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はじめにお断りしときますが、私は、学問、科学技術の進歩は、異端から生まれ、多数派は、常に少数派から形成されることを否定するものではありません。
日本人で、ホローコウストに直接関係のあったヒトは皆無だろう。
ポーランドの首相が、 EUの会議で、「ドイツの侵略がなければポーランドの人口は、倍になっているはずだ」と、公言したことは記憶に新しいとおもいます。ドイツ、オーストリア、フランスでは、親が、ナチスに殺させた、というヒトはまだ多数います(いるはずです)。今、年金生活者の世代です。
かれらにとって、安直な、ホローコウスト否定論、歴史見直し論を見聞するたびに、断腸の思いがするのではないでしょうか?
まだ傷口が、癒えていないのです。
広島、長崎の人たちの、ある大臣の発言に関する思いを想像してみればわかるとおりです。
だからというわけでもないでしょけど、ヨーロッパ各国、ホローコウストを否定すること、矮小化することにかなり厳しい罰則がもうけられています。
この投稿欄では、地球の裏側の出来事を、グーグルにも引っかからない日本語のためか、語学に不得手な読者のせいか、「自由な」投稿が、跋扈しているようにみうけられます。
・背景を捨象した記事、文章、元ネタにあっていない紹介記事、引用サイトの信用度, 荒っぽすぎる翻訳、タイトルと内容不一致。
私は、書き手のそれらを考慮する「めんどくささ」、そして考慮しない際に引っかかる「落とし穴」も知っているつもりです。
私は、とくに語学の不得手の読者が、これらの記事から、これらがあたかも、歴史の通説であるかのような印象をもってしまうこと、
そして、これらの投稿がいままで、読者の「いびつな」意見形成に手を貸してきたことを憂慮します。
私の持論ですが、ホローコウスト関連の記事を、英語だけに求めるのは、誤解の元だと思っています。英人記者にとっても、それらは、たいていは外信ネタであり、ましてや日本語になれば、二つのインターフェイスがある。
事情のわからないヒトは、まず現代西洋史を一通り「おさらいして」から、ここの多数派の意見を読んでほしい。
さもないと、ホローコウストについて一方的な意見が形成される可能性が高い。
通説があり、異説があるのです、そして異説は常に甘味で魅惑します。
言論は、自由でなければならないのはいうまでもありません。しかし、他テーマについても同様、このテーマついて書くときは、何百万だろうが、何十万人だろうが、多くの無辜の人が死んだ。それが、まだ「生々しいの」です。それを考慮した筆法をとってしかるべきだとおもいます。
(私の誤解かもしれませんが)謎解きを楽しむような、鬼の首を取ったような、傷口にからしを塗りこむような、言論は控えたい。
繰り返しますが、まだ傷口が癒えていないのです。
まとおせ