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「東京新聞」2/13紙面より
NHKが12日発表した新体制の人事は、元トヨタ自動車専務の金田新理事への抜てきとともに、原田豊彦専務理事(放送総局長)ら3理事の事実上の更迭を意味する。インサイダー取引疑惑で引責辞任した橋本元一前会長のカラーを一掃し、民間出身者による経営体制を確立する狙いがあるといえそうだ。(小田克也)
福地茂雄会長は同日の会見で、今回の人事について、「人心一新」と説明した。金田氏はトヨタ自動車から鳴り物入りでNHK理事に就任したものの、橋本前会長には冷遇させていた。橋本前会長の示した次期経営計画案について、真っ向から批判し反対したのは、当時の理事の中で金田氏ただ一人。「”橋本政権”の弱体化に一役買った」(NHK職員)とまで言われた金田氏の昇格は、論功行賞の意味合いもあるのでは―と見るむきもある。
福地会長はアサヒビール出身。古森重隆・NHK経営委員長は富士フイルムホールディングス社長。さらにトヨタ出身の金田氏が専務理事として経営企画統括を担当することになり、新体制のNHKは民間出身者が経営の中枢を占めることになる。民間ベースで経営改革が進むのは確実とみられ、「国会や総務省との関係も変わってくるのでは」(放送関係者)との見方も出ている。
一方、原田豊彦専務理事らを更迭したのは橋本色の一掃が狙いだ。とくにインサイダー取引疑惑が局に与えた打撃は大きく、現場のトップである放送総局長の責任を明確化することで、今回の不祥事に、区切りをつけたいとの意向もあるようだ。
ただ原田氏は受信料収入が落ち込む中、番組編成の見直しに着手。大河ドラマや朝の連続ドラマなど看板番組を中心に高視聴率を獲得した。局への貢献度は大きく、局内からは「原田さんたちにだけ責任を押しつけるのはいかがなものか」(NHK関係者)といった声も漏れている。
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