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【論座 2007年12月号 特集 医療と司法】 一人でも多くの皆様にご購入を差し控えていただくために
http://www.asyura2.com/07/hihyo6/msg/615.html
投稿者 どっちだ 日時 2007 年 11 月 03 日 17:56:57: Neh0eMBXBwlZk
 


-----ssd's Diary から転載---------------------------------
http://ssd.dyndns.info/Diary/2007/11/post_405.html#comments

友人は選ぶべき
By ssd on 2007年11月 1日 14:57 |

論座 2007年12月号
特集 医療と司法
〜対立するしかないのか〜

対談 医者から医者へのメッセージ

医療を"内部"から
崩壊させるな
打出喜義 金沢大学講師、産婦人科医

   ×
南淵明宏 大和成和病院院長、心臓外科医
根拠なき患者攻撃からは何も生まれない

"鬱憤晴らし"からの脱却を
●鳥集 徹 ジャーナリスト

医師ブログ言説を憂う
●栗岡幹英 奈良女子大学教授
刑事介入が崩壊の犯人ではない

法の立場から
●飯田英男 弁護士
被害者救済へ

「無過失補償制度」の導入を
小説『ノーフォールト』を書いた理由
●岡井 崇  昭和大学教授、産婦人科医
インタビュー

岩瀬博太郎 千葉大学教授、法医学者
「すべての異状死を徹底究明する『検死局』をつくるべきです」

うわぁぁ、オールスター(www。
少しは迷彩とか考えろよ(www。

対談しているスーパードクターは説明不要でしょうな。
とりごろうクンは、自ブログで、医者にこてんぱんにやられて涙目で去って行ってから、この手の記事を連発しています。

栗岡教授は、例の講義をした先生。
しかし、問題なのは、岡井先生と、岩瀬先生です。
オフサイドトラップというか、気が付いたら、とんでもない立ち位置に。

何の気無しに依頼原稿を書いたんでしょうなあ。

ブログ言説がどうとか、何が書いてあるのか想像が付きますが、買ったら負けかなと思っている。

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Comments

元内科医 said:

虎穴に入らずんば虎子を得ず、というより一人でも多くの皆様にご購入を差し控えていただきたいと思い、立ち読みしてきましたよ。五月雨のように打ち付けてくる電波を浴びながら…と覚悟して参りましたが、「論座」全体のサブサブ特集くらいの扱いで、内容もかなり軽く、毒にも薬にもならない感じを受け、色々な意味で残念ではありました。

立ち読みのため読みとばしが多く、かつ不正確なところもありますがその点はご容赦ください。

1.打出Dr.×南淵Dr. の対談

内容としてはあまり大したことありません。「俺たち正しいこと言っているのに封建的な医学会の中でこれ以上ないほどの批判を受けて困っちゃうよね失笑」ということです。話しぶりから受けた印象を書きます。

南渕Dr.…

いつも「自虐史観」ならぬ「自虐医観」とでも表現すべき言説ばかり垂れ流している氏には心底呆れております。駆け出しの頃にしか医局と関わっていないのにその頃の思い出話を元に医局批判、些細な出来事を拡大解釈して医学会批判、を書き散らしていて何とも気持ち悪い。ところが、この対談ではいつもの「俺偉い」発言の中に、光る(?)お言葉も見受けまして意外ではありました。一つは「マスコミは医療を変える力があると思って自分はマスコミに出ているが、自分の意図がマスコミに正しく伝わることがまずない」と言っていること。もう一つは「誰でも処置についてどうなるか不安な点はある、それを全て責めることはどうなのだという、医師が言うこともわかる。今の医師は非常に過酷な立場に立たされている」みたいなことを言っていた点です。ではどうすればいいのか、ということについては「患者に全てを話してどうのこうの率直な意見がナントカをうむ」と、それ以降は電波が強すぎてよく意味がわかりませんでしたし結局何も考えていないのだろうなと思ってしまいました。突き詰めると今までの自分の言説との自己矛盾が露呈してしまうからではないかと思います。

打出Dr.…

「医局に盾突くことをしたらすごい干されてるんです私は!すごいまともなのに!酷いことです酷い酷い酷い!」と言っています。私は公憤ではなく私怨だけで活動する人間のことを信用しませんし、軽蔑していますので、非常に醜悪な印象を受けました。医局に手術も診療も制限され干され「でも医学生の教育のために大学にいます」と嘯くこの人は、まともに医師として働いているのだろうか、という疑いも持ちました。南淵Dr.にあるような「処置をしてもどうなるかわからないどうしようもない不安」についての理解がない印象を受けます。これは致命的だと思いました。

2.とりごろう

自分が受けた非難を集めて記事に。でもまあ、「患者と医師が対立するのではなく、なんとか歩み寄れないか」ということで結んではあった気がします。目新しいことはありません。

一番の収穫はご本尊を拝めたことくらいでしょうか。全く見たいとも思っていませんでしたが全員の御近影が載っております。不要な情報なのですから、著者の写真掲載なんか断ればいいのにな、と思いましたがつい見てしまいやく(みつる)似であるという印象を得る。

3.奈良女子大のひと

一番内容がない。
うーん。

この人は、感情論でお話を組み立てていくんですね。言ってることをまとめると「陣痛促進剤のナントカの会のことがこんなに医師ブログで批判されていて怒っています!プンプン(珠緒風)!」それ以上のものではない。「医師ブログは50人ぐらいわーっと集団を形成してあることないこと書き散らしているんです! Wikipediaの書き換えもされました!」とか。

ナントカの会がカルトだとか、医療テロだとかいわれていることも認識しておられるようです。でも厚労省との交渉(殆ど厚労省のひとをつるしあげてるだけ)の記録を読んだことがあるものとしては、あながち間違いとはねぇ、言えないだろお前と私は思います。

いつも思うのだが、「被害者の感情をどうして踏みにじるようなことを言うのか云々。この悲しみをどうしてこんな(涙涙)」という感情ダダ漏れの文章だけで自分の原稿を埋め尽くすことに恥ずかしさは感じないのか。医療の問題点を糾弾したいのなら、感情論に埋没するだけではなく建設的な意見は言えないのか。とりごろうよりもさらに医療の現状把握がなされておらず、慰めを際限なく求めているだけにしか見えない。紙の無駄ではないか。

4.医療過誤の刑事訴訟についてならいつも出てくるし本も書く元福岡高検検事長の元検弁護士

いつも同じことしか言わないねこのひと。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0608-4c.pdf
第3回死因究明等検討会で提出した資料とあまり変わらない原稿を書くというのはいかがなものでしょうか。ああもちろん言いたいことが一つだけ確たるものがあるというのはわかりますが、『芸がない』。手抜きとしか思えない。人に気持ちが伝わりませんよこんなことばっかりやってると。個人的には一番何を書いてあるのか知りたかったところなのです。敵を知ることも大事ですから。その意味では最も期待はずれでした。

内容としては、「刑事訴訟は非常に慎重に行われており攻められるいわれは「全く」ない。刑事裁判に問題は「全く」ない。医療知識にかける者が取り組んでいるという批判もあるが捜査も起訴の判断も医者の意見を聞いているので問題ないし、基本は医者同士の争いであるので検察に問題は「全く」ない」。ところが。冒頭に「大野事件を契機に医療過誤を刑事事件として扱うことに非難が高まっているが見当違いが多いので訂正する」とありますのに、大野事件のことについては一切記載されていません。それでは説得力が「全く」ないよ。最も欠けているのはそこですよ。

あれ以来、検察が、起訴してしまったあと、いかなる振る舞いをしてしまうのかが白日の下にさらされたというのに、その問題点については全く触れていません。公判のレポートで、医療を知らない人間が無理筋を通そうとする、羞恥プレイではないかと心配されるほど恥ずかしい姿がさらされていますのに。今まで医師が検察に抱いていた信頼が裏切られたのはこの事件によるのですから、具体的に弁護しないのなら何の意味もないけどな。「大野事件は係争中であるし、たった1件どうだったからといって問題は「全く」ない」のですか?

私は、「大野事件の何が問題か、やっぱり医学的知識がないだけに理解できないし、わからないし、書けないのではないかぷぷぷ」と邪推してしまいました。わかんないなら書くなよ。正直「これなら倒せるかも(何を)」と不遜にも思ってしまいました。寝て反省します。

5.岡井さん

すいません私の興味が薄目のためよんでいませんごめんなさいごめんなさい。

6.岩瀬先生

この方の意見と私の個人的な意見が合致するので、最も読みやすかったし勉強にもなりました。

「死因を究明することに全力を尽くすべきで、日本は死体を粗末に扱いすぎる」
「日本の検察は、起訴するかどうかの段階では相当冷静にやっている。しかし、その捜査自体に不透明な面があったりするのは確かで、そこを改善するべきだというのはわかる。また、検察は一旦起訴してしまうと、もう完全に人が変わったように「勝ちにいく」今年か考えない人になる。出世に直結するから。その異常さもおかしいし、改善するべきではないのかというのも、よくわかる。ただ、一部の医師が言うように刑事免責という意見には全く賛成できない。」
「法医学の方が更に人がいなく、崩壊している」

すべてそう思います。付記するなら「検察の人はいろんな人に意見を聞くのでしょうが、どこまで力を入れて聞いているのか、信用ならないし、福島の事件で信用がた落ちなのですよ。解剖で死因がわかったとしますね、しかし『あの時点ではこれこれこういう所見から、ここまでしか検査しなかったことにも妥当性があるし、最終結果はそうだったとしてもあの時点での判断には間違いはない』という高度な判断まで出来る(もしくは出来た協力医の意見を尊重できる頭がある)かどうかについて根本的な不信がありますが」ということでしょうか。

全体的に言えることは、医師批判をする人はしてますが、叩いて叩いて、というのも結構なのですが、無理難題を要求することによって、社会的インフラが崩壊してしまった、ということについての危機感というか現状認識がありません。全ての人が医療訴訟をおこしたいだけおこし、どんどん検察が捜査し、訴追するのも理想でしょうし、患者さんと深く深く話し合って、おこりうること全て全て丁寧にお話して同意して診療を進めて、心の問題もすべてサポートして、問題があれば24時間いつでも最高の医療を受けられる社会になるのもいいでしょう。しかしそんなことが出来るのはユートピアだけです。あまりの要求の高さと金の出し渋りと労働法規の無視っぷりと司法の不勉強のせいで医療はボコボコにされましたがその現状については無視ですかそうですかそうですか。
こういう批判は何というかというと、「片手落ち」といいます。

臨床医は、先にどうなるかわからなくても、一か八かで決断しなければならないときもあるし、とにかく目の前の患者さんに全力をつくそう、今の危機を回避しよう、という精神があります。しかし、上述の論者の方(除岡井氏)で、「予見可能性が非常に非常に困難であることはしばしばであること」を理解しているのは南淵以外にいなかったと思います。岩瀬先生も多忙を極め大変なのだと思いますが、「患者の急変」「緊急事態」「今何とかしないとどうしようもない」という緊迫を経験することは司法解剖ではありえません。

2007年11月 3日 14:26


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