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「大村秀章」という天然記念物
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/06/post_7c56.html
国民を食い物にしてるアベ内閣
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/06/post_49a6.html
昨日、紹介した「サンデープロジェクト」の映像を観た人は、アベシンゾーがオチョボッた「1年以内に5000万件すべて調べる」って言葉が、選挙対策としての「口からデマカセ」だったってことを確信したと思う。何しろ、アベシンゾーからジキジキに「年金問題の火消し」を仰せつかった大村秀章が、ハッキリと、「数年は掛かる」って明言してたからね。それも、民主党が繰り返して言ってるような「基本台帳までさかのぼっての照合」じゃなくて、すでに一度やって失敗してる「パソコンのデータの照合」しかしないって言ってんだから、これでも自民党なんかに投票する人がいるとしたら、本物の大バカだよ。民主党の長妻昭議員が何度も言ってるように、自民党の年金問題対策ってのは、すでに一度やって失敗してることをまた莫大な税金をムダにして、もう一度やるってだけの話だ。ようするに、自民党は、ホントに困ってる国民のことなんかどうでも良くて、来月の選挙に向けて「アベ内閣はちゃんと年金問題をやってますよ」っていうポーズのためだけに、莫大な税金をムダづかいしようとしてるってワケだ。
だって、「パソコンのデータの照合」をしても、そのデータの入力時にミスがあったから5000万件もの年金記録が宙に浮いたっていうのに、そんなミスしてるデータ同士を照合させたって、何の解決にもならないからだ。ホントに解決するためには、長妻議員の言うように、手書きの基本台帳までさかのぼって、1件1件を手作業で照合するしか方法はない。こんなこと、小学生でも分かるだろう。それなのに、支離滅裂な大村秀章は、「民主党のやり方じゃ何年かかるか分からない!われわれ自民党は、国民のために1年でやると言っている!」って、あまりにもムリのありすぎる幼稚なレトリックを炸裂させちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、結局、世の中の常識を何ひとつ知らないオボッチャマのアベシンゾーが、現実的には絶対に不可能なのに、自分の体面を保つためだけに、イキオイで「1年以内に5000万件すべて調べる」って口からデマカセを言っちゃったもんだから、その「結論ありき」であとから考えられたのが、「何の解決にもならないけど、莫大な税金を投入して、表面上だけは照合作業をしてるフリをしちゃえ」って作戦だったのだ。それに対して、この問題を1年以上も前から訴え続けて来た長妻議員が、「たとえ時間が掛かっても、基本台帳までさかのぼって、キチンと1件1件照合するしかない」って言ってるのは、誰から見ても極めて正論だろう。そして、その長妻議員の発言を妨害して、「1年以内に調べるといってる自民党と、何年かかるか分からないといってる民主党と、どちらが国民のことを考えてるのか!」って叫び続けた大村秀章の必死さは、そのまま、ナリフリかまわずにヤラセのゴミ拾いまで始めちゃったアベシンゾーの必死さの現われだと思う。
だから、「大村秀章」っていう前代未聞の珍妙な生物を観察して大笑いしたい人も、アベ内閣のデタラメさと必死さを再確認しときたい人も、年金問題の総括として全体を時系列で確認しときたい人も、この、あまりにもコッケイなお笑い番組、「サンデープロジェクト」は、絶対に観ておくべきだろう。だから、まだ観てない人は、「チーム世耕」のネット工作員が削除する前に、昨日の日記のリンクからお早めにどうぞ‥‥ってワケで、自民党の機密費から100万円ももらってる「サンデープロジェクト」の司会の田原総一朗は、当然、いつでも自民党寄りのスタンスで司会をしてるワケだけど、これは、徳光和夫がジャイアンツ狂いの紅顔無恥な司会をするのとおんなじで、今や、全国民の知るところとなったニポンの風物詩みたいなもんだ。
だから、田原総一朗は、今回の「サンデープロジェクト」でも、あまりにも支離滅裂でメチャクチャに大村秀章には、全体の8割もの時間をしゃべらせてて、極めてマトモで筋道の通った発言をしてる長妻議員には、ほとんど発言時間を与えなかった。そして、いつもなら、ゲストの発言をさえぎってまで仕切りまくる田原総一朗が、あんなにデタラメな発言を繰り返してる大村秀章のことを好き勝手にしゃべらせ続けてた。で、この恥ずかしい生物、大村秀章が書いた「再生、興国への突破口」っていうアベマンセーのバカ本を見ると、ナナナナナント!田原総一朗が推薦文を書いてるのだ!
「大村秀章と田原総一朗の癒着の証拠」
http://www.ohmura.ne.jp/books/03.html
ま、お金の匂いのするとこには、どこにでも顔を出す田原総一朗のことだから、別に「やっぱりね」ってレベルのことだけど、あのアカラサマに発言時間をヒイキした司会っぷりには、「きっと裏に何かある」って思った人も多いだろう。「朝まで生テレビ」でも、田原総一朗は、野党の議員の発言は強引にさえぎって途中で黙らせちゃうのに、与党の議員には好きなだけしゃべらせてて、あまりにも偏ってる。そして、誰でも見ることができるテレビですら、あれほど自民党をヨイショしてる田原総一朗だから、テレビで放送されてないとこでは、やりたい放題が炸裂しちゃってる。5月19日に、岡山県の倉敷市で開かれた「マニフェスト推進フォーラム in 倉敷」では、田原総一朗が、来月の参院選に岡山選挙区から出馬する自民党、民主党、共産党の3候補と順番に対談形式で討論したんだけど、テレビよりも何倍もエゲツない自民党ビイキが炸裂したのだ。詳しくは、以下の記事を読んで欲しいんだけど、リトル長いので、まずは、今日の「きっこの日記」を最後まで読んでからね♪
がっかり 田原総一朗氏〜「マニフェスト推進フォーラム in 倉敷」
http://www.janjan.jp/election/0705/0705215877/1.php
‥‥そんなワケで、田原総一朗みたいな「権力のコシギンチャク」のことなんかほっといて、もっと大切な年金問題に話を戻すけど、1年以上も前から、この問題をずっと訴え続けて来た民主党の姿勢と、民主党からの訴えをシカトし続けて来たクセに、世論が厳しくなって来たら、大アワテで重い腰を上げた自民党の姿勢は、まったく正反対だ。それは、例の「サンデープロジェクト」で、何とかこの問題を根本的に解決しようとしてる民主党の長妻議員に対して、子供でも矛盾に気づくようなトンチンカンな自論を繰り返し、相手の発言をジャマしまくるだけの自民党の大村秀章の発狂ぶりを見れば、一目瞭然だろう。せっかく、親友の田原総一朗がエコヒイキして好きなだけしゃべらせてくれてるのに、その時間をすべてムダにして、政権与党としての謝罪をするどころか、終始、長妻議員の発言を妨害して、民主党の悪口を言い続けて、自分の低能さを全国にアピールしちゃった前代未聞の大バカ議員、大村秀章。こんな大バカが、内閣府の副大臣だとは、サスガ、天下無敵のアベ内閣だよね。
だけど、今の年金問題は、政治ゴッコしかできないアベシンゾーなんかじゃ、それこそ100年経っても解決なんかしない。何でかっていうと、この問題は、まだまだ氷山の一角しか発覚してないからだ。そして、アベ内閣はそれを把握してるのに、この選挙前の時期にすべてを公表したら、致命的なダメージを受けることが分かってるから、把握してるデータをインペイし続けてるのだ。たとえば、アベ内閣は、最初は民主党から指摘されて5000万件だけって言ってたのに、すぐに1430万件が出て来て、その時も「これ以上はない」って断言したのに、またすぐに次の不明が発覚した。つまり、アベ内閣は、野党が指摘したぶんだけ仕方なく認めて、そのたびに「これ以上はない」って言い続けてるだけなのだ。
そして、野党から、「5000万件の合計金額を公表しろ」って言われても、「国民を混乱させるだけだから公表しない」ってノタマッて、インペイし続けてる。結局、「国民が混乱するから」なんてのは単なるイイワケで、ホントのとこは、宙に浮いてる天文学的な金額を公表しちゃうと、どうせ国民のお金だと思って湯水のごとくムダづかいし続けて来た政府に批難が集中しちゃうからだ。つまり、「国民のため」「国民のため」って言いながら、今のアベ内閣がやってることは、すべて「自分たちのため」であり、「来月の選挙のため」ってことなのだ。じゃなかったら、宙に浮いて支払い先の分かんなくなってる年金がぜんぶでいくらなのか、ハッキリと公開すべきだろう。これは、全国民が知りたがってることだし、政府には公開する義務がある。そして、野党も何度も「公開しろ」って言ってるのに、「国民のために公開しない」なんていうアベ内閣の理屈は、まったく通らない。
‥‥そんなワケで、「この問題は、まだまだ氷山の一角しか発覚してない」って書いたけど、自民党がインペイし続けてる「その他の不明データ」の他にも、いろんな問題がある。たとえば、支払った年金に対する「過剰課税」の問題だ。詳しくは、次のメールを読んで欲しい。
お名前:HN
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさん、初めてお便りします。ぼくは香港に住む40代の男性です。米国で公認会計士になりました。なぜこの資格について書くかというと、これから話す税金について、ぼくが素人ではないとわかっていただきたいためです。80歳を超える伯母の確定申告を手伝った時にわかったことです。伯母は年金だけで暮らしています。年金は所得税を源泉徴収された額が支払われています。この源泉徴収額は余分に取るように仕組まれているのではないかと思うのです。伯母の場合収入(年金支払総額)2319198円、源泉徴収額59066円、介護保険料42846円(これも社会保険庁が天引き)、国民健康保険57688円(これは市区町村に収める)となっています。国税庁がネット上で提供しているソフトで計算すると、1646円の還付が受けられます。源泉徴収とは「国が予め収める税金を計算してあげるから、あなたは払いすぎも不足もないです。」という考え方のもとにできているはずです。伯母のように、他の収入が全くない人が、たとえ1646円とはいえ、どうして還付の対象になるのでしょうか。国は初めから余分に取るように画策しているのではないのでしょうか。しかし、ぼくが100%の確信を持って上記の意見を言えない理由がひとつあります。それは、国民健康保険の金額は本人が所有する不動産の価値によっても金額が異なるからです。つまり、伯母の固定資産税支払額が国税庁や社会保険庁が想定する平均的な固定資産税の支払額よりも大きいものだとすると、年金からの源泉徴収額が大きくなる傾向があります。でも伯母が住んでいるのは都内の60平米のマンションだから、ごく一般的な物件のはずです。ぼくは社会保険庁が計算している源泉徴収額の計算根拠を公にすべきだと思います。ひとりあたり1646円余分に取ったとして、これを1000万人単位でやったら、164億円かすめ取った計算になります。年金をもらうような年齢の人は、こんなめんどうな計算はしないだろうし、1646円のことで、税務署に確定申告はしないだろうから、それをいいことに国はちょろまかしているのではないでしょうか。伯母以外にも余分に取られている人がたくさんいるはずです。皆で声を合わせて余分な源泉徴収をやめてもらうようにすべきだと思います。
‥‥そんなワケで、今、国会では、「もらえるハズの年金がもらえない」とか、「本来もらえる金額よりも少なく支給されてる」とか、ようするに、「正しく支給されてない」ってことだけが問題にされてる。だけど、このHNさんの指摘によると、正しく支給されてる人でも、「税金を多く徴収されてる」ってことになるんだから、5000万件だの6000万件だのってことじゃなくて、全国のすべての年金加入者が、国に騙されてたってことになる。そして、このHNさんの指摘は、あくまでも「1年」のことなんだから、HNさんの叔母さんにしても、1646円だけを多く取られてるワケじゃない。毎年毎年1646円ずつ多く徴収されてるんだから、10年なら1万6460円、20年なら3万2920円も多く徴収されてるってことになる。そして、それが1000万人もいたら、政府は笑いが止まんないだろうし、グリーンピアみたいな大バカ施設も林立できるワケだよね‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
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