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(回答先: 考察者K君の論理は”有権者の論理(パルタさん)”ではない。操り、誘導する立場の論理である。 投稿者 Kotetu 日時 2007 年 1 月 27 日 20:58:13)
>毎度のことだが、パルタさんのステレオタイプな思考は、考察者K『ト』君とコインの裏表だと思いますね。
> 一口に有権者と言っても、多様な人々がいる。その中で考察者K『ト』君のような連中もいるだろうが、パルタさんが嫌う”カゲキ(ドウイウイミ?σ(^^)?)”な人もいるだろう。
それは有権者のごく一部でしかありません。大半の人は「政治家は右過ぎても左過ぎても任期が長すぎてもいけない」というバランス感覚を持っているように思います。
過激派というのは新左翼の大部分です。特に過激派ではないが共産党と、中核派、革マル派は自分が拠点とする学生運動と労働運動で永久与党の立場に立っています。内部には反対派はありませんし、認めません。しかもそれぞれがJR総連、宮崎との結託、国旗国歌法案採択等で大きな過ちの過去を持っています。過激派は単に独裁的だから危険なのではなく、今後も労働運動を分裂させたり、弾圧に回ったりする可能性があると思います。
中核派は現に成田で内ゲバに反対する党派にまで瀕死の重傷を負わせました。反スタを掲げていても今後も中国共産党を指導したコミンテルンのような動きをしないという補償はありません。十分に警戒すべきでしょう。左からのスト破り部隊のような働きをした党派を容易に信用は出来ないのです。
> 考察者K『ト』君のような思想が有権者の大部分でない限り使うような言い回しではないですね。一口に括る=十把ひとからげというところが考察者K『ト』君とそっくり。
> かつての治安維持法の時代でも、多くの国民が唯々諾々と従ったわけではないし、軍部勢力の論理展開を納得していたわけではない。
> かつての関東大震災の時の朝鮮人虐殺でも、みんなが虐殺に手を出したわけではない。朝鮮人を匿った人もいるのです。
>新左翼の活動家だけが階級意識を持って、一般庶民の意識が
>天皇陛下万歳で階級的に無自覚なままゲリラ・クーデター的
>な暴動や暴力・脅迫で持って社会を変革するのは全く不可能です。
http://www.asyura2.com/07/idletalk22/msg/161.html
> なんで、かよう↑な二区分しかできないのかなぁ。
>新左翼の活動家が(幼い)階級意識ヲ持っていたのは事実だろうが、そこに「だけが」とつけると、「それ以外の人は持たない」となりますな。
>では考察者K『ト』君やパルタさんは新左翼なのかいな?(苦笑)
考察者K氏はダラ幹の論理に立つ人です。日和見主義者であって、新左翼ではありません。
>ベネズエラやエクアドルの一般庶民は階級的に自覚してたのかな?
日本の庶民よりははるかに自覚していると思います。彼らの政治意識には階級的なものはあると思います。
>かつての軍部独裁に反抗した韓国の学生運動は、階級意識がなく”ゲリラ・クーデター的な暴動や暴力・脅迫”にも通じる行動だが、それは韓国社会を変革しなかったのかな。
いいえ、違うと思います。韓国の学生運動は左派の運動であり、階級意識とは無縁ではありません。
> 考察者K『ト』君の展開する論理は、有権者一般のものではなく、有権者を誘導し、操作する側の論理に過ぎません。
> くれぐれも、考察者『ト』君のような大衆を馬鹿にした<操作する論理>に陥りたくないものです。
考察者K氏は自覚的には大衆とは切り離された存在だと考えているようです。ところが、実際は彼こそが没階級的に秩序や規律、集団論理を捉える事が可能な有権者の意識を体現しているのです。もちろん、彼は「憑き物につかれている」と言う言い回しで大衆を馬鹿にしたような言い方をします。ところが彼こそが公務員や秩序、職務命令の性質を没階級的に語る事が出来る論理に憑かれているのです。
なるほど、一般の有権者の方が言い回しはK氏よりはるかにストレートであり、自分の気持ちを正直真っ直ぐに言うでしょう。それでも公務員削減の真の意味をどれだけの人が掴んでいるのか?ここを問わねばならないのです。いかに大衆を低く見ていると言われても、現実に多くの有権者は政治に不満を持ちつつも、反動の論理に絡め取られているが故に闘争する事が出来ないのです。有権者の不満が政権交代と労働運動・平和運動の爆発いう結果として現れないのはそこなのだと考えています。仕事で疲れているからと言う理由もあるでしょうが、日本の有権者が本当に階級に目覚めた時にはパチンコ屋や野球場はもっと閑散とするでしょう。
もちろん、小泉政権の時にそう見えましたが、今度選挙した時にはそうであるとは限らないとも思います。皮肉にも小泉政権の政策のせいで、小泉政権の頃より不満は高まっているようです。各地で与党が苦戦を強いられています。公務員削減の意味はまだ掴み取られていないように見えますが、それでも不満は高まっているようです。
マスコミは有権者を誘導するために公務員VS庶民という構図を作り出しますが、行政サービスをどれだけ削っても税金が安くなるだけで困らないのは財界の金持ちである。にも関わらず、マスコミは公務員削減があたかも庶民のためになるかのような報道をする。公務員というのはどの部門なのか?それすら明らかにせず、官か民かの偽りの対立構図を作り出し、住民に必要なサービスまで減税の為に削る事を画策しているのが財界ではないのか?まさにそのために一部の公務員の特権を「庶民の為に」あぶりだしているのがマスコミではないだろうか?ところが、そのような財界の意図は読めないし、庶民は財界は敵だとは思っていない。公務員と政治家が敵だと思っている。実際は官でも民でも際限なく合理化を進めたがっているのは財界なのだが、そこまでは一般の有権者の多くは読めないように見える。ここに労働運動の敗北の原因があると考えます。
一般の有権者は未だに抽象的に「庶民の立場に立つ」「無駄をなくす」という言葉で候補者を選び、その候補が労働者階級の立場に立っているのか、資本の代理人なのかを問わないと思います。だからこそ、とんでもない政策がまかり通る事もあり得るのだと思います。