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(回答先: 本気で世界を変えたい! 投稿者 あっくん 日時 2007 年 3 月 09 日 08:00:33)
たけ(tk)が「本気で世界を変えたい!」と思っていたのは16歳のころですから、あっくんに比べると奥手ですね。
たぶん、参考になりそうな古典がありますので紹介しておきます。
http://homepage3.nifty.com/take_tk/honyaku/daigaku1.html たけ(tk)訳『大学』コメントなし版
あっくん用にさらに翻訳してみます。
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本当の学問の目標とそれに至るための方法は次の3つである。
(1)「本気で世界を変えたい!」という自分の気持ち(明徳)を社会に明らかにして、実現するするのだという意欲をもつこと。
(2)そのために、
社会を構成している人々を深く理解し、
彼らが何を欲し、どのように考え、行動し、評価するのか、
自分が何をすれば彼らはどのように反応するかを深く理解すること、
現在の社会の仕組みがどうなっているのか、何故そうなっているのか、を深く理解すること。
(3)そして、自分自身を、常に、適切な判断をなしうる状態に維持すること、である。
さらに具体的に言うなら
(1)人々や社会やモノの現状と歴史と道理を深く理解すること。(格物)
(2)人々が知っている「知識」を知っておくこと。(致知)
(3)自分自身の心を自由にすること。(誠意)。臭い匂いを臭いと感じ、美しい色を美しいと感じる自由な感性を持つこと。(如悪悪臭、如好好色)
(4)バランスの取れた判断力を維持すること。そのために、感情や偏見にとらわれないように注意すること。(正心)
(5)自分自身を(1)から(4)の状態に保つこと。(修身)
(6)身内や仲間の中で公平でバランスの取れた判断力を発揮すること(斉家)
(7)政治家になって国を治めること(治国)
(8)全世界に広めること(平天下)
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というようなことが書いてあります。
もちろん、これが正しいとか、これだけで十分というわけではないでしょう。また、言うは易く、行うは難し、でもあります。
この本は、明治以降の官僚たちが換骨奪胎して滅私奉公の代名詞にした悪名高き「修身」というコトバの出典です。しかし、実際に読んでみればその正反対のことが書いてあることが分かるでしょう。
他にも「古典」と呼ばれる本をたくさん読んでおくことをお勧めします。おそらく、大昔から、多くの人々があっくんと同じように「本気で世界を変えたい!」とおもって試行錯誤していたことが分かるでしょう。解説本は駄目です。岩波文庫などの翻訳で読んでください。彼らの息づかいや文字の向こうにある苦悩を感じることが重要です。
それと、大学に行って(行かなくてもよいけど)、法律学、政治学、社会心理学あたりも勉強しておくとよいです。
10年計画のつもりでやってください。