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□アルメニア人虐殺否定で有罪判決 スイス裁判所がトルコ人政治家に [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3067540/
アルメニア人虐殺否定で有罪判決 スイス裁判所がトルコ人政治家に
【アルジャジーラ特約9日】スイスの裁判所は9日、1915年に起きたオスマントルコ帝国下の「アルメニア人大虐殺」を否定した罪により、トルコ人政治家に対し、執行猶予付きの禁固90日、罰金3000スイスフラン(約29万円)の有罪判決を言い渡した。
有罪となったのは、トルコ労働者党のドグ・ペリンジェク党首(65)。
判決によると、ペリンジェク党首は2005年7月、スイスのローザンヌで演説した際、「アルメニア人大虐殺」を「国際的なうそ」として全面否定し、この発言が「いかなる虐殺事件も否定、矮小化、正当化してはならない」としたスイスの法律(1995年制定)に違反した。
同法律によって有罪判決を受けたのはペリンジェク党首が初めて。
ペリンジェク党首は公判を通し、重さ90キロにも上る歴史記録書類を提出、その中で、「アルメニア人への虐殺はなかった」と主張した。
アルメニア人側は同虐殺ではアルメニア人150万人が虐殺されたと主張、これに対し、トリル側は死者が出たのは民族紛争、疫病、飢餓のためで、トルコ人にも使者が出たと反論している。
今回の判決について、トルコ労働者党のベドリ副党首はアルジャジーラの取材に対し、「今回の判決は人種差別的、帝国主義的判決。同判決はトルコとその歴史に泥を塗るものだ」と激しく反発した。
これに対しスイスのアルメニア人組織は今回の判決を歓迎している。その代表の1人は「裁判所がアルメニア人大虐殺を公式に認めたのはこれが初めてで、救われた思いだ」と述べた。
スイスでは首都ベルンの裁判所が2001年、同様の罪で起訴されたトルコ人12人に対し無罪判決を出した経緯がある。
その2年後、スイス議会はトルコ政府の猛反発にもかかわらず、第一次世界大戦中に起きたアルメニア人殺害を「大虐殺(ジェノサイド)」と認めることを決めた。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年03月10日02時33分