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転載:http://exodus.exblog.jp/5539275/
その朝,私は「最終解決を探る段階に入ったBBC記者ジョンストン氏誘拐事件:大岡裁きの三角トレードは成立するか?」というエントリの英訳をようやく終えて,校正に入ったところだった.記事のタイムスタンプを見ると,6時38分になっている.大津留公彦さんからのTBが7時7分に入った.タイトルは「長崎市長銃撃事件を許さない」.TBに気付いたのは受信してからそれほど経っていなかったと思う.大分古い話だなとは思ったが手が空いたので開いてみた. 今朝は不愉快なニュースで目が覚めた。 とあった.まさか???目の前が真っ暗になったような,何とも言えぬ重苦しい気分に胸が塞がれて息も詰まる思いだ.長崎で?…市長が?…銃撃?悪夢としか思えない.私はこのところずっと海外の事件を追っていたので国内情勢にはほとんど目が届いていないが,選挙の真っ最中ということは分かった.有り得ない話である.実際公職選挙法には選挙の最中に候補者が殺されるような事態を想定した規定は存在しない.真っ先にナチスの国会放火事件が脳裏に浮かんだ.国会では衆議院での絶対多数に依拠して全体主義的性格の濃厚な立法が立て続けに強行採決されてゆく...しかし,まさか,まさか,ここまでやるとは...絶句! 私は書き上がった英文記事に赤字で3行追加して,TBを送り返した.タイムスタンプは7時57分になっている.取りあえず今日私がある海外ブログ(英国)の書き込みにコメントしたものを引用する.書き込みは同日に米国で起こった校内乱射事件に関するものだ. as to gun-control, mostly shooting is very rare in my country as guns are severely controlled by police. however a few days ago, the Nagasaki mayor was shot and dead by a member of most powerful criminal syndicate. our shock and grieving were great, specifically as it was during the election campaign that means direct defiance of representative democracy, as well Nagasaki is our holy place commemorating the disaster of the atomic bomb, that is, a place for aspiring lasting peace, further the immediate predecessor of the mayor was also shot by an extremist right-winger. 銃器規制について言えば,私の国では銃器は警察が厳しく取り締まっているので銃撃事件というのは滅多に起こりません.しかしながら,2,3日前に長崎市長が国内最大の犯罪シンジケートの構成員によって銃撃され,死亡しました.我々の衝撃と悲嘆は大きなものですが,特筆すべきは,それが選挙期間中であったこと,これは議会制民主主義に対する真っ向からの挑戦を意味します.また長崎は我々にとって原爆の災厄を記念すべき聖地,つまり恒久平和を希求する場所であるという意味もあり,さらにまた,市長の直近の前任者も同じ様に極右翼分子によって銃撃されたということがありますので. 事件の感想を記者団に問われた首相の発言は,昨年8月の加藤紘一氏実家放火事件のときの対応(2週間何のコメントもなく,お見舞いの電話さえしなかったという)を想い出すまでもなく容易に想像が付くところだが,それがまた想像通りであったところに薄ら寒いものを覚える.悪質なのは犯人から事前に情報を得ながら犯罪防止のための行動を取るどころか,それをネタに有頂天になって視聴率を稼ごうという浅ましいまでに劣化したテレビ局の姿である.これまでにも豊田事件,オウム事件などのたびにこのような体質を見せ付けてきたが,明らかにここにはメディアの犯罪性と呼ばれるべきものがあり,共同正犯と呼んでもなんら誇張ではないと思う. 犯人の所属する広域暴力団山口組系水心会は事件の翌日長崎警察署に解散届けを持参したが,県警捜査本部は組織温存を狙った「偽装解散」の可能性もあるとみて調べを進めている.西日本新聞によれば,事件当時、現場近くに水心会関係者の車両に似た車が止まっていたとの目撃証言もあり,同会トップの会長や,運転手役とみられる組員からも事情聴取を行い,組織的関与の有無を調べている.注目すべきは,取調べに対し犯人が『動機など核心的な部分については黙秘権を行使している』点である.犯人の城尾哲弥容疑者(59)は本名を白正哲という在日韓国人だったことが明らかになっているが,事件とどのように結びつくのか?※ さらに重要なポイントとして,NHKが「長崎伊藤一長市長撃たれて心肺停止」という「事前報道」を行っている点が挙げられる.NHKが事前情報を得ていた可能性は限りなく高い.つい先ごろBBCが世界貿易センター第7棟が倒壊する30分も前に「予告編」を実況放送していた事実が明らかになったが,これは911が自作自演であったことを示す決定的な物証である. 少なからぬブログで,この選挙(長崎市長選挙)は無効であり,一旦中止してやり直すべきだという意見を読んだ.正論だと思う.(私は地方には首長・議員選挙に関わる表沙汰にならない殺人事件が潜在しているような気がしている) 「幸い」と言ってよいかどうか迷うところもあるが,伊藤一長氏の娘婿である横尾誠氏(40)が急遽立候補することになった.西日本新聞の記者で識見もある方のようでもあるので,これはこれでよいのかなとも思うのだが... この事件とバージニア工科大学での銃乱射事件を結びつけて考える向きもある.同日に同じ韓国人が起こした事件だということからの推論だが,流石の私もそこまでとなるとためらいがある.しかし,必ずしも妄想であるとは思わない.実際,2002年10月の石井絋基殺害事件の同日に米国ミネソタ州ではポール・ウェルストン上院議員の乗った飛行機が墜落するという事件が発生しており,私はこの2つの事件には明らかに繋がりがあると考えている.バージニアの銃乱射事件はある種単純な事件のように思われるかも知れないが,事件当時の大学当局の動きなどにはやや不審な点もある.事件発生後学生の自宅に登校しないようにメールを打ったりしているのだが,実際には後から登校して被害にあった学生が続出しているのだ.メールを打つくらいの余裕があるのなら,もっと他に対処の方法があったのではないかと思われるのだが... その後TBを何箇所か打ったような気もする.PCがダウンした後OSを再インストールして電源は入れてあったが未整備なのでノートを使っていた.どうもCPUが遅すぎてはかどらない.PCのモニターを見ると前回記事に書いたようなブルースクリーンが出て潰れていた.もうダメだと思ったので,ともかく何も考えずに眠った.翌日もこの件に関するエントリを起こす気分にはなれなかったが,手が空いてからTBを返し始めた.やっているうちに結構乗ってきたので,徹底的に打つことにした.グラフ理論でいう縦型探索(Depth First Search)というやり方である. まず,TB先に行ってそこにTBを送る.このとき,そのページに送られているすべてのTBのリンク先を開いて,そこにも送る.このとき,並んでいるリンクを片付けてから下に下がるのを横型探索(Breadth First Search)という.縦型探索というときは,横並びのリンクには手を付けないで深さ方向にどんどん進んでゆく.私はありったけTBするというときには,もっぱらこの縦型探索でやることにしている.TBカウントがゼロのページに出くわすと,そのブログを閉じて一つ上に戻る.これをやっていると,開いているページがどんどん増えてくるがかまわず先に進む.終わったところから閉じてくるので,最後は一番最初に開いたブログで終わることになる. 対象となっているトピックス(テーマ)にもよるが,大体2,3時間で終わると思う.半日までかかることはおそらく希だ.100本から200本というところだろうか?実際には届かないところ,最初から打たないところもかなりあるので,実数は50~100本前後というところだ. 私がこの作業を始めて見たものを是非ともお伝えしたい.確かに私はこの目で見た.まさに目の前に現前する光景として...私の印象を一言で言えば「海」である.広大な千尋の深さをもつ大洋である.通常なら3段くらい下がると大概は孤立したご近所ブログみたいなところに出て終わりになるのだが,今回はまったく様相が違った.どこまで降りていっても果てしがないのである.中には40,50ものTBを集めているようなところもある.誰かこれを見た人はいるだろうか?私はこの広大な海を見て初めて安堵した.毛沢東なら人民の海と言ったかも知れない.別の人なら日本人の(深層にある)良識と言うかも知れない.ともかく,とてつもないエネルギーがおそらくは表層からは伺いしれないところで,深く深く沈潜し発熱していることを私は発見した. いや,実際には私はこの作業をかなり最初の段階で中断している.ともかくページをありったけ開いていたということもあると思うが,重過ぎてどうにもならなかっただけでなく,TBがほとんど通っていないことに途中で気付いたためである.PCはもっとパワーがあるのでそちらに移ろうとしてあちこちチューニングしたりなどの作業をしているうち,こちらの作業は結局中止してしまったから,実際には私のTBはそれほど撒かれてはいない.ただ言えることは,これは確認された事実であり,血脈の鼓動する活きた共同社会の厳粛なるリアリズムだということである. 末筆ながらここに改めて,志半ばに倒れた伊藤一長長崎市長のご冥福をお祈りする.
長崎市長が背後から2発の銃弾で銃撃され今朝亡くなった。
※城尾哲弥=白正哲に関しては論争があるようなので,ここでは結論を保留したい.ただし,地元の長崎テレビでは第一報で「自称暴力団幹部 城尾哲弥こと 白 正哲…」という紹介をしていたという報告もあるので,もう少し様子を見ることにしよう.この部分はその後の放送分ではカットされたという指摘がある.下記↓参照,非常におもしろい視点だと思う.このブログでは,"False rumor that a Korean Killed the Nagasaki Mayor" (朝鮮人が長崎市長を殺したという偽りのうわさ)というタイトルで議論しているが,最終的には“It’s too early to jump to a conclusion” のように結論を保留したままで終わっている. # sayuri said: Matt-san Basically he called the police and the police confirmed that he is Japanese. Where on earth the Japanese blogger that I linked earlier had “confirmed” the killers Korean “original name” is beyond me. It’s too early to jump to a conclusion. What is the truth? ― Very interesting to me. The assasination this time is quite similar to the assasination of Murai of Aum Shinri-kyo in 1995. Murai was assasinated by a zainichi Korean who was a yakuza (Japanese mafia member). At that time TBS staff “happened” to be at the best position to shoot the assasination from the begining to the end ― and TBS is known to be encroached by Chosen Soren. This time again, the staff of a local TBS-affiliate TV “happened” to be the best position to shoot bleeding Mayor ― they aired it! I must say that “a certain group” is threatening Japan. You’ll see. 【参照リンク】どうもこの事件は思ったほど単純なものではなさそうな気がしてきた.
Japanese police NEVER give any decisive information to ordinary people. On the phone ― never.
Posted on 19-Apr-07 at 10:36 am | Permalink
http://www.occidentalism.org/?p=602
伊藤長崎市長報道に思うこと… (晴天とら日和,2007-04-20)
伊藤長崎市長報道のテレ朝+報道に異議あり!(晴天とら日和,2007-04-19)
伊藤市長暗殺事件の奇妙な点 (ペガサス・ブログ版, 2007-04-19)
False rumor that a Korean Killed the Nagasaki Mayor (OCCIDENTALISM, 2007-04-18)
朝鮮人「日米同時銃撃事件」一考 (博士の独り言 闘魂編,2007-04-18)
哀悼・伊藤長崎市長 (晴天とら日和,2007-04-18)
長崎 伊藤市長撃たれる。犯人には断固抗議する! (晴天とら日和,2007-04-17)