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「ナベツネと尾崎秀実の類似性・・・。
ここ数日、大連立騒動や小沢辞任騒動に関連させて、「ナベツネと尾崎秀実の類似性・・・」なる記事でも書こうかなと思っていたのだが、なんと、驚くなかれ、今朝の読売新聞の第一面にある「編集手帳」欄を見ると、そこに、日本を戦争・敗戦に誘導すべく暗躍した、日本の歴史始まって以来の大スパイ事件、いわゆる「ゾルゲ事件」の主犯の一人・尾崎秀実が、娘に宛てた獄中書簡が、感動的な秘話として紹介されているではないか。スパイ事件の主犯として逮捕され、やがて処刑される獄中の父親が、愛する娘に送った手紙である。
なんと、まあ−、読売って無知蒙昧というか、馬鹿と言うか、歴史音痴といおうか、タイミングのよいことよ。尾崎秀実とナベツネ・・・。何処の国のエージェントかは知らないが、ナベツネこそは現代の尾崎秀実と言っていい。小沢一郎を、大連立工作というペテンにかけ、それが破綻すると、一転して、嘘だらけの内部情報を、配下の大新聞を使って暴露し捲くり、小沢を政界から葬り去ろうと画策した政治謀略は、まさしくゾルゲ事件の尾崎秀実と呼ぶに相応しいね。
そういえば、ご両人とも新聞記者だ。ナベツネって、やはり元共産党員らしく、陰険姑息な、陰謀・謀略好きの工作員である。読売新聞の「編集手帳」は、それがよくわかっているということだろう。ナベツネと尾崎秀実・・・。この社長(主筆)にしてこのヒラ社員あり・・・ですかね。それにしても、読売の「編集手帳」って面白いね。尾崎秀実を絶賛、絶賛…だもんね。
「11月7日付 編集手帳
父親が逮捕され、妻と13歳の娘が家に残る。収入が途絶え、蓄えを食いつぶす暮らしを心細がり、娘がつぶやく。「かつぶしを削るやうだ」と◆その言葉を妻の便りで知り、父親は拘置所から娘に、心配することはないのだよ、と手紙を書いた。「かつぶしを削ってそのだしをすつかり吸収してくれればいゝのです。一日一日を元気で勉強して育つてゆけば、かつぶしの役目は立派に果たされるのです」◆思えば、子をもつ親とは「かつぶし」かも知れない。心身を削り、だしの風味と栄養が子の行く末に助けとなることを祈りつつ、やがて消えていく。その人も「かつぶし」に我が身を重ねていただろう◆評論家の尾崎秀実(ほつみ)は日米開戦の直前、スパイ事件いわゆる「ゾルゲ事件」首謀者のひとりとして逮捕された。43歳で死刑に処されたのは終戦の前年、63年前のきょうである◆「人生には、いろいろな苦しみや悲しみがあつても、やはり生きてゆく値うちのあるものです。お父さんみたやうな境遇にあつても、やはり人生を価値あるものと思つてゐるのです」。獄中書簡集「愛情はふる星のごとく」にある◆「今日は久しぶりに雨が降つた。楊子(ようこ)(娘)の新調のレインコートのために萬歳(ばんざい)を叫んだ」という一節もあった。死のすぐ隣にいて、かつぶしを削りつづける。親というものは。
(2007年11月7日1時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20071106ig15.htm 」」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071107
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