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情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
ネット規制はもう目前〜インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会
インターネットとメディア / 2008-02-27 01:05:27
情報通信法構想によるインターネットコンテンツへの総務省直轄規制に先んじて、総務省は青少年育成保護を盾に、名誉毀損などの権力にとって不都合な表現に対する実質的な事前差し止めを推し進めようとしている。「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」(座長堀部政男一橋大学名誉教授)がそれで、明日27日に開催される第4回検討会で、ついに、「インターネット上のコンテンツの評価システム」について検討されるようだ(※1)。
この評価システムは相当くせ者っぽい。というのも、上の図を見てほしい。上の図は、同研究会において、総務省が「インターネット上の違法・有害情報に関する
総務省の取組について」と題して作成し、配布した資料だ( ※2)。
この資料を見ると、研究会の目的は、赤線を引いたところに書いてあるように、「児童ポルノ」「麻薬販売」「アダルト画像」「暴力的画像」「爆発物の製造・使用」「自殺等を誘発する情報」などに対するプロバイダなどの自主的対策を支援することにあるはずだ。
それなのに、赤線の矢印をたどると分かるように、具体的な対策として重点を置かれているのは、上記の有害な情報のみならず、「名誉毀損」「個人情報」に関するものだ。
ご丁寧に、「研究会では、これらの管理者による送信防止措置を促進する方法を検討」と書いてある…。
要は、官製の自主規制をさせて権力監視を防止しようと言うことだ。名目は、児童などの健全育成、しかし、実体は権力批判防止…。本当にせこい…。
第4回で検討される「インターネット上のコンテンツの評価システム」とは、まさに、何をもって名誉毀損になるか、何をもって(保護すべき)個人情報にあたるかを評価するシステムを設けようとする構想にほかならないと思われる。
すなわち、「はい、あなたのブログの記事はここが違いますから、マイナス5点ですよ。マイナス3点よりも低いブログへのアクセスは今後パソコンに事前に設置されるフィルタリングソフトによって防止されますよ〜」てなもんだ。
この研究会は、今後、
第5回(平成20 年3月下旬〜4月上旬)テーマ:中間報告骨子・その他の論点(調査結果等)
を経て、
第6回(平成20 年4月中めど)で早くも、中間報告取りまとめされることになっている。
表現の自由を規制するにあたって、なんたる拙速ぶりか!
第5回、第6回に出席できる人はどんどん出席し、メンバーが表現の自由を軽視するような発言をしたら、きちんと追求してほしい。
そして、中間とりまとめに対しては、言うべきことを言っておかないと、青少年保護を名目にネット上の言論の自由が封殺されかねない。そういう意味では例えは悪いが、人権擁護法案よりもネット上の言論にとっては危険な研究会だと思われる。
要注意だ!!
※1:
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/internet_illegal/080227_1.html
※2:
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/internet_illegal/pdf/071126_2_si3.pdf
[以下略]
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