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アルカイダ関連報道、産経新聞社に330万円賠償命令
国際テロ組織アルカイダと関連があるかのような記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして、埼玉県に住むバングラデシュ国籍の男性(37)と男性の経営する会社が産経新聞社に計330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(秋吉仁美裁判長)は10日、同社に請求全額の支払いを命じた。
産経新聞は2004年5月、男性がアルカイダの支援者で、男性の会社が地下銀行として海外のテロ組織に資金を提供している疑いがあるとの記事を掲載した。
秋吉裁判長は判決理由で「アルカイダとの関連を断定しなくても、一般読者に疑いが濃厚との印象を与えた場合、社会的評価は大きく損なわれる」と指摘。当時、捜査機関が男性に抱いていた嫌疑は流動的で「慎重な裏付け取材を続ける必要があった」と産経新聞社の賠償責任を認めた。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071211AT1G1001T10122007.html
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