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アリストテレスの『弁論術』にこんなの見つけた。
p.23:裁判官を怒りや妬みや憐れみの情に誘いこみ、その判断を歪めるなどということは、あってはならないからである。なにしろそれは、これから使う物差しをいびつなものにするのと同じことだから。・・その事実が重大なことか些細なことか、とか、正しいことか不正なことか、といった点は、立法者が予め法に規定している場合を除き、裁判官が自分でそれを判別すべきであって、係争当事者たちから教えて貰うべきでないことも、明らかなことである。
2000年前のアリストテレスが「あってはならない」ことだと批判している法廷での扇情的言動を、現代のマスコミは賞賛し煽っているのではないだろうか?
以下はちょっと前のニュースです。
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9月4日(火)のニュース
福岡飲酒死亡、被害者父親が法廷に
「子供たちは私たちにとってすべてでした」。去年8月、福岡市で飲酒運転で幼い子供3人が死亡した事故の裁判で、3人の父親が4日、被告を前に思いを語りました。
「証人尋問を終えて、改めて恐ろしい情景が頭によみがえってきました」(大上哲央さん)
飲酒運転による事故で大上紘彬君と倫彬君、紗彬ちゃんの3人の子どもの命が奪われた去年8月の事故。福岡市の職員だった今林大被告は、危険運転致死傷などの罪に問われています。
4日は、検察官が大上さん夫婦が裁判のために準備した家族写真をスクリーンに映し出しながら、母親・かおりさんの供述調書を読み上げました。出産や育児、家族旅行、かおりさんが子供たちに注いだ愛情がつづられています。
「夫が紗彬を抱いていると、紘彬と倫彬はやってきては紗彬にチューをしていました。3人に手をかけ、目をかけ、宝物のように育てました。この幸せが、いつまでも続いてほしい、家族で仲良く暮らしたいと思っていました」<かおりさんの供述調書より>
この後、検察側の証人として出廷した大上さん。今林被告との初めての対面となりました。大上さんは我が子を突然失った喪失感を涙ながらに語りました。
「被告があの時、海に飛び込んで救助していたら、3人のうち1人でも命を救えたと思います」(大上さん)
今林被告は時折ハンカチで涙をぬぐい、終始うつむいたままでした。(04日16:28)
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