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政治記事読みくらべ
2007年9月1日
朝日よ、そんなに「安倍大敗」が嬉しいか?
マイク・ホンダ君の努力が実を結んで、日本政府に謝罪を求める従軍慰安婦非難決議が米下院を通った。「産経」によれば、ホンダは支持してくれた在米の中国系反日団体の名を挙げて協力に感謝したそうである。むろん慰安婦問題の「家元」である「朝日」は、そういう背景を調べず、ひたすら決議を「天の声」だと言い触らした。
来週あたり「朝日」の演劇欄には「助六」の非道徳性を指摘する論文が載るんじゃないか。「俺さまが大門を入ってくりゃあ、道の両側から女郎の吸い付け煙草で、煙管(きせる)の雨が降ーるよーだっ」。この公然たる売春制度賛美、その制度のチャンピオンによるこの自慢たらしいセリフを、なぜ平気で見逃してきたのか、不思議でならない。
戦時中、売春は政府公認の職業だった。助六が活躍していた時代、吉原は武士町人の憧憬の的だった。この世には今日の尺度をもって昨日の現実を測ること以上に愚かな行為はない。
参院選での安倍自民党の惨敗に加えて、ワシントンでも日本政府は糾弾されたのである。「朝日国」の国民にとって、こんな嬉しいことがあるだろうか。さっそく社説(8月1日)を掲げて「アメリカの正義」を褒めちぎり、日本国に謝罪を促した。いったい何回謝ったら気が済むのか。
勢い余って「国会議員や首相のブレーンら」が米紙に意見広告を出したことまで批判した。他人の言論の封殺を狙った。誰のブレーンであろうと、言うことがあれば発言するのが民主主義体制の大前提である。先日死んだ小田実も、ベトナム戦争中に「ワシントン・ポスト」に反戦意見広告を出しとるよ。新聞の一ページを買うカネのあるヤツは、出してスペースを買い、意見を言う。効果あったかどうか、大きなお世話である。
読者は御記憶だろう、「朝日」には安倍晋三を憎む彼らなりの理由がある。自民党幹部がNHKの番組内容に「政治介入」したという、例の本田雅和記者の虚偽報道事件の因縁である。
従軍慰安婦問題の発明者で元「朝日」記者、松井やより(故人)らは、問題を裁くと称して擬似裁判を演出し、弁護人が一人もいない「法廷」で昭和天皇に有罪を宣告した。NHKは、それを番組にした。
だが放映前にNHKの局長が安倍晋三と中川昭一を訪ねたところ「そういう番組は止めよ」と圧力を受けた――と「朝日」は本田の記事を載せた。本田は松井から「がんばってね」と後事を託されていたという。
記録を調べると、安倍は問題の番組放映以前にNHKの者と会っていなかった。まして圧力など加えていない。政治圧力がかかったという話は、本田がNHKの局長に「ここからはメモを取りませんから」と、オフレコで取材した話だった。言った言わぬで水掛け論になった。後日、講談社発行の雑誌に会話が逐一報じられた。隠しマイクで録音したとしか思えない。
政治介入の「犯人」にされた安倍は「当分の間『朝日』記者単独の取材は受けない」と言って、それを実行した。
虚偽報道された者として当然の自衛手段だが、「天下の朝日」を自認する朝日人は、朝日国への侮辱と受け取っただろう。参院選中の彼らの民主党や小沢一郎への partisanship いわゆる肩入れは凄まじかった。
安倍は大敗し、朝日人は快哉を叫んだことだろう。そこへワシントンから吉報が届いた。日本国に対する朝日国の勝利を、米国が認めたのに等しい。ああ、やよりさんが生きていたらと、本田記者は落涙したのではあるまいか。
諸君!(外部サイト)
10月号 紳士と淑女より
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