/diary/200606170000/
ちょっと真っ正直すぎて、生きるのが下手なひとたちのことを書いた、「しゃべれども しゃべれども」という、「97年度本の雑誌ベスト1」に輝いた佐藤多佳子さんの人気小説。
それを原作に映画化した作品・・・実は、撮影が終了したばかりで、まだ未公開。
さっき、プリンターのインクが無くなりそうなので、近くの電気屋さんに買い物に行った帰り道、カーラジオからTOKIOの国分太一君の会話が聞こえてきた。5月1日(月)クランクイン、来年公開予定の「しゃべれどもしゃべれども」(平山秀幸監督)で、映画に単独初主演したと言う。今夜のラジオでは、丸々1ヶ月ちょっとかかりきりだった撮影がやっと終わって、ほっと一息ついてる処だとか。
実は、ジャニーズ事務所のタレントなどには、およそ縁遠いはるるさんだけど(アタリマエ!)、しばらく前からこの国分太一という存在は好きだ。見た目、とゆーよりは普段着の言葉遣いとか立ち居振る舞い、と言った性格みたいなものが、なんとなくさわやかで好感が持てる。
その彼が、この映画では不器用な落語家の役を演じる。
なかなか芽が出ない若手落語家のもとへ「落語を習いたい」とおかしな三人がやってくる。「しゃべりを教えて」たって、振られ上手の口下手やら、アガリ性やら、元野球選手やら。すぐケンカになってしまうひと、とにかくむっつりしゃべらないひと、いざ、話そうとすると、言葉がつかえ、どもってしまうので、ますます口下手になってしまう悪循環のひと。
よりにもよって変わった人ばかり、思うとおりにいく筈がない。
さて・・・。
いろんな意味で、人生の壁に突き当たり、自信も将来の展望も見えて来ないひとたちの、おもしろくもかなしい再生のものがたり、と言うストーリーなんだけど、映画の方では伸び悩む若手落語家の恋と人生を中心に描いたものになりそう。
太一君は主人公の落語家「今昔亭三つ葉」役に挑むこととなり、役作りのために落語家の柳家三三(さんざ)さんに弟子入りして、みっちり修行をしたそうです。
これが、けっこうハードだったらしい。
古典落語の名作、あの「火炎太鼓」を、そっくり一席・・・・マスター、しなければなかったそうで。
ちょっとでも落語を判るひとなら理解できると思うけど、そのための努力は並大抵ではありませぬ。
▽監督は日本アカデミー賞最優秀監督賞受賞の平山秀幸、脚本は「学校の怪談」シリーズなどの奥寺佐渡子が手掛ける。共演は、香里奈、松重豊、八千草薫、伊東四朗。製作側は、観た人の記憶に残る、末永く愛される、愛しい映画づくりを目指すとしています。映画はクランクアップしていますが、アスミック・エース配給により07年全国公開予定。
この本、10年前に読んで、ラストシーンでは思わずうるうるしてしまった、感涙の長編小説。
あの頃はハードカバーの単行本しか出ていなくて、1500円くらいだったけど、もうとっくにロングセラーの文庫本になって500円台で発売されてる。
なんだか、さみしいなあ、とか。
世の中どす黒いことばかりで、いやんなっちゃうなあ、なんて。
むしゃくしゃしてるひとが、ほっと一息つけそうな、心がほわんと温かくなるおはなし、です。
◆「しゃべれどもしゃべれども」 佐藤多佳子著 (新潮文庫)
http://www.bk1.co.jp/product/23749/review/443779
◆桂三枝が“落語家・太一”に太鼓判 5月12日 デイリースポーツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070511-00000026-dal-ent
人気グループ・TOKIOの国分太一(32)が11日、大阪市北区の天満天神繁昌亭で行われた単独初主演映画「しゃべれども しゃべれども」(26日公開)の試写会で、舞台あいさつをした。落語を題材にした作品であることから、上方落語協会会長の桂三枝(63)も出席。「落語家の日常を見事に描いている」とプロとして絶賛した。
TOKIOと落語は、何かと縁が深い。2005年にドラマ「タイガー&ドラゴン」で長瀬智也(28)が、06年にドラマ「林家三平ものがたり」で山口達也(35)がそれぞれ落語家を演じ、日本テレビ・読売系「笑点」の特番に5人そろって出演したこともある。そして今作では国分が、昨年9月、61年ぶりに復活した上方落語の定席・繁昌亭での映画初上映を実現させ、落語界に新たな歴史を打ち立てた。
落語家・今昔亭三つ葉役の国分は、劇中で「饅頭こわい」「火焔太鼓」などの噺(はなし)を披露。だが、「役をやるまでは落語に興味がなかった。初めて見た落語は、長瀬くんがやってた落語でした」とぶっちゃけて、客席の笑いを誘った。
ゼロからの役作りのため、国分はクランクイン前の1カ月間、落語家・柳家三三(32)に“弟子入り”。「1日2、3時間けいこして、宿題もありました」と猛特訓を積んだ。これには、三枝も「プロよりけいこしてる。すごいけいこ量だと思う」と舌を巻いた。
既に映画を鑑賞した三枝は「何度か泣いてしまった。国分さんが15歳くらいのとき、初めて一緒に仕事させていただいたんですが、こんなにうまくしゃべれるようになるとは」と感慨深げ。「映画史に残るし、いろんな賞をいただけるでしょう」と“噺家・太一”に太鼓判を押した。褒めちぎられた国分は、「早めにタキシードを用意しときましょうか」とすっかりその気だった。
(私のコメント)
映画の「しゃべれどもしゃべれども」は今月の26日に公開されるそうですが、私は原作本もまだ読んではいない。ジャニーズ事務所のTOKIOの国分太一が主演をしている映画ということで、私には用がない映画のように見えましたが、公式ホームページの予告編を見ると、結構いけている映画のように思える。
最近ではテレビをつければバラエティー番組で、お笑いタレントと女性アイドルがテレビカメラの前で笑い転げているだけの番組が多くなりました。ジャニーズ事務所でも最近ではお笑いタレントを養成しているようで、SMAPなどはその第一号でしょう。歌手は常にヒットを飛ばしていないといけませんが、お笑いならキャラクターが向いていれば長く活躍できる。
TOKIOもその路線を目指しているよう出すが、クレージーキャッツやドリフターズが引退したり高齢化して、笑いのできるバンドということになるとTOKIOになるのだろうか? ドリフターズのカトちゃんケンちゃんも高齢化して、あとを継ぐコミックバンドが出てこなかった。
TOKIOはコミックバンドとは言えませんが、アイドルグループからお笑い路線に切り替えようとしているのだろう。アイドルだと年齢的にファン層が10代の女の子だからTOKIOもSMAPもすでに30代だから、好むと好まざるとに関わらずお笑いタレントとして歌の方はサブになっていくのだろう。
TOKIOの国分太一(32)といっても私には顔も思い浮かばない。芸能ニュースでaikoと分かれた彼氏の方ということで有名になった。はたしてアイドルタレントがどれだけの演技が出来ているのかわかりませんが、TOKIOと落語とは縁が深いようだ。
昔はテレビなどのお笑いタレントは若手の落語家が多かったのですが、やはり印象が地味目でテレビには向かなかったようだ。明石屋さんまや笑福亭鶴瓶は例外中の例外だろう。それよりかはアイドルに演芸を覚えさせた方が成功する確率は高い。
落語といえばほとんどの高校や大学にはクラブ活動として落語研究会がありますが、それはサッカー部がボール一つあれば出来るように、落語は座布団一つあれば出来るからだ。映画では国分太一は古典落語を演ずる二つ目の若手落語家で、そこで芸の壁にぶつかっているのですが、問題を抱えた素人に落語を教える事で何かを掴んで行く。
映画の試写会で見た人の話では国分太一の落語は本職より出来が良いそうですが、DVDが出たらレンタル屋で借りて見たいものだ。やはり落語家も芸人である以上は華がないとつまらない。このようにテレビや映画で笑いが好まれるのも時代的なものでしょうが、笑いは当たりはずれが少なくて小予算で出来るからだろう。
先日、電車の中で女子高生のグループが乗っていたのですが、その中の一人が柳原加奈子の物真似をしていて、今では歌よりもお笑いの方がアイドルとして主流になっているようだ。落語の小話やお笑いのギャグはユーチューブにもアップされていつでも見ることが出来るようなった。TOKIOの長瀬智也の落語と柳原加奈子の芸をご覧ください。
◆Nagase - 落語 (初天神) 動画9分39秒
http://www.youtube.com/watch?v=ylPm6xoEY48
◆柳原可奈子 総武線の女子高生 動画1分30秒
http://www.youtube.com/watch?v=kqJBG39ZNdA