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□【SUNDAYウォッチ】悪役誕生〜首相と横綱〜 [JANJAN]
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【SUNDAYウォッチ】悪役誕生〜首相と横綱〜 2007/08/06
先週はテレビ界に大物悪役が2人誕生した。国民から「ノー」を突きつけられても居座り続ける安倍首相と仮病で巡業をさぼった疑惑が持たれている横綱朝青龍だ。政界、角界の頂点に立つふたりがバッシングされるのだ。これほど視聴率を稼げるネタはない。一国の総理と横綱がワイドショーの寵児となった。
■報道2001(フジテレビ)
●片山虎之助・前自民党幹事長、無念を語る
以下片山氏コメント(抜粋)―
(選挙)中盤以降、不気味な予感があった。雰囲気が悪くなった。年金問題と閣僚の不祥事。だんだんそれが拡がって、自民党への嫌悪感が拡がる累積効果。
小泉改革で自民党を支えてくれていたロイヤリティーがなくなった。市町村議員1万9000人が減った。(彼らは)自民党の実力部隊だった。平成の大合併、三位一体(が痛かった)。地方を元気にしないと国は元気にならない。地方を助けないといけない。
(安倍総理には)変わってもらわないと。国民の意向に沿うということです。(内閣改造は)誰が見てもこの人がという人を据えることが肝心。
●2大派閥領袖に聞く
ゲスト:町村信孝(町村派会長)、津島雄二(津島派会長)、ジェラルド・カーチス(コロンビア大学教授)
カーチス:安倍さんにとって重要な政策と国民にとって重要な政策は違う。(国民にとって大事なのは)健康保険とかだ。
町村:いろいろなことを考えた結果、続投しかないという判断をしたんでしょう(奥歯にものがはさまったようなもの言い)。
津島:(続投に)エッ!?と思ってついていけないというのが庶民の感覚。
カーチス:日本は大統領制ではない。安倍政権ではなく、自民党政権。本人が辞めないから辞めさせられないというのはおかしい。
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●自民大敗
小泉さんを除けば森さんから続く。安倍さんの場合も自民党が決めて自民党が支えた〜田中秀征・政治評論家〜
政治に対する不信感が一気に噴出した。もっといろいろなことが起きてゼロになる日が来ることもありそう〜浅井慎平・写真家〜
1人区が雪崩を打った。地方はひどい。正社員をとった企業の有効求人倍率は0.2〜0.4.病院に医師がいない。農業への給付も規模に制限がある(大規模だけ)。夕張は氷山の一角〜金子勝・慶応大学教授〜
小泉改革で自民支持者が離れている。組織政党として生き残れるかの分水嶺にきた〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
●安倍続投、党内からも批判
けじめがついていない。閣僚の任命権者である総理の責任。開票前に続投を決めた異常さ。権力闘争的に言うと永田町の論理に乗っている。「俺に代わるやつがいるか」。大変な政局になるかもしれない。それに気がついていないんだったら問題〜岸井成格〜
出処進退をきちっとやれば「もう一度」はある。今度はいただけない。エゴイスティックなことをやっている自分に気づいていない〜浅井慎平〜
●民主、参院第1党で今後どうなる
解散総選挙と内閣総辞職は年内にもある。続いて来年春の予算成立。洞爺湖サミット後。やらざるを得ない。我々メディアにとっても未知の領域になる〜岸井成格〜
テロ特措法と日銀人事がカギ。変節するようになったら民主党は永遠に自民党の受け皿になれない。きちっと筋を通してもらいたい〜田中秀征〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★★
■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●フィギュアに新星登場、長洲未来(14歳)
●女子サッカー「なでしこジャパン」、北京五輪出場決める
●舛添要一、自民大敗を語る
マスゾエ先生はこんなところにまで顔を出していた!
●特集:阿久悠さん逝く
●夏休み珍事件SP
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■日曜討論(NHK)
ゲスト:(自民)舛添要一、西村康稔、柴山昌彦
(民主)大塚耕平、平岡秀夫、松野頼久の各氏
当選2〜3回目の自民党と民主党の若手議員が出演して以下のテーマについて討論した。
・選挙結果をどう受け止めるか
・政治とカネ
・政局流動化にどう対応するのか
自民勢の元気のなさが目についた。舛添氏がわずかに踏み込んだことを言うくらい。それでも民放のテレビカメラを前に語るような過激な発言はなりを潜めていた。西村、柴山の両氏は選挙期間中に自民党のベテラン議員が話していたのと同じ発言を繰り返すのみだった。この2人はほんとに若手なのだろうか。それとも自民党が活力を失ってしまっているのだろうか。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★
■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●民主党政権奪取の展望は
ゲスト:渡部恒三(最高顧問)、藤井裕久(元代表代行)
良くも悪しくも小沢代表を最もよく知る二人が語った。
渡部:小泉総理の任期が切れる時に(新総理は)福田君よりも安倍君のほうが、民主党にとっては参院選挙を戦いやすい、と言ってきた。国のために安倍君は1日も早く辞めたほうがいい。
藤井:(1人区対策は)計画的にやった。一部の人からはなぜ大阪、東京に行かないんだという批判はあった。
田原:民主党のマニフェストにある「年金」「子育て支援」「農業再生」は、明らかにバラ撒きだが?
渡部:今の農業予算を増やすわけではありませんから。アメリカみたいに広い畑に飛行機で肥料をまくようなことをしたら、日本の農業は潰れてしまう。4町歩以下の畑をカアちゃんと年寄りで耕すことで日本の自然を守ってきた。
田原:基礎年金をやる(賄う)のに消費税5%で足りる?(国民は自民党には不満、民主党には不安を持っている。
藤井:それは政権政策を作ること。国政調査権も使える。
田原:シーファー駐日大使が「テロ特措法で協力してくれ」と言ってきたらどうする?
藤井:「ノー」と言うでしょうね。もともとはアメリカの個別自衛権の発動でやった。日本はこれにくっついて行った。6年経って(アフガニスタンの)治安問題になった。
藤井:国連PKOならいい。
田原:なぜ小沢さんから人が離れていったのか?
渡部:わがままなんだな。彼の場合はその時だけの利害関係。
●安倍政権、立て直せるか
ゲスト:町村信孝(町村派会長)、舛添要一(参院政審開会長)
田原:赤城農水大臣はなんで選挙前に斬らなかった?安倍さんはトンチンカン?
町村:遅きに失した。
田原:1円からの領収書添付も、かつての番組で安倍さんは「できない」と言ったのに今度は「する」と言っている。
町村:選挙結果を重く受け止めてのこと。
田原:長妻議員が年金問題を取り上げたのは去年の6月だった。
舛添:ここまで大きくなるとは思わなかった。危機管理の失敗のひとつ。ショック死状態で新しいリーダーを担ぎ出す力がない。
田原:内閣改造できると思う?
舛添:作ってくださいというしかない。
コメンテーターの星浩・朝日新聞編集委員:
改造前に(参院選の)総括をする必要がある。それをやらずに改造すると悲惨な結果になる。
田原:テロ特措法は?民主党が否決したらどうする?
町村:(民主党が参院で否決権を持ってるから)しょうがないでしょ。
舛添:(否決)させないようにする。妥協していけば 落とし処はある。
田原:解散総選挙があったら、安倍さんで勝てると思う?
舛添:できるだけ解散総選挙に持ち込ませないようにする。
コメンテーターの財部誠一(経済ジャーナリスト):
安倍さんの資質に国民は「ノー」を言った。
舛添:今は水を掛けて火消しをしている時。結果が出ない時に「続投宣言」は良くなかった。
●自民組織選挙の落日
〜映像リポート〜
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番組評価
ゲスト:★★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★★
(竹谷昇)
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