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(回答先: イランに対する攻撃を阻止しよう! 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 2 月 24 日 23:05:02)
アメリカは北朝鮮のスターリン主義体制とは妥協・共存の方向に行く一方、イランの宗派主義者とは対立を深めている。
イランのアフネディネジャドは広くキリスト教徒やユダヤ教徒など異教徒でも反シオニストとは共闘を考えている。これは近代化したイラン国民の意識では、従来のイスラム宗派主義だけではまとめられなくなっているからではないかと思う。しかし、アメリカはイランとの対決姿勢を強め、イラクからの撤退を限りなく延ばす事で、イラン・イラクの宗派主義支配を強めさせている。イラン・イラク・シリア・レバノン・パレスチナ・クウェート・カタールなどの民衆の感覚には欧米と全く異なる感覚だけでなく、意外に欧米に近いものも持っているように思う。アメリカはイラン攻撃をほのめかす事で、「イスラム世界は全く理解できない」として別世界にさせてしまう気なのだろう。
イランの民意は欧米と同じで生活擁護であり保守派のイスラム宗派主義支配には疲れている面があるのに、アメリカが対決姿勢を取れば当然強硬派が力を増す。
湾岸戦争が始まってもう16年近くになる。日本はシベリアからも中国からもなかなか撤退できなかった。なんで日本は10年以上も中国から撤退できなかったのだろう。日本は何故もっと早く中国から引き上げる事が出来なかったのか?なんでアメリカはイラクから撤退できないのだろう。この辺りは深く考察してみたいですね。