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たとえば愉快犯と呼ばれるような、自らの犯罪行為を世間の耳目をひくように面白おかしく演出する「劇場型犯罪」や、ワイドショーを巧みに利用することによって数々の道理を引っ込め無理を通した小泉さんの「劇場型政治」など、劇場型という言葉をしばしば耳にする。
最近では「劇場型被害者」がブームのようだ。法廷で朗読された涙をさそう被害者家族のポエムを執拗にワイドショーで紹介したり、公判中の事件について被害者家族の著書を映画化するなどして、必要以上に第三者から「無責任な感動」と「安っぽい涙」と「被告人への憎悪」を引き出そうとする。
それらの情報はワイドショーを通じて流布され、暗い情念の連鎖は増幅されながら無限ループを描く。裁判とは法に則って真実を明らかにすべく、すべてが粛々と処理されるべきだ。そこに情念などの入る余地はないし、ましてや第三者には何の関係もないことだ。かつて「ワイドショー政治」に踊らされたマダムたちは、いま「ワイドショー裁判」に夢中らしい。
どんな極悪人でも弁護するのが弁護士の仕事である。しかし「あんな極悪人を弁護するようなヤツは弁護士の資格を剥奪してやれ」とワイドショーで叫ぶ弁護士もいるそうだ。常に冷静さを求められる弁護士の資格がないのはいったいどちらなのか。
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