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2008.2.3(その1)
森田実の言わねばならぬ【76】
平和・自立・調和の日本をつくるために[74]
最近の東京における岩国市長選(2月10日)をめぐる報道=1月20日付朝日新聞朝刊の報道について――東京でも岩国市長選が注目されはじめた〈1〉
「もし新聞がなかったら、フランス革命は起こらなかっただろう」(ユゴー)
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2、3週間前、「東京では岩国への米艦載機移駐問題と市長選挙をめぐる動きがほとんど報道されない」と書いたが、最近少しだけだが、報道されるようになった。当然のこととはいえ、この報道界の流れを前向きに評価したい。
2008年1月20日付朝日新聞朝刊の「時々刻々」は「出直し岩国市長選をなり大きく報じた。見出しは[米軍再編基地の街二分][艦載機移転の是非対決][防衛省「変更100%ない」]。この記事の前文は次のとおりである。
《在日米軍再編に伴う米軍岩国基地への空母艦載機移転問題が争点となる山口県岩国市の出直し市長選が、2月3日告示、10日投開票される。移転受け入れに「反対」し、市長をいったん辞職して立候補表明した井原勝介・前市長(57)と、「容認」派市議らが擁立した自民党の福田良彦衆院議員(37)=山口2区=の一騎打ちの様相だ。防衛省は市長選の結果にかかわらず、移転計画を進める構えだが、沖縄の基地問題で話し合い路線を模索する首相官邸サイドからは、地元との対立が激化しかねないことへの懸念も出ている。(川村剛志、斎藤靖史、山田明宏)》
朝日新聞の記事の書き出しは、1月19日(土)に岩国市で開かれた井原前市長支援の集会(私も参加した)での井原氏の発言である。引用する。
《「米軍機が2倍になり、騒音、事故、犯罪などの不安はいくら説明を聞いても払拭できない」 19日午後、井原氏は約1700人が詰めかけた集会で訴えた。「国は米国との関係を重視し一方的に進めようとしている」。井原氏が移転に反対していることを理由に国が新市庁舎の補助金35億円を凍結したことを「信じられないほど強引なやり方」と批判した。》
「争点」について次のように書いている。
《争点は明白だ。市民の「安心」を優先し、米軍機移転を拒否するのか。国の財政支援を引き出すため受け入れるのか。》
あくまで市民の安心・安全と岩国市のよりよい(より悪くない)未来を選択する(井原前市長支持派)か、それとも国の財政援助を受けるために米艦載機移転を受け入れる(自民党前衆議院議員福田良彦候補陣営)か、の選択なのである。
岩国市民が、国からの補助金ほしさのために、平和な未来を犠牲にする選択をしないことを私は祈りつづけている。この祈りは通ずるだろうか。いま私は岩国市にいる。居ても立ってもいられない気持ちで岩国市にやってきた。(つづく)
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