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ワルトハイム元総長死去 ナチス時代の過去問われる【東京新聞】
2007年6月14日 22時28分
【ウィーン１４日共同】オーストリア通信によると、国連事務総長を務めたクルト・ワルトハイム元オーストリア大統領が１４日、心臓疾患のため死去した。８８歳だった。
１９８６−９２年にオーストリア大統領。８６年の大統領選前、第２次大戦下のバルカン半島でナチス・ドイツ軍将校としてユダヤ人の強制移送などに加担した疑惑が表面化。本人は軍歴以外は否定したが、８７年に米国が入国禁止に。問題はその後も尾を引き、再選出馬を断念した。
１８年１２月、ウィーン近郊に生まれ、第２次大戦にナチス・ドイツから徴兵された。戦後、外務省に入り、カナダ大使や国連大使を歴任した。
その後政界入りし、６８−７０年にクラウス内閣の外相。７１年の大統領選で落選後、７２−８１年に国連事務総長を２期務めた。イラン・イラク戦争や中越戦争の解決に取り組んだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007061401000923.html
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