★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評6 > 488.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「2007年10月 1日 (月)
読者テツさんの悔しさ
郵政民営化初日をむかえ、今日の私は一日中不愉快な思いをしていた。同様に、私のブログの読者であるテツさんも、悔しさがいっぱいにじみ出ているコメントを寄せてくれました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たびたびすみません。
昨日読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で、パネラーのほとんどが郵政民営化を肯定する発言をし、そこまでならまだしも辛坊氏が特定郵便局長という職業に対して次のような侮辱発言をしていました。そして関岡さんの年次要望書に対する見解をも陰謀論として片付けていたニュアンスに満ちていました。
「庭先に局舎を建てて郵便局をはじめるといえば、家賃がもらえて自分が国家公務員になれる。息子のできが悪くて就職先がなければ、局長にさせればいい・・。」
まさに、戦後の財閥解体や農地解放に対する肯定論につながる既得権益者批判であり、侮辱であったと思います。
さすがにやばいと感じたたかじんが、即座にフォローしてはいましたが・・・。
特定郵便局が地方にとって果たしてきた役割・自己犠牲についてはまったく理解がされておらず、単なる既得権益者としての見方しかできない見識に失望しました。局舎料をもらっていると辛坊氏は言っていましたが、そこにいたるまでに投じた私財(土地・局舎)、そしてお金には変えられない地域の老人の世話や村の会計、本来ならば役所がやるべき皆がやりたがらない役職まで、無償でこなしている局長さんの方が多いこともぜひ知っていただきたく思いました。地域のために尽くす使命感なくしてこんな仕事はできません。ジャーナリストが取り上げる経済的観点以外の部分で国家を縁の下から支えてきたことを辛坊氏はじめ、出演者たちに知っていただきたいと思いました。しかし、いつも日本の自立を叫んでいる金美麗さんまでもが民営化を肯定しているのですから救いようがありません。郵政民営化論議は保守の実相をみごとにえぐりだしました。この2年半のあいだになんと多くの保守といわれている者のめっきが剥がれたか。
三島由紀夫が言った言葉「・・・日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済大国が極東の一角に残るであろう。」この通りに日本はなっていくのですね。今日の番組を見て、日本人なら当然持っていた情緒の喪失を実感いたしました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(管理人)
テツさん、こんばんは。
まったく悔しい話ですね。140年の整備と伝統を誇る郵政事業を市場原理一辺倒の価値観でくくり、郵政事業が果たしてきた重要な国家的インフラを完全に無視した今回の暴挙、そしてこれを歓迎する自称保守連中の醜悪さ、日本もここまで落ちたかという思いでいっぱいです。
>地域のために尽くす使命感なくしてこんな仕事はできません。
まったくです。私は特定郵便局が郷土愛涵養に役立った功績は非常に大きいと考えています。そういう日本風土を根こそぎ否定する思潮こそが、この日本を滅ぼすのです。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2007/10/post_5191.html#comments
▲このページのTOPへ HOME > マスコミ・電通批評6掲示板
フォローアップ: