★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評6 > 451.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
■週刊誌とブログの陰の情報戦
新しい自民党総裁に、福田康夫氏が決まった。国会開会中に、何で自民党総裁選が行われたかといえば、安倍晋三首相が突然、辞任したからである。
昨日発売の『週刊現代』に、立花隆氏の緊急寄稿がある。一部、引用しておこう。
偶然の機会から、この騒動のはじめから終わりまで、核心に近いところからウォッチしてきた私が、いま確信をもっていえることは、さまざま他の要因があったにしろ、最後にとどめをさしたのは、「週刊現代」前号の「安倍晋三首相『相続税3億円の脱税』疑惑」だったということである。
発売日まで、安倍事務所と週刊現代の間で激烈な暗闘が2日間にわたってつづいた。金の流れのデータがたっぷりつまった質問状に安倍事務所は動転した。安倍事務所は週刊現代の質問状を内々で全公開して、それに安倍事務所の全否定論をつけて配布するということをはじめた。
編集長を口説いて、週刊現代がつかんでいるネタは、かつて安倍(晋太郎)事務所にいた人物など内部から出たもので、きわめて信頼性が高いこと。ほとんど帳簿を再現したに等しいぐらいの内容があること、財務省の相続税の専門家に見せて「それは脱税です」のコメントを得ていることなどを聞き出し、これを雑誌が出る2日前から、日経PBの私のブログのページで次々明かしていった。
(投稿者注:正しくは日経BP)
この記事は2日続けて、アクセス数130万ページを記録したのである。マスコミも政界関係者もみなこのページを見て、安倍事務所の敗北を確信した。マスコミの論調も変わった。週刊現代は陰の情報戦に勝ったのである。安倍首相は早々と病院に入院した。
■ジャーナリズム精神を取り戻せ
何だ、そうだったのかぁ(^g^)
『週刊現代』(9月15日発売)を読んだが、立花隆氏のブログに書いてあることと同じじゃ〜ん! と思ったのは、わたしだけではあるまい。活字媒体の週刊現代と、ウェッブの立花隆氏が連動した「情報戦」が、安倍首相を辞職に追い込んだということになる。
週刊現代あっぱれ! こうした権力に媚びないスクープこそが、週刊誌の醍醐味ではないか。新聞も「マスゴミ」なんて言われないように、本来のジャーナリズム精神を取り戻して欲しいものだ。
http://garasu2005.exblog.jp/6509295/
----------------------------------------
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
週刊現代が暴いた“安倍スキャンダル”の全容
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070914_scandal/index.html
▲このページのTOPへ HOME > マスコミ・電通批評6掲示板
フォローアップ: