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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(143)
2008.1.26 13:51
今週もまた『週刊新潮』(1月31日号)のひとり勝ちだ。他の週刊誌はいったい何をしているのか。
『新潮』は右柱(広告や中吊りで右に置くその週いちばんの売りもの)が「『民主党分裂』を誘発するガソリン国会『39人造反リスト』」。左柱(その週2番目の売りもの)が麻原彰晃四女の独占手記「私は『オウムの娘』に生まれたことを恨む」。
これは強い。他にも「『公務過多』美智子皇后ご静養で囁(ささや)かれる『ご心痛と雅子妃』」、野口悠紀雄早稲田大学大学院教授の「日本経済の『円安バブル』は崩壊した!」、ワイド特集「隠蔽(いんぺい)捜査」が8本。これで320円は安い!
で、「民主党分裂」。「ガソリン値下げ隊」まで発足させ、「ガソリン解散」に追い込もうという民主党だが、実は〈暫定税率廃止や、道路特定財源を一般財源に変えるという政策に大反対の勢力が現存し、不気味な胎動を始めている〉という。
中心人物は大江康弘参議院議員。〈大江議員らは、この2ヵ月、衆参の民主党議員の事務所を廻(まわ)り、39人の反対署名を集めたのだ〉〈内訳は、衆議院で14名、参議院で25名〉。
主だった議員は渡部恒三、古賀一成、田名部匡省、山下八洲夫……。
もっとも、『新潮』が改めて取材すると渡部恒三最高顧問は、
〈「道路特定財源の一般財源化に反対しただけです。ただね、党の決定には従いますよ。党を割るようなことはしません」〉と煮え切らない。
しかし、リストに載った別の議員は「新党結成まである」と息巻いて、〈参議院では、現時点で少なくとも10名が造反すると票読みが出来ています。(中略)自民党側が(中略)腹を括(くく)って選挙区調整までやってくれるかどうかに、分裂するか成否がかかってくるはずです〉
最近の小沢代表の言動が不審なのもこんなところに原因があるのか。
他誌は取り上げるべきものナシ。
(『WiLL』編集長)
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