検挙率は極端に低く，2004年で５％くらいしかありません．（2006年に100人規模のグループを摘発してますね．バックは暴力団だったようですが，捜査はそこまで及んでいません．）平成16年で認知件数2万5,667件 (うち未遂5,473件)，被害総額は約283億8,000万円に昇ります．銀行などには警告のビラとか置いてありますが，アリバイ作りのようにしか見えません．※検挙されているのはおそらくほとんどが「模倣犯」であり，「本家」はまったくアンタッチャブルなポジションを享受しながら次々と新手の犯行（相当頭のよい人間が加わっているようだ）を繰り広げているように推察される．暴力団の資金源が闇金融から振り込め詐欺に移っているというが,情報を与えているのはもっと上位の組織だろう．

もう一つの巨大犯罪に暴力的取立てによる自殺があります．年間自殺者３万人のうち判明しただけで3000件では消費者金融に生命保険金が支払われています．もちろん，借入金額よりはるかに大きい金額です．つまり，「９１１の犠牲者」とほぼ同数の保険金殺人事件が毎年発生してきたと言って過言ではありません．※平成１７年度に消費者金融大手５社だけで，借り手の自殺によって３６４９件の生命保険金の支払いを受けていたことが金融庁の調査で分かった．（産経新聞：いざ！，2006/9/6）
Posted by exod-US at 2007年02月19日 00:20

しかし，それよりもさらにはるかに巨大な犯罪があります．財政投融資・年金会計の焦げ付きです．これは郵政民営化などで隠蔽工作はほぼ完了しました（債務をすべて国債に付け替えるなどの手法でマネーロンダリング済み）今国会で社会保険庁の半民営化が通れば「完全犯罪」の完成です．この問題を調査していた国会議員が一人殺されています．※衆議院議員保坂展人氏がSENKIとのインタビューで語ったところによると，厚生省の説明では平成14年度末で年金積み立て金残高は147兆円あると言う．

年金積立金の過半が不良債権化し焦げ付きとなっていることは公然たる事実だが，40%とも60%とも言われるその全容は公表されていない．どのようにしてその辻褄を合わせるのか？それができればほとんどマジックと言ってもよいだろう．その魔法を公然と万人の注視する前で行ったのが，魔術師コイズミである．2000年に財政投融資が廃止されたときおそらく付け替えが行われたものと思われる．私はまだこの時期は政治にも経済にも興味を持っていなかったので，経緯の詳細は分からない．郵政民営化もこのマジックの一部である．これは不良債権隠しではなく，不良債権をチャラにして優良債権＝財政投融資資金特別会計国債（財投債）に書き換えるという意味で，究極のマネーロンダリングであり，集合的犯罪と呼ぶしかない．国債の償還は最終的に国民の税金から支払われる．つまり，自分たちで作った焦げ付き（大穴）を国民に付け回しするという仕掛けだ．

国民年金制度には大きく分けて３つの問題がある．(1)年金積立金の焦げ付き，(2)未納問題，(3)年金会計の破綻．(3)は年金システムの設計の問題だが，問題の一部は問題(1)と(2)に含まれる．(1)は社会上層部の腐敗であり，(2)は社会下層部の困窮である．国民年金制度に明確に現れるこの２つの病巣は現在のあらゆる社会的歪みの根本原因をなすものである．以下のように年金保険料納付率は近年に至って急速に悪化している．この数字を見る限り，国民年金制度はすでに完全に破綻している．

平成10年度 76.6%
平成11年度 74.5%
平成12年度 73.0%
平成13年度 70.9%
平成14年度 62.8%
平成15年度 63.4%
平成16年度 63.6%

これは，単に国民年金制度が破綻しているというよりも，国民経済全体が破綻していることの証である．社会保険庁一人が悪人の汚名を背負って解体されようとしているが，社会保険庁の職員を無実の罪で抹殺しようとしている者共こそ真の犯罪者である．社会保険庁の解体は国鉄分割民営化，郵政民営化に並ぶ巨大な殺戮の場となることだろう．それによって良心に従って行動しようとする善良な人間を圧殺し，内部告発の息の根を止めることによって自分たちの犯罪を永遠に隠蔽しようという悪辣なたくらみが，スケジュールされた社会保険庁の解体である．→晴天とら日和：２００７年０２月２１日

そう言えば９１１で飛行機もぶつかっていないのに倒壊した世界貿易センター第７棟ビルにはＦＢＩやＣＩＡのオフィスがありました．そこにあった膨大な書類は跡形もなく消えてしまいましたが，おそらく証拠隠滅ということに関してはギネスものでしょうね．→この映像（Loose Change 2 日本語版，８３分，無料）だけはすべての日本人に観てもらいたい．

しかし，恐るべきことにまだその上があります．第２次世界大戦中日本軍が戦地で略奪し隠匿した金塊（一説には９万トンと言われる）その他です．金額的にはおそらくこれを超えるものはないでしょう．犠牲者の数もまた．．．※ハリー・トルーマンは米国諜報機関が押収したこれらの非合法的に取得された資産をマネーロンダリングするため，陸軍長官ヘンリー・スチムソンをヘッドとするチームを使って４２ヶ国１７６の銀行口座に分散させた．この秘密資金は運用によって増殖を続け１９５０年には日本のGDPの10％に達したと言われている．その一部は自由民主党結党時の政治資金，また国内の左翼活動を弱体化させるための工作資金として支出された（M資金として知られる）．現政府首班の祖父はGHQによって抜擢されて巣鴨プリズンから児玉誉士夫，笹川良一とともに釈放された後，このダーティな資金の初代日本側経理責任者となった．これらの資金はナチス残党・ファシスト・日本極右マフィアを人的資源としながら国際的反共ネットワークを構築するために用いられ，フィリピン（マルコス），韓国（朴正熙，文鮮明），南ベトナム（ゴ・ジン・ジェム）を支援し，1967年には世界勝共連合（ＷＡＣＬ）を設立する基金となる．WACLは政治的な暗殺とあらゆる紛争地域での対ゲリラ勢力の形成に携わった．紛争地域にはオサマ・ビン・ラディンによって代表されるアフガニスタンも含まれる．(1), (2), (3), (4)
Posted by exod-US at 2007年02月19日 00:43

ハガキの件ですが，確かにリストに入ってますね．ここまで押さえていて検挙できないというのが何とも不可解です．住所は架空のものだとしても，電話が活きているのなら何か方法がありそうなものだと思うのですが．．．※makuri氏の家族に振り込め詐欺類似のハガキが来たことがあるという．makuri氏はすぐに見破ってことなきを得たそうだが，この業者は北海道道警HPの架空請求（葉書・封書によるもの）業者一覧にはっきりと明示されている．なんで警察がすでに犯罪と認定している業者がのうのうと活動を続けていられるのよ？こりゃダメだ．．．

＞右翼に殺害された石井紘基議員を指しているのですか？

そうです．石井議員に関しては何本か書いてます．お暇なときにどうぞ．
http://exodus.exblog.jp/929255/
http://exodus.exblog.jp/944649/
http://exodus.exblog.jp/3386587
http://exodus.exblog.jp/3520583

ところで，このエントリの「犯罪による収益の移転防止に関する法律案」（ゲートキーパー法）ですが，FATFという国際機関の勧告に基づいてやってるんですね．私のブログの「盗撮で懲役１０年」の中で，「ATMの送金上限が１０万円」になった話を書いてますが，実はこれもFATFに関係してることが分かりました．どうもFATFというところは相当性質（たち）が悪いところのようです．大津留公彦さんのところに書いたコメントをブログに転載しますので，チェックしてみてください．※→ゲートキーパー法案上程を指図しているのはFATFだが，ATM送金を１０万円以下に制限したのもFATFの指示

WTC第７棟と隠匿金塊の件はまだ後日．※上記↑で少し補足した．
Posted by exod-US at 2007年02月20日 18:42

対象38業種ですが，29.商品取引員って何でしょう？商品相場取引員なら分からないことはありませんが，「商品取引」と言ったら一般の商行為は全部含まれてしまいます．

証券取引などがマネーロンダリングのツールとして使われる可能性は考えられますが，問題は「公正な運用」ができるのか？という点です（結論はできっこないです）．９１１のとき事件の直前に航空会社・保険会社などの株の大量空売りが発生してますが，絶対に解明されることはありません．結局，権力者が邪魔者を地上から抹殺するための政治的道具としてしか使われないのは目に見えています．逆にもし，誰かが権力のからむ犯罪を見つけてそれを報告したとしても取り上げられるどころか，かえって身に危険が及ぶことになるでしょう．まして今の政権は「私が最高権力者だ」と公言してはばからない人ですからね…→晴天とら日和：２００７年０２月１９日