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姫井議員、総スカン!地元国政報告会ガラガラ
サンタ帽をかぶった姫井氏はラップに合わせてご機嫌だった 「ぶって姫」こと民主党の姫井由美子参院議員(48)が24日、岡山市で初めての国政報告会を行った。しかし、県連所属議員は、ほぼ全員が出席ボイコット。出席した議員は姫井氏の地盤を受け継いだ県議1人だけで、一般参加者も約4500人に案内を出したうち、約100人しか集まらなかった。不倫騒動にお騒がせ自伝の強行出版で、地元からは離党勧告の声すらあがる参院選勝利のヒロイン。改めて同氏に吹く逆風の強さが浮き彫りになった。
来賓席には2人しか座っていなかった。クリスマスイブに行われた国政報告会。県連から出席したのは、姫井氏の県議時代の地盤を受け継いだ岡田県議と、次期衆院選で岡山1区から出馬予定の男性候補だけ。後援会長ですら欠席したため、開演のあいさつも急きょ副会長が務めた。「どうか姫井さんを信じてやってください」悲痛な叫びが閑散とした室内に響いた。
関係者によると、姫井氏の事務所ではFAXも含めて、支援者に約4500通の案内状を送ったという。だが、この日参加したのはたったの約100人。県連幹部にも江田五月参院議長を筆頭に3人の国会議員、4人の県議らに送ったが、6人が欠席。連合や地元町内会長などの有力支援者も欠席が相次いだという。
元愛人を自称する元高校教師との不倫スキャンダルが報じられて以降、公の場での初の釈明ということもあり「お騒がせいたしました。おわび申し上げます」と深々と頭を下げた姫井氏。しかし、この冷たいクリスマスプレゼントには「しょうがない。仕事で盛り返していきます」と苦笑するだけだった。悲惨なことには、夫と長男、長女の家族3人にも出席をオファーしたが、それぞれ会社の将棋大会、郵便局でのバイト、彼氏とデートで断られてしまったという。
地元の怒りの原因は、25日に発売される自伝「姫の告白」。「何を書いても悪く報じられるから、衆院選が終わるまでは出すな」という県連や支援者の意見もある中での強行出版。秘書の携帯にも、連日のようにブーイングの電話が殺到しているという。
さらに、これまでの対応の遅さもあり、愛人報道が現在も尾を引いている。この日、報告会には女性の姿はほとんどなし。地元では、主婦を中心に姫井氏の「辞職を求める有権者の会」が署名活動を行っており、先月までに3万件以上が集まっているという。同会代表の横田康子さん(63)は「参加者が少ないのは女性の怒りの表れです。かつての支援者も我々の中にはいる」と怒り心頭だ。
そんな声をよそに、この日、報告会後にはクリスマスパーティーが開かれた。支援者が「いろいろありましょうが、気にしないということで乾杯!」と音頭を取ると、姫井氏も勢いよくグラスを突き上げていた。
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(2007年12月25日06時01分 スポーツ報知)
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