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http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20080117k0000m070172000c.html
発信箱:小沢さん本当に大丈夫か=与良正男(論説室)
民主党の今後の課題について「何より小沢一郎代表が首相を目指しているかどうかが定かでない」と本欄で書いたのは昨夏の参院選で同党が圧勝した直後だった。
もちろん、民主党は16日の党大会でも「小沢政権」を目指す方針を確認している。でも、新テロ対策特別措置法が再可決された11日の衆院本会議で小沢氏が採決前に退席し大阪府知事選の応援に出かけた一件を見ていると、再び懐疑的になってしまう。
歴史的採決より選挙。党内には前日から小沢氏の退席を心配する声があったという。ならば大阪に出かける時間を少し遅らせておけば済んだ話。小沢氏はマスコミに批判される筋合いはないと言いたいようだが、あの日、国民に向けたメッセージをきちんと発するのが次に首相になるかもしれない人の責務だと私は思う。インド洋での給油再開に疑問を持つ人も増えているのだ。そんな人たちを「一体、この国会は何だったのか」としらけさせた罪も大きい。
「将来の大連立をにらんで意識的に採決を回避してフリーハンドを確保した」と深読みする向きもある。だが、仮にそうなら「党首の造反」はもっと深刻だ。
小沢氏は通常国会も代表質問に登壇しないそうだ。政権交代への執念は十分伝わるが、やはり、首相になるより裏方で動く方が向いていると考えているのではないか。
自民党には総理と党総裁を別の人にする「総・総」分離が語られた時がある。総理候補と代表を分ける「総・代」分離を議論することさえ「あり」だと思うが、余計なお世話だろうか。
毎日新聞 2008年1月17日 0時08分
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