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戦時中、ベルギーの7歳のユダヤ人少女がドイツ占領軍に逮捕された両親をたずねて徒歩でドイツへ向かい、森の中で狼の群れに保護されて餌を分けてもらいながら旅をしてパルチザンに加わり、ワルシャワ・ゲットーに潜入し、ドイツ兵をポケットナイフで刺し殺し、ウクライナからルーマニアを経てバルカン半島を縦断し、イタリアからフランスを通ってベルギーに帰る、という押川春浪ばりの冒険活劇「ホロコースト生存者回想録」が、かねがね「嘘臭い」と評判になっていましたが、やはり嘘だったようです。
デヴィッド・アーヴィングのサイトのトップページに次のような見出しでベルギー紙『Le Soir』の記事へのリンクが出ていました。
Wolf girl, widely publicized, exposed as another ASSHOL* reports Robert Faurisson. See Belgium's Le Soir - she is not Jewish; her parents were arrested as resistants and she spent the war with her uncle as a schoolchild in Schaerbeek, a district of Brussels
英語のブログ記事もありました。
http://bestsellerthebook.blogspot.com/2008/02/two-documents-from-trial.html
カトリックの洗礼記録と、ウクライナで決死の敵中横断(笑)中だったはずの1943年のベルギーの小学校在籍記録が見つかったということです。
この記録を暴露したのは、著者に巨額の損害賠償訴訟を起こされて負けた米国の版元Mount Ivy出版社だそうです。米国では小出版社相応の5千部ぐらいしか捌けなかったのですが、イタリアとフランスで3万部を越えるヒットを出して映画化の話まで来たということで、著者が出版社を相手に、海外の印税をごまかしたとか営業を怠ったせいで部数が出なかったとか言って訴訟を起こしていたようです。
デヴィッド・アーヴィングのサイトに転載された2001年『ボストン・グローブ』紙の記事
Real History and yet another ASSHOL member
http://www.fpp.co.uk/Auschwitz/stories/Defonseca1.html
日本語版も出ていたようです。
《アマゾンの書籍紹介》
http://www.amazon.co.jp/dp/4152081260/asyuracom-22
少女ミーシャの旅―ホロコーストを逃れて3000マイル (単行本)
ミーシャ デフォンスカ (著), Misha Defonseca (原著), 亀井 よし子 (翻訳)商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1941年、当時7歳だった少女ミーシャの両親は、暮らしていたブリュッセル近郊の隠れ家からナチスに連行された。一人残されたミーシャは、ベルギー人の一家に養女として引き取られる。しかし、里親となった家族の冷たい仕打ちに耐えかね、彼女はそこを逃げ出して、両親を探すためドイツに行こうと決心する。それが、4年の歳月と3000マイルにおよぶミーシャの一人旅のはじまりとなった。しかし、ドイツにたどりついても、どうやったら両親を見つけられるか、見当もつかない。飢えをしのぐため民家に忍び込んでは食料を盗みだし、ドイツ兵の残虐な行為に目をおおう。そして、戦禍を避けるうち、いつしか国境を越えて、遠くポーランド、ウクライナに足を踏み入れることになる。商品の詳細
* 単行本: 282ページ
* 出版社: 早川書房 (1997/11)
* ISBN-10: 4152081260
* ISBN-13: 978-4152081261
* 発売日: 1997/11