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【高野孟】自爆に突き進む安倍政権
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投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 9 月 06 日 21:50:42: 4sIKljvd9SgGs
 


http://ameblo.jp/senkyo-commons/entry-10041595263.html
2007-07-30 20:15:29
高野孟:自爆に突き進む安倍政権

 安倍晋三首相が何事によらずキッパリと責任の所在を明らかにすることなく、グズグズ、ウジウジと誤魔化したり先送りしたりしようとしてきた、その潔さのみじんも感じられない態度を、国民は「美しくない」と判断した。

 なのに、まだ彼はそのことに気がつかずに、今度は自分自身に対して歴史的惨敗の責任を課すことを回避し、開票途上で早々に「続投」を宣言した。
 恥の上塗りで、早ければ年内にもありうる衆院選でのさらなる敗北に直結しかねない自爆への道である。

 今は造反を起こす気力も出ない自民党だが、衆院選が視野に入ってくれば「安倍では戦えない」という声が噴出するのは目に見えているし、何よりも、自民党にとってほとんど唯一の全国的組織基盤となっている創価学会から自公連立を離脱して心中を避ける思惑が出て来よう。
 公明党が自民離れを起こせば、 93年に一旦野党になったあと、94年以来、社会党、さきがけ、自由党、保守党、公明党を次々に連立相手に引き込んでは食いつぶすことで政権に就いてきた自民党の命運は尽きる。

 そこからようやく、2大政党による選挙を通じての政権交代が可能な政治風土の醸成が始まる。
 民主党は、1人区に焦点を絞った頑固な組織戦略でこの圧勝をもたらした小沢一郎代表の求心力が高まるが、さてその小沢が本当に政権を担いうる21世紀の国家ビジョンをまとめ上げることが出来るのかどうかが問われることになる。


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