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(回答先: Re: 弱小政党は(共産党など)はその立場でがんばってこそ民主主義。野党一党が勝てないのは作戦が悪い 投稿者 有島実篤 日時 2007 年 4 月 02 日 20:56:42)
有島さんへ
お気持ち、おっしゃっている事はよくわかります。おかしいとは思いません。
私も、今、昔のように都民だったら、もっと切実だろうと思います。
私は、今の都知選で 共闘できない責任を共産党のみに押し付ける発想がいただけないだけです。こんなことしていてもなかなか野党は与党に勝てないのでは と思います。
私は、共産党に対し、個人的に批判したり、変われよ、と呼びかけたりという事は自由で、どんどんすればいい と思います。しかし、共産党を始め政党に、市民のために という考えはもともと通用しないと思います。市民って誰ですか。みんな違う利害をもっているのではないでしょうか。
党は支持する人々の利益をなるべく政治に反映させるために頑張るのでしょう。抽象的市民のためではないと思います。だから、よく言われる、「共産党が前の支持より伸ばしたからって喜ぶな、結局自民が勝っただろう」という非難は的外れだと思います。支持を伸ばすのが目的で、組織が大事なのは当たり前です。ただ、ひどいと支持者が離れるから、離れないように、頑張るのでしょう。
多くの人々の支持を得、政権を獲得するにはどうしたらいいのか、獲得したい野党に期待するしかありません。民主党?彼ら(彼女ら と付け加える気がしないほど女性が少ない)、共産党と協力したら、本当に得票減るのかな? 共産党と話ができない、成り立たないのは、本当に都民が共産党が嫌いだからかな。私はそうは思えません。
もっと別の理由があるとしか思えません。大半の議員のもっている、またはだからこそ議員をやっている という大切な既得権みたいなものを共産党は否定してしまうからではないでしょうか。一時、田中康夫氏を共産党は支持しましたが、彼も本当に既得権がなく、彼は 既得権を守るために議員がどんなに抵抗したか つづっていますね。
もう、革命も綱領にない共産党に 昔ならいざ知らず、今の若い世代、30代、40代、50代にそれほど嫌悪感がありますか。
民主党に期待できないとしたら、共産党支持者の票も取れるような、政党が欲しいし、または、知事選だったら、立候補者が欲しいですね。私は田中康夫氏を支持していました。共産党と利害関係のない人で、共産党が支持するのは、議員と役人、大企業の鉄の三角形の既得権を守ろう としない人だな と思えるからです。
私は今の共産党は悪くない、とかいいたいのではなくて、政党政治とは本来こういうもの と言いたいのです。西洋では、こうなっているのではないですか。上にマオリ党の例を上げましたが。環境を守る党なども、すぐに大政党になれるとは思っていないでしょう。でも、野党の足をひっぱるなどの批判より、戦う野党は政策をすりあわせ、共闘を組むのが当たり前でしょう。
日本でそれができないのは、なぜでしょうか。
悲しいことに日本ではおそらく、政策の問題とともに、憲法よりも上に存在するみたいな アメリカの存在があるからではないでしょうか。それにともなって、思想問題、非現実的だ といわれる問題、まるで触ったら最後死ぬ、または人殺し といわれかねない憲法の問題、なぜか、国旗、国家、など、国の基本(真の意味での基本ではない)になる問題が大きな政治問題として横たわっているからではないでしょうか、多くの金持ち国では、こいういう問題、つまりより思想問題に近いものは問題にならないから、政策の擦れ合わせがしやすいのかもしれません。