★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評6 > 621.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 時事通信・田崎史郎解説委員長か小沢氏のどちらかが嘘をついていることになります。 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 11 月 03 日 20:32:10)
大連立:民主党混乱 小沢代表の進退に波及する可能性もhttp://mainichi.jp/select/seiji/news/20071104k0000m010113000c.html
連立協議受け入れを探った小沢一郎代表と、これを拒絶した国会議員たち。次期衆院選での政権奪取を掲げていた民主党に今回の騒動が与えたダメージは大きい。小沢氏の行動にはさまざまな観測が飛び交うが、次期衆院選での政権獲得が難しいとの判断と、党内の空気の読み違えが重なったようだ。「一人クーデター」とさえ幹部が呼ぶ混乱の収拾に手間取れば、小沢氏の進退問題に波及する可能性すらある。
■温度差激しく
「連立政権に加われば民主党はガタガタになる。加わらないとその波紋で小沢氏に批判が出る。『王手飛車取り』のような(与党の)戦略だ。民主党に打撃がなかったとは言えない」。鳩山由紀夫幹事長は3日、京都府京田辺市で講演し、今回の経過が民主党に痛手を与えたことを認めた。
2日夜、連立協議入りを拒否した党役員会。すでに「首相が連立を打診」との速報は流れており、空気は極端に緊張していた。
「政策協議には入っていいんじゃないか」。高揚した表情で切り出した小沢氏に、真っ先に挙手したのは赤松広隆選対委員長だった。「選挙で民意を経ないで連立を組むのはおかしい。今すぐ断るべきだ」と声をあげた赤松氏に、小沢氏は即座に「自社さ政権の例もある」と切り返した。
自社さ政権は94年6月、当時野党だった自民党が、旧社会党、さきがけと組み、社会党の村山富市首相のもとで政権与党に復帰した。小沢氏は自由党党首時代も衆院選による審判を経ず自自連立に歩み寄ったが、赤松氏がかつて身を置いた旧社会党の「自社さ」になぞらえて反論したのだ。小沢氏の「前のめり」を象徴する場面だったが、他役員から続くのは連立反対論ばかりだった。
■読み違えも
それにしてもなぜ、小沢氏は連立構想に傾いたのか。
役員会に先立つ菅直人代表代行、鳩山氏との協議。小沢氏は次期衆院選について「(現行の)112(議席)を2倍の200に増やすことはできるかもしれないが、それ以上は難しい」と語った。地方を回る中で、選挙準備が進んでいない現状に不安を抱いた−−というのが幹部の分析だ。
「選挙で勝てないから大連立」との論法に危機感を抱いた鳩山氏は「農業にしても子供手当にしても、(大連立後に党の政策を)実現したら与党の手柄にされる」と指摘。菅氏も「どうやって選挙を戦えばいいのか」と懸念を示し「とにかく役員会の意見を聞こう」と説得した。
小沢氏にとって2人の反応は誤算だったようだ。3氏は首相から正式に申し入れがある直前の2日夕、この日2度目の会談への対応を協議したが、鳩山氏は「ひょっとすると大連立の話が出るかもしれない。簡単に引き受けてはいけないが(受けるなら)首相を取るべきだ」と述べ、菅氏も同調した。小沢氏が2人の言葉を柔軟姿勢と受け止めた可能性がある。
■「ねじれ」重圧
参院で与野党逆転した「ねじれ国会」は、与党だけではなく野党にも重圧だ。小沢氏が反対を貫いてきた新テロ対策特別措置法案も、参院に法案が送付された場合、給油中断の責任は民主党の肩にかかる。給油活動を争点とした総選挙になった場合、仮に民主党が過半数を取り政権についても対米関係で立ち往生しかねない。小沢氏は会談で、自衛隊の海外派遣に関する恒久法の合意と引き換えに新特措法成立への歩み寄りも示唆した。落としどころは、政府だけでなく小沢氏にとっても重荷だった。
■深まる混迷
「バラバラ」とされる民主党で唯一共通しているのが「選挙による政権交代」という目標だ。それだけに大連立構想への波紋は大きく、年金保険料流用禁止法案の参院責任者である蓮舫参院議員は「参院選で約束した法案があるのに、連立の話を持ち帰ること自体信じられない」と語る。
小沢氏に代わり党の顔となる人材も浮かばないだけに、何とか事態を収拾し、小沢氏の下で体制立て直しを求める声が党内の大勢。幹部の一人は「7日の首相との党首討論に小沢氏がどう臨むかが党内の空気を決める」と語るが、小沢氏の側近議員からさえ「嫌気がさして代表を投げ出すかもしれない」との不安が漏れている。
毎日新聞 2007年11月4日 2時30分
▲このページのTOPへ HOME > マスコミ・電通批評6掲示板
フォローアップ: