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「世界が完全に思考停止する前に」森達也さんのお話(JANJAN)
http://www.asyura2.com/07/hihyo7/msg/162.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2007 年 11 月 26 日 18:54:14: twUjz/PjYItws
 

http://www.news.janjan.jp/living/0711/0711246140/1.php

2007/11/25
 11月22日、東京・神保町の日本教育会館で「メディア 翼賛化と可能性」と題するシンポジウムが出版関連労組交流会議の主催で開かれました。講師は映画監督・ドキュメンタリー作家の森達也さんです。

 最初に、東京新聞記者の望月衣塑子さんが「検察不祥事に自己規制するメディア」と題し、検事が組長と取引して銃事件捏造を図ったという事件についての報告がありました。この事件を記事にしたのが東京新聞と朝日新聞だけであったことに対し、望月さんは、記者クラブ制度の弊害などを指摘しながら、検察に対して自己規制するメディアのあり方に疑問を呈しました。望月さんのお話のあと、森達也さんが「世界が完全に思考停止する前に」と題し、講演を行いました。以下にその内容の要旨を報告します。


講師の森達也さん
●森達也さんのお話

日本中にセキュリティが蔓延している
 空港でライターを2個以上持っていると没収されます。1個ならよくて2個はなぜよくないのか、その理由がわからない。大きなビルの入口に「特別警戒実施中」と書いた看板が置いてあります。なにが特別でなにが特別でないのか、関係なく恒常的に置いてある。JRや町中にもあります。山形に行ったとき、海の家が3軒しかない海水浴場に「テロ警戒中」と書いた看板がありました。海の家がたった3軒しかない所にテロリストがいるんでしょうか。

 日本中にセキュリティが蔓延している。いつからこうなったのか。1995年に阪神淡路大震災があって、地下鉄サリン事件があった。テレビでは朝から晩までオウム関係の番組が流れていました。当時、僕はフリーランスで、テレビ報道やドキュメントをやっていました。企画を持っていってもオウム以外採用されない。それで、被写体としてオウムの荒木浩広報部長を撮りました。ちょうど坂本弁護士一家殺人事件で、TBSが坂本さんの映像をオウム幹部に見せていたことが発覚し、メディアに対する批判が起こっていました。

 上層部から、江川紹子さんや有田芳生さんをレポーターにするか、オウムの信者を撮るなら同じ分量の被害者を撮れと言われました。レポーターを使ったことがないし、被害者の場合も、すでにたくさん撮られていたので、必要なら撮るが保留ということで返事をしたら、「森は危険」ということになりました。フジの系列だったので、フジがダメなら日テレやNHK、テレビ東京もある。どっかでやってくれるのではないかと思いました。オウムの中に入って撮っていたのは僕だけだった。でも、どこもダメでした。それで映画になった。泣く泣く自主制作です。

 「A」を撮ったあと、「A2」を撮りました。国内では動員がダメでしたが、海外で評価されました。ベルリン映画祭など、いろんなところに呼ばれて行きました。みんな日本の観客やメディアが関心を示さないことを不思議がっていました。食えなくなり、本を書かないかと言われたので、映画のために本を書いた。テレビも札付きになり、映画も撮れない。生活のために書いていますが、もともと書くことは嫌いではありませんでした。最近は書くほうが中心となっています。映画は4年間撮っていません。

なぜオウムのドキュメントがテレビで放送されなかったのか
 なぜオウムのドキュメントがテレビで放送されなかったのか。「A」の感想で一番多いのは、「オウムの信者があんなに善良で優しくて純真だと知らなかった」というもの。しかし、これではダメ。メディアがオウムを語るときの論調は、凶暴・凶悪な殺人集団。もう1つは、麻原に洗脳され自分の感情を失ったロボットのような集団。このどっちか。それ以外、語れない。かれら信者が善良で優しいというと、えらいことになる。でも事実。現場のディレクターはみんな知っていた。僕らと彼らは変わらない。だから彼らは人をたくさん殺した。

 宗教というと、いろんな要素があります。僕たちの中にもその要素がある。マスメディアはそれを消化できない。視聴者にしてみれば、善と悪の境界が溶解する。あんな悪いことをする奴らと自分たちの境界が溶けてしまう。怖い、悪い奴らであってほしい。それに対し、メディアは逆らえない。その結果、凶暴・凶悪な集団、悪質な組織となる。本当はそうではない。善と正義と優しさで人は人を殺す。

 もしかしたら欲とか利権で人を殺すのは数人が限度ではないか。でも、正義で殺す場合は限界がない。そういう怖さを人は持っている。オウムはそれを僕らに教えてくれた。だが、メディアがそれをつぶした。とても通俗的な、大衆が好むとおりのストーリーにした。その結果、社会が変わった。この事件によって不安と恐怖に火をつけられた。

治安は悪くなっていない
なぜ怖いのか。1つは、動機がわからないこと。なぜ彼らはサリンをまいたのか。その理由がわかっていない。一応、裁判では間近に強制捜査があるから目をくらますためにサリンをまいたということになっている。言い換えれば、万引きが見つかりそうになったから人を殺しましたということになる。明らかにバランスがおかしい。どこかで納得しきれない。その状態が続いている。

なにが怖いか。わからないから怖い。オウムの場合、なぜ人を殺すのかわからない。身近にオウムの親戚やアルカイダの友人や北朝鮮の工作員がいない。だからわからない。では、どうすればいいか。メディアに頼る。僕らに代わってメディアが教えてくれれば、恐怖や不安は半減するかもしれない。ところがそうなっていない。テレビで北朝鮮の脅威はないと言ったら干される。視聴率が下がる。テレビだけでなく、新聞や雑誌も同じ。危機を煽るほうにいく。その結果、メディアは右傾化させようとか、戦争をさせようとか意識のないままに、競争原理の中でそっちの方にいってしまう。

 不安、恐怖。オウムから12年が経ち、いろんなシステムが変わった。99年に国旗・国歌法、通信傍受法、住民基本台帳法、有事法制、ガイドライン、少年法などが決まった。少年法については、背景に少年事件の凶悪化があり、厳罰改正となった。しかし、少年犯罪は凶悪化しているのか。戦後もっとも凶悪だったのは59年〜63年だった。殺人については、55年〜56年のピーク時に1日平均8.4件。いまは3.2件〜3.3件。人口が増えていることを勘案しても、治安はよくなっている。

 少年事件が多かったのは、団塊の世代が少年だったころ。その世代が大人になってから、危ないと言っている。その結果、法律が変わった。メディアが危ないと言い、意識が変わり、法律が変わる。去年の殺人事件は年間約六百数十人。水難事故死は千人以上。監視カメラやポスターやテロに予算をつけるより、携帯の浮き輪を配った方が国民の命が助かる。セキュリティはあった方がいいが、一極集中的セキュリティは問題が起こる。テロ対策、特別警戒、おまわりさんの数や職質も増えた。

不安と恐怖が高まると二元化が進む
 それでみんな平和になっているか。逆に不安が増している。不安が高まったときどうするか。敵が見えないときが一番怖い。どうするか。敵をつくっちゃう。敵をつくって鋳型にはめ込む。仮想敵をつくることで安心する。倒錯しているが、戦後のアメリカはずっとそうだった。朝鮮戦争、ベトナム戦争、ソマリア、戦っている間は安心。その繰り返し。連鎖の構造。日本も95年以降そうなってしまった。そこに9.11が起こり、より世界的な形で不安と恐怖にはまった。

 これはいじめと同じ。なにか1つ異質なものを見つけ、みんなでそれをたたく。たたいている間は安心で、そのときは同質。それで安心かというと、今度は報復が怖くなる。いつかやられるかもしれない。だったらやられる前にやれ。これが戦争で、いじめと同じだ。最近保守の人があの戦争(太平洋戦争)は自存自衛の戦争だった、間違っていなかった、と言っている。半分正しいが、戦争は間違っていなかったというのは間違い。戦争は全部自存自衛。他国を侵略し、領土、労働力、資源を盗る。やらなければやられる。自分は家族を守るために正当防衛だが、はたから見れば侵略だ。

 不安と恐怖が高まると二元化が進む。左か右か、前か後ろか、善か悪か、自衛か侵略か、どっちかじゃない、自衛もあれば侵略もある。矛盾が人間であり、現象であり、営みだ。だが、矛盾に耐え切れない。メディアがそうなってしまう。わかりやすく、とことん二元化する。その方が数字が伸びるから。メディア自体は日本を右傾化しようという意図はないが、結果としてそうなる。

 ドイツのナチスも同じ。アメリカやイスラエルもそう。日本もそうでしょう。ほかの手もあったけど、目がいかなくなる。セキュリティですね。その結果、自分の身を守るつもりで先に手を出してしまう。いまの北朝鮮もそうですね。怖くてしょうがない。怖くてしょうがないハリネズミになっているときどうするか。少なくとも蹴ったり殴ったりしてはいけない。違う方法もあるはずなんですが、そっちに目がいかない。

なぜオウムがあの事件を起こしたのか
 大事なことをまだ言っていない。なぜオウムがあの事件を起こしたのか。それがわからないままにしてしまったのが大きな問題です。なぜあの事件が起きたのか、最近なんとなくわかってきたような気が僕はしています。まず、去年9月、麻原彰晃の死刑が確定しました。1審で確定するという異例の事態。毎日新聞からコメントを求められたとき、「とんでもない。なぜ2審、3審できちんと審理をしないのか。さらに麻原をちゃんと治療をしないのか」と言いました。

 翌日の新聞を読むと、識者とされる4人の中で僕だけでした。1審判決確定はおかしいと言ったのは。ほかに江川紹子さんなどがいましたが、みんな死刑は当たり前という意見でした。町の声も20人ぐらい載っていましたが、全員死刑は当然、早くやれ、というものでした。毎日新聞社に電話をして確認したら、記者も驚いていました。そういう意見だけを載せたのではなく、アンケートをとったらそういう意見が出てきたので、そのまま載せたと言いました。

麻原は典型的な拘禁障害
麻原を見たのは1回だけです。判決のとき。見た瞬間、これはダメだと思いました。ずっと同じ動作を繰り返している。頭をちょっと触る、鼻に手をやる、膝に手を置く、お尻をかくような動作をする、にっと笑うような表情になる。少しおいてからまた頭に手をやる、鼻に手を置く……。これをずっと繰り返している。これは拘禁障害の典型。昼休み、司法記者に聞いてみた。みんな口を揃え、「ダメですよ」と言った。ズボンをしょっちゅう替えている。失禁、脱糞している。麻原は自分がいまどこにいるのかわかっていない。

 朝日新聞と週刊現代に、麻原を鑑定しろと書きました。鑑定を一度もしていない。あれだけの事件を起こして、あれだけの死者を出して一度も精神鑑定を受けていない。弁護士も検察も裁判所も言わない。麻原は1審の途中で意味不明のことをしゃべっていた。普通はあの段階で精神鑑定。だれもそれを言わなかった。醜い言い逃れとか、詐病とか決め付けていました。記録を読むと、麻原は3時間も意味不明のことをしゃべっていた。詐病で3時間もしゃべり続けることができるでしょうか。

 1審で精神鑑定をしなかった。弁護側は控訴し、精神鑑定を求めたが裁判所が認めなかった。弁護側が5人の精神鑑定医に接見してもらったところ、5人とも重度の拘禁性障害と診断し、3人は治療をすれば治ると言った。裁判所は御用学者の精神鑑定医に鑑定させた。その鑑定医は、詐病であると診断した。根拠は1つ。精神科医が麻原の前でエンピツを振ると、初日は反応しなかったが、3日目につかんだ。よってこれは詐病である、つかめる能力があるのに初日はそれを隠していたからだ。これが裁判で通り、鑑定として公式に認定された。麻原は詐病とされ、期日までに控訴趣意書の提出がないので控訴の意志なしとされて死刑確定。すさまじい。

なぜあの事件が起きたのか、僕らは知るべきです
 なぜあの事件が起きたのか、僕らは知るべきです。麻原がどこまでしゃべるかわからないが、少なくとも治療をして、法廷の場でしゃべらせるべきです。それすらもしない。ただもう吊るせ、殺せ。日本中がオウム化した。なぜあの事件が起きたのか。1つはセキュリティの問題があります。

 オウムの幹部たちに接見しています。林泰男さんや早川紀代秀さんたちに月1回面会し、文通もしています。林さんから聞いた話ですが、(刺殺された)村井秀夫さんと2人で屋外作業をしているとき、ヘリが飛んでいた。村井さんは麻原に電話をし、「尊師、いま米軍のヘリがきている。サリンを撒こうとしています」と言った。林さんはそれを聞いていて、「バカか、こいつ」と思ったそうです。まず、そのヘリが米軍のヘリかどうかわからない。あそこでサリンをまいたらどんなことになるか。そう思ってもステージが違うから言えない。

 側近が我先に、「尊師、自衛隊が」「尊師、いま警察が」と報告していたようです。麻原は目が見えない。情報の真贋を確認できない。しかも最終解脱者だから本当かどうか確認できない。(最終解脱者ならすべて)わかっているはずだから。言われたことは全部受け止めてしまう。その結果、セキュリティが上がる。側近たちはこういう事態にしようと思って報告していたのか。そうではない。彼らは彼らでよかれと思った。たぶん、彼らにはそう見えたのでしょう。こういう状態になると不安と恐怖が高まる方向にいってしまう。同じ構造がオウムの中にもあった。

宗教の問題
 2つ目は宗教。なぜ人間は宗教を求めるのか。これは僕の持論ですが、人間は唯一死ぬことを知っている。自分はやがて消える。怖い。宗教は死後の世界を担保します。死んだあともこういう世界が待っている。だから安心して生を全うしなさい、というのが宗教の働き。それが嘘か本当かは別にしても、それがあるから人間は安心してこの生を全うできる。宗教は生と死を韜晦する。あるいは転倒してしまう。自分に対して生と死が転換してしまうと、他者に対してもそうなる。ジハード、もしくは自爆。簡単に人を殺すことができる。宗教は戦争と結びつきが強い。とても怖いが人間にとって必要なものです。

 まさしくオウムがそうですね。ポワという言葉がありました。殺してあげる。当時はとんでも世迷言とみんな言っていたが、あれは宗教の真髄です。彼らは本気で殺して幸せにしてあげようと思った。僕らから見ると、とんでもない矛盾ですが、彼らの次元から見ると整合性のある論理になる。第2次大戦のとき、日本中の在来宗教全部が戦争に協力しました。とくに一番協力したのは浄土真宗。総本山が出した布告があります。悪い英米をちょうやくして立派な人たちに生まれ返らせてあげましょう。これはポワです。

かつてのオウムのようになりつつある日本社会
 宗教がもつリスクとセキュリティ。この2つが重なってオウムはあの事件を起こした。残念ながら日本社会は凶暴・凶悪・マインドコントロールというレトリックでしかオウムを消化できなかった。メディアはそういう形でしか提示できなかった。それによって日本社会自体のセキュリティが高まり、かつてのオウムのようになりつつある。出口をみんな求めている。この場合の出口は仮想敵。宗教集団、北朝鮮、という状況が日々濃厚になってきています。

 いま、死刑の本を書いています。きっかけはオウム。死刑囚を取材しながら、この人たちはいずれ死ぬんだな、という思いがある。戦後の死刑事件でえん罪が確定したのは、免田事件、松山事件、財田川事件、島田事件の4事件。免田事件は物的証拠とされた凶器の鉈や血染めの服が消えました。検察が裁判中に破棄したからです。最初から証拠物件はなかった。検察が捏造した。それで人が死ぬんですよ。検察はやっちゃうんです。

 あるいは、いまの袴田事件がそうです。最初はパジャマを着て一家4人を殺したと言った。血染めのパジャマが証拠ですと言った。裁判の途中、味噌樽から違う衣類が出てきた。検察は最初パジャマを着ていて途中で着替えたというように変わった。着替える理由がわからない。しかも、味噌樽から出てきた服のサイズが合わない。すると、味噌で縮んだというとんでもないことを言う。これこそ詐術です。詐術以外の何ものでもないが、それがまかり通ってしまう。

 供述調書が証拠として最優先される。本人が裁判で違うと言っても認められない。非常に歪んだ司法。オウム以降、刑事司法が危なくなっている。政治、司法、メディアはポピュリズムを免れないが、とくに司法が激しい。民意に引っぱられている。どんどん厳罰化が強くなっている。その結果、死刑判決が出ている。90年〜95年の5年間と00年から05年の5年間に地裁における死刑判決が3倍に増えています。

メディアは本当に期待できないのか
 メディアがきちんと機能しなければならないが、メディアは競争原理のもとでそれができなくなっている。しかし、本当にできないのか。僕は「ニュースステーション」立ち上げのころADをやっていました。放送のあと毎日反省会がありました。あのころは毎日殴り合いをしていました。プロデューサーとディレクターがつかみ合ったりしていた。久米さんも怒鳴った。毎日のように自民党から圧力があった。スポンサーからも圧力があった。みんな怒ったが、最後は従う。

 圧力に対し、みんな怒る。その結果どうなるか。番組のナレーションがちょっと変わる。なんとかだけど、「だがね」とか、映像がちょっと変わる。いまの報道ステーションの反省会をちょっと見ましたが、シャンシャンで終わっていた。摩擦がない。たぶん圧力がある。圧力に負ける。その構造は昔もいまも変わっていない。しかし、摩擦があるかないかで、大きく違う。かつてはあった。それがどんどんなくなっている。摩擦を取り戻せばたぶん変わる。組織は変わらなくても、一人ひとりは変わる。一人ひとりがなんで自分はメディアをやっているのか、それを考えればそんな難しい話じゃない。一人ひとりが変われば組織も変わる。

 映像メディアは戦争を支えてきました。テレビは化け物。負が大きいが、逆になれば大きな正になる。宗教と同じです。危険な存在だが、宗教もメディアも水や空気と同じように必要。悲観的になるだけでなく、引っくり返せば正になる。メディアをどう使うか。いまが一番気を抜けないとき。メディアは発信すると同時に受け取る場でもある。メディアと同時に視聴者も一人ひとりが緊張感をもちながらこれからの10年をどう生きるか。このあとの展開で世界が大きく変わるのではないか。


筆者の感想
 東京新聞記者の望月さんのお話で興味深かったのは、記事を書いたあとの反応を2ちゃんねるなどで確認しているというお話でした。弁護士などの書き込みがあり、自分の書いた記事を読んで、いろんな反応や手ごたえを知ることができるそうです。森さんも、メディアに対する批判は多いが、良い記事や良い番組に対し、新聞社やテレビ局に電話やFAXやメールなどを送り、褒めてあげることがメディアの翼賛化を防ぐために効果があるのではないか、と話していました。

 森さんのお話の中でもっとも興味深かったのは、麻原彰晃の1審死刑判決確定に対するお話でした。森さんは法廷の麻原を見て、典型的な拘禁障害に陥っていると述べ、きちんと精神鑑定を行うべきだと主張しています。裁判所の精神鑑定医によると、麻原は詐病だということですが、その根拠が、エンピツをつかんだから、というのは、素人の筆者にも納得のいかない判断であるとの感想を持ちました。接見した弁護側の5人の精神鑑定医の診断の通り、重度の拘禁性障害であるなら治療を行い、どこまでしゃべるかわからないが、なぜ事件が起こったのか、法廷でちゃんとしゃべらせるべきだという森さんの意見は、まったく正当な意見だと思いました。

(ひらのゆきこ)



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コメント
 
1. 2016年7月08日 03:01:48 : pOdY1CFowk : 8tJrc3LIHiM[17]

この国の映画監督は矢っ鱈左巻きのヘンテリが多いなぁ〜〜。
日本嫌い?それは何で?日本を潰したいの?要するに日本人由来じゃないから??図星なんじゃね!?
大体ね、若いからって彼らを馬鹿にするのは大間違いだよ。ま、今に見てろって感じ。


U-1速報

2016年07月07日22:30

”若者の自民支持”に某映画監督が『破滅的に醜悪な本音』を吐露した模様。今までの建前を完全放棄
http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50482836.html(抜粋)


1: サッカーボールキック(愛媛県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:44:40.16 ID:xJuJw5YZ0.net BE:135853815-PLT(12000)

映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」
[2016年07月06日]

初の「18歳選挙」となる7月10日の参議院議員選挙ーー。

本誌アンケート調査によれば、「18、19歳の63.5%が投票に行く」と回答しているが、政治への接し方がまだよくわからないという新有権者も多いはず。そこで、各界で活躍する“先輩”、映画監督の森達也(もり・たつや)氏から「選挙のたしなみ方」を伝授してもらおう!

* * *

選挙に行くことは、この国のグランドデザインを考えること。それを考えられない人は棄権していい。将来を考えると、「へたに投票しないでくれ」とも思います。

今は同調圧力がとても強い時代で、特に若者は多数派に流れる傾向がある。無自覚な同調圧力が蔓延(まんえん)しています。そばにいる数人が「自民党支持」と言ったら、自分も自民党支持になる傾向が強い。多数派はより多数派に、少数派はより少数派になってしまう。

最近、僕が教えている明治大学の学生20人ほどに支持政党を聞いたら、9割ぐらいが自民党支持だった。ところが憲法改正について聞くと、半分以上の学生が「憲法はこのままでいい」と答えました。

言うまでもないことですが、自民党の党是は「自主憲法制定」です。皆さんは自民党の憲法改正草案を読んだことがありますか。

僕自身はきちんとした議論があれば、9条以外の改正は認めてもいいという立場でした。しかし、自民党の憲法改正草案を読んで、一字一句変えるべきではないと思いました。これは改正ではない。保守の自己陶酔の作文です。

僕が学生たちに「君たちは自民党支持なのに、半分以上が憲法はこのままでいいという。このねじれはどういうことか」と聞いたら、彼らはわかっていなかった。予想以上に何も知らない。「憲法を守りたい」と「自民党支持」がなんとなくイコールになってしまっているレベルなら投票しないほうがいい。

http://wpb.shueisha.co.jp/2016/07/06/67558/

3: サッカーボールキック(愛媛県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:45:45.98 ID:xJuJw5YZ0

?PLT(12000)

関連
自民、比例第1党の勢い…10代の半数与党支持
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news2/20160705-OYT1T50109.html
 読売新聞社が実施した終盤情勢調査では、比例選(改選定数48)は自民党が序盤情勢調査から伸ばし、2013年参院選に続いて比例選第1党をほぼ確実にする勢いだ。
 与党で比例選過半数をうかがう。民進党など野党は反転攻勢をかけられていない。
 自民党は13年参院選並みの18議席獲得も視野に入ってきた。年齢別に見ると、全世代で他党を上回る支持を得ている。特に若年層に強く、18、19歳は5割近くが自民党を支持している。18、19歳は安倍内閣の経済政策を6割弱が評価していて、30歳以上の世代よりも10ポイント以上高くなっている。
 自民党は20歳代で4割強、30歳代でも4割弱の支持を集めている。
 新たに選挙権を得た18、19歳は、半数以上が与党を支持している。

http://www.yomiuri.co.jp/photo/20160705/20160705-OYT1I50030-L.jpg


4: 毒霧(catv?)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:46:25.16 ID:LXLOqASh0.net

やっと気付いたのか


5: テキサスクローバーホールド(高知県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:46:26.15 ID:RCfAdSgH0.net

●左翼教師の言いなり・・
っていう訳でもないんだな


25: エメラルドフロウジョン(四国地方)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:49:59.07 ID:bjrZ1eFb0.net

>>5
●そりゃこれからの生活がかかってるからな。
あほでもなけりゃ新卒カード使うタイミングが悪かったら一生負け組みになる可能性あることはしってる。


29: ウエスタンラリアット(catv?)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:51:01.66 ID:bhKzJ6QJ0.net

>>5
●今の子達にはネットがあるからね

39: ときめきメモリアル(庭)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:52:09.32 ID:5TRHFsFb0.net

●この馬鹿の言ってることって民主主義に対する冒涜だよな


40: アキレス腱固め(広島県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:52:21.34 ID:5p7cpYT/0.net

●同調圧力かけてるのは左翼だろ
まったくうまくいってないけど


44: オリンピック予選スラム(東京都)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:52:49.81 ID:MUN8wTat0.net

●日本国憲法の死守と立憲主義とが完全に矛盾していることも知らんバカが憲法を語るな

●知識も思考力もないこういう糞サヨからは参政権取り上げていいよ、みんなが迷惑するわ


48: マスク剥ぎ(catv?)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:53:02.27 ID:hCtAXzTU0.net

●パヨクは本当に身勝手で馬鹿だなぁ

50: フルネルソンスープレックス(チベット自治区)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:53:24.58 ID:zwTB7D1w0.net

●どうせ18歳19歳を馬鹿にしてたんだろ
こいつらなら簡単に反自民に洗脳できるって
それが叶わないと知った段になって投票するなってマジアホ


54: ヒップアタック(茸)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:54:33.48 ID:mb+mbJHO0.net

●自分の思い通りにならないから選挙に行って欲しくないって。
映画監督の副業としても教師が言って良いことばじゃねえぞ


71: タイガードライバー(チベット自治区)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:58:02.82 ID:XCnATqph0.net

●サヨク「俺と同じ意見のやつはもっと投票しろ俺と同じ意見じゃない奴は投票するな」

はじめからこれだぞ


80: ショルダーアームブリーカー(dion軍)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:01:13.97 ID:4chwqu0u0.net

>>71
●サヨク「俺と同じ意見じゃない奴は人間ではない」
もセットでな


73: 毒霧(空)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:59:12.97 ID:maxYQSLE0.net

●投票へ行かないと組織票に有利になるからな

●選挙にいけば、例えどこに投票しても日本のためになる


76: キングコングラリアット(神奈川県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:59:31.35 ID:JvxprsvF0.net

●民主党政権時代をまだおぼえてる世代だから仕方ない。
あと10年待て。


77: ファルコンアロー(庭)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 13:59:41.79 ID:bsIeIR8l0.net

●まだマトモな方のパヨクだけど
どうせ内ゲバでリンチされる人なんだろうな


78: 超竜ボム(群馬県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:00:50.42 ID:fo/wT1uY0.net

あんなに若者は投票行けと言ってた奴らが若者は圧倒的に自民支持だと分かったらこれか(´・ω・`)


86: 足4の字固め(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:01:52.77 ID:mu5TP5G40.net

大してよく知らないし調べもしないのに投票してるのは一般の大人も一緒。
それでも、自分の考えと違うから尤もそうな事言って支持政党変えさせたいんだなーくらいはわかる。
●こういう変な大人の言い草を見聞きしてたら、こいつの支持してる政党とは逆の方向の政党にしとこうって思うよ。


89: フェイスロック(三重県)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:02:17.40 ID:G8438TIo0.net

●国民投票のハードルがあるのに何を怯えているんだか


99: 頭突き(チベット自治区)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:04:43.23 ID:oHvHaGIw0.net

●やっぱパヨクってバカだよな

●国会の2/3は改憲の発議要件で、決めるのは国民投票だぞ

●すこしは憲法読めよ


101: 毒霧(空)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:05:09.29 ID:maxYQSLE0.net

主権の前では、
年齢も性別も出自もコミュニケーション能力も関係ない
●18歳も75歳も対等であり、一歩も引いてはならない


104: TEKKAMAKI(茸)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:05:24.02 ID:ObuhDGPQ0.net

●ブサヨって気分だけは選挙のストラテジストだよな
実際はただの政治好きな底辺だけど


106: オリンピック予選スラム(東京都)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:05:46.11 ID:MUN8wTat0.net

●糞サヨは国民投票まで行ったら賛成多数で憲法改正される恐れを感じてるからな
それほどまでに己らの言説の訴求力に自信を無くしているわけだ
そこで己らの言説の誤りを直視せず国民を逆恨みするからガキなんだよ


112: エルボーバット(茸)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:06:22.80 ID:XTvzD1660.net

●ネット世代を騙すのは難しいぞ


115: バズソーキック(チベット自治区)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:06:37.83 ID:H8VguNBB0.net

●若い世代なら騙せると思ったが予想以上に賢くて自爆って事?


116: 膝靭帯固め(茸)@\(^o^)/:2016/07/07(木) 14:06:47.36 ID:AWbPs+TS0.net

この手のバカ左翼が地団駄踏んで悔しがってるのみるの好きw

ーーーーーーーーーー


5. 名無しさん
2016年07月07日 22:41
ID:6K73nL5d0
● 改憲は国民投票だから自民支持改憲反対でも完全に両立する

6. 名無しさん
2016年07月07日 22:41
ID:pZ3RN84MO
● 自分とちがう意見を封殺し投票する権利を貶めるとか民主主義の大冒涜

● 老害と言われても仕方ないよね

11. 名無しさん
2016年07月07日 22:44
ID:P3Ctv2SD0
● パヨクって自分が優秀だとおもってるけど、現実は頭がおかしいレベルで馬鹿だからなぁ

● 学生もパヨクほど馬鹿じゃないということだわ
てかパヨクみたいな頭お花畑しかいなかったらこの国は中韓みたいな途上国から抜け出せていないと思う。

● パヨクは楽園の中韓に行くべき。日本はパヨク以外の力で成り立っている。


12. 名無しさん
2016年07月07日 22:44
ID:wDZorv9e0
タイトルだけ見て「森達也かな?」と思ったら案の定森達也で思わずニッコリ

(以下略)


ーーーーーーーーー

NAVERまとめ

【正体バレタ】特定秘密保護法に反対している有名人一覧 →左翼vsネトウヨ


【サヨク速報】毎日新聞が今度は著名サヨク一覧を公表。またまた『大漁』との声【特定秘密保護法】左翼の中でも極端に急進的な変革・革命を求めるものは極左と呼ばれ、暴力事件、テロをも行う犯罪組織もある。日本では中核派、革マル派、日本赤軍、連合赤軍等の新左翼が呼ばれる事が多い。

更新日: 2013年12月08日

ハリマ0さん
http://matome.naver.jp/odai/2138646834232172501(抜粋)

<秘密保護法>著名人多数が反対、懸念を表明

◇私も反対…主な著名人
・特定秘密保護法を巡っては、学者や芸術家ら多くの著名人が反対や懸念を表明してきた。
 分野ごとに主な人々をまとめた


(略)


◇俳優

大竹しのぶ、菅原文太、奈良岡朋子、野際陽子、倍賞千恵子、吉永小百合、利重剛、渡辺えり


◇映画監督

井筒和幸、岩井俊二、大林宣彦、神山征二郎、是枝裕和、崔洋一、周防正行、高畑勲、
降旗康男、宮崎駿、山田洋次、山本晋也、りんたろう


◇脚本家・劇作家

小山内美江子、鴻上尚史、橋本忍、平田オリザ、山田太一


◇音楽家

伊藤銀次、おおたか静流、大貫妙子、坂本龍一、高橋幸宏、なかにし礼、湯川れい子

◇作家

浅田次郎、大岡玲、角田光代、椎名誠、瀬戸内寂聴、中村うさぎ、村上龍

◇ジャーナリスト・キャスターなど

秋山豊寛、池田香代子、永六輔、江川紹子、大沢悠里、大谷昭宏、小川和久、荻原博子、
金平茂紀、鎌田慧、川村晃司、岸井成格、見城美枝子、佐高信、佐野眞一、澤地久枝、
高野孟、田勢康弘、田原総一朗、津田大介、鳥越俊太郎、ピーター・バラカン、二木啓孝、
堀潤、毛利甚八、森達也、吉岡忍、吉永みち子


◇学者

浅田彰、上野千鶴子、内田樹、大沢真理、小熊英二、加藤典洋、加藤陽子、金子勝、姜尚中、
栗原彬、小森陽一、佐和隆光、汐見稔幸、白川英樹、高橋哲哉、田中優子、中沢新一、
野田正彰、樋口陽一、益川敏英、山口二郎、鷲田清一、和田春樹
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131207-00000027-mai-soci


(以下略)


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森達也
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E9%81%94%E4%B9%9F(抜粋)

従軍慰安婦について[編集]

多くの韓国人女性が、自分たちは強制的に連行されたと訴えている。ならば現場レベルでは絶対に強制はあった。文書や資料が見つかっていないことだけを理由にして、国家は関与していないとか軍は組織的に関わっていないとの言説は成り立たない。[13]



[32初期非表示理由]:担当:要点がまとまっていない長文


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