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(回答先: 神保哲生が「日本で学歴社会はなくなった」と言っているが、事実とは完全に異なる。 投稿者 kaname 日時 2007 年 2 月 05 日 20:13:48)
小沢の提言は何の役にも立たず、何の解決にもならない。
ホームレス排除もしかりである。何故ならホームレスを排除しても、また戻ってくるからだ。江戸時代に人返し令が公布された事があったが、食えない農村から江戸に来て、追い出されて農村に帰っても食えないから戻ってくる。今のホームレス強制排除と一緒で同じ事の繰り返しである。英国では乞食禁止令というのが公布され、乞食になった者は罰として刺青をされ、ガリー船に入れられたのだがこの法令で一部の乞食を移動させても、なくす事は出来なかった→当たり前だ。
窃盗犯逮捕もしかりである。また刑務所に戻ってくるからだ。悪い事をしないとホームレスのままである。だから就職に必要な技術も経験もない者は、無期懲役になるくらいうんと悪い事しないと衣食住が確保されないんだ。悪い事をすると、懲役では食事・寝床の他に刑務所の作業で仕事まで与えてくれるんだ。
小中学校では、否、高校・大学でも仕事で必要な事は何も教えてくれないのよ。もし、高校に進学できなければ、何処に就職できるのだろうか?
中学出るまでに職業訓練所とハローワークは見学しておきたい。また、就職に必要な能力養成と今の自分に足りない能力を書き出す事が必要だ。ある所の義務教育だけでは今の社会の求めるものには全く通用しない。進学できないから就職できない。悪循環である。
ニート・ホームレス対策というのは国家行政の責任で行なわねばならない。国策である。
ニート・ホームレスを全員勤労動員しろとか、芋栽培をさせろとか、トラップ家のようにホームレスの住居を自分達で作れとは言わない。全員同じ事をする必要はない。貧困家庭に自活する為の技術・知識を学び、経験を積む機会を与えねばならないのだ。
エリート家庭だけがエリート教育を受けられるような事は北朝鮮や中国、ハイチ、ネパールですらやるものだ。
ほんまの国力とは、最富裕層の収入ではなく、ニートやホームレスのような最貧困層の収入にある。一番上の収入が多くても、ニート・ホームレスが一定以上の国は国家としてもはや崩壊している。機能不全である。ホームレスが一定以上になれば、愛国心を語るのは全く無駄だと考えねばならない。
一体、口先でどれだけ勇ましい事を言って軍拡しても、首都ばかりが繁栄し、地方がどことも夕張市のような福祉の状態で、ニートやホームレスに何の対策も立てられないような政府をどうして他国が恐れるか?ニートやホームレスの人すらエリート予備軍とみなし、技術研修や語学・留学まで最高の教育が受けられるような環境にある国こそが恐れるべき強国なのだ。そこまでしている国は少ないだろうが、ほんまもんの国力って少数のエリートがどれだけ儲けているかじゃなくて、人材をどれだけ生かしきっているかだと思う。フランスは失敗したが、これから立ち直らねばならない所だ。
高度経済成長期と違って、今時、中卒だけで昔みたいに何の能力もないのに取り合えず丁稚や奉公人として雇ってくれる所は少ないのだ。その国の最も収入の低い者の収入が、世界の中で最も高い国がほんものの強国だろう。
フィンランドが学力でアメリカに勝った理由はここにあると思う。
スラム街もホームレスもニートもなくす為には国家として行動を起こさねばならない。