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まとはずれのおせっかいさん、heartさんへ、
直接的なレスにはなりませんが、私の立ち位置、基本となっている考えを示してみました。不十分ですが、ご了承ください。
日本人の奴隷化は、明治以降により顕著になったのではないでしょうか?
農村の貧困、女工哀史に象徴される労働者の搾取と云ったものは、明治以降に多く問題化し、それが現代にも繋がっていると考えます。
またこのような問題の奥には、現代の格差社会に繋がる身分の差別、カースト制度的な体質が、明治から作り出されてきたのだと思っております。官僚社会と云われる現在も、情報公開は未達成ですし、多くの秘密が存在し、その人々の天下りもさることながら、庶民の生活とはかなりの格差があり、また高級を得ているようです。
天皇陛下の出自に関する事から、皇族、財閥等が戦中に得た莫大な財産の存在、その使途も不明のままであるようです。そして、現在の政治家、企業家の閨閥の絡み合い。多くの情報が、国民には未だ明らかにされておりません。ただ、興味を持って調べる少数の人々に僅かな真実が明かされてはおりますが、、。その結果、人々の認識の差により、議論に多くの摩擦.軋轢が生まれるようです。
先日、戦中、あるいは戦後生まれの諸先輩方とお話しする機会を得ましたが、私の認識との大きな差異を強く感じました。
例えば、明治維新について。
江戸幕府について、薩長について、、
未だに色濃く維新を讃美する声の方が大きいようです。
そして、歴史上の人物に対する無防備な励賛。
開国と敗戦の御陰で今の私たちの文明があるとの認識なのだと思います。
言うなれば、封建主義からの解放、民主主義の獲得、そして資本主義励賛でしょうか。
私としましては、それに伴って失われてきたもの(心であり、人としての尊厳であったり)に対する憂いがあり、その代わりに生まれた価値観によって今の時代の悪弊が見えにくく存在しているという考えなのですが、、。
吉田松陰は被差別民の解放を唱えていたようですが、明治維新とはそのような色合いもあったのかもしれません。もしかしたら、虐げられたもの達が権力を奪取した、というような事なのかもしれません、、。現在は家制度の崩壊によって、多くの人々が自分たちのルーツを知らないようです。我々が過去の真実を知る機会はとても少なくなっております。
もし、過去の事を不問に付すのだとすれば、現在の格差社会の世襲化こそ真っ先に改めなければならないでしょう。ごく少ない人々によって握られている情報の開示と蓄えた財産の還流がなければより良き未来は得られないのではないでしょうか?
広瀬隆氏の多くの著書にも複雑に絡み合った閨閥によって権力が握られている様が描かれております。
私の知るところでは、この日本は決して単一民族ではなく多くの渡来人達によって征服されてきた歴史があったようです。
さて、価値観という問題は、多くの落とし穴が存在していると思います。
何が真実かは、その度に検証する手間を惜しんではならないし、虚偽の情報によって利用され躍らされると云う危険性も加味しなければならないと思っております。
運動の裏には組織が存在するものですが、表面的な是非だけで物事を判断するのは尚早だと思われます。組織という船に知らぬうちに乗せられ、どこか遠い場所に来るまで気がつかないという事もあるからです。
私は、更なる追求をし、真実に近づきたいと思っております。
日本とは、人間とは、生命とは、、。
浅はかな認識があるかとは思いますので、ご批判頂ければ幸いです。
失礼いたしました。