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□【SUNDAYウォッチ】「コムスン」は「年金問題」の目眩ましか [JANJAN]
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【SUNDAYウォッチ】「コムスン」は「年金問題」の目眩ましか 2007/06/11
「消えた年金5000万件」に続いて新たに1430万件の入力漏れがあったことが先週、明らかになった。折も折り同じ厚生労働省管轄の「コムスン」が介護保険料を不正に取得していたことも先週、明らかにされた。「コムスン」が怪しいことをやっているというのは、何年も前から言われていたことだ。厚労省が実態を把握していないはずはない。
「コムスン」はあまりにもタイミング良く、白日のもとに放り出された感がある。参院選を来月に控え、「年金問題」で厳しい立場に立たされている与党が繰り出した「目眩まし」と見るのは穿ち過ぎだろうか。
■報道2001(フジテレビ)
●年金問題
ゲスト:茂木敏充(自民)、福島豊(公明)、長妻昭政(民主)、小池晃(共産)、福島みずほ(社民)、亀井久興(国民新)
老後に直結する年金問題をめぐっては、政府・与党は明らかに分が悪い。参院選挙前ということもあって弥縫策ばかりが目につく。番組討論でも、この問題を地道に追及してきた長妻議員(民主)が攻め、茂木氏(自民)はとり繕いと火消しに終始した。やりとりを読んで頂きたい。
長妻:三鷹のセンターに倉庫がある。自民党は隠している。平成9年の年金番号統一の際に110万人に基礎番号がつけられなかった……。
茂木:5000万件と1430万件は一部重なっている。内数だ。
長妻:柳沢さん(厚生労働大臣)は、5000万件と1430万件は別と言った。内数と言うんだったら数字を出して下さい。(我が方は)持ち主のいない件数をつかんでいますから。
茂木:照合するプログラムは4〜5ヶ月でできる。1430万のマイクロフィルムには脚注がついていて……。
長妻:うそはいわないでください。
福島:今あるコンピュータ・データとマイクロフィルムと市町村役場に残っている台帳を突合しなければダメなんです(漏れが出る)」
ここで社会保険労務士の証言をビデオで紹介した。「本人の証言を聞いても掘り起こしは難しいのが現実」という。掘り起こしをちゃんとやって突き止めようとしたら、1件につき半年かかるのだそうだ。
ここで司会者が確認した。「安倍首相が1年で確認するというのはコンピュータの中だけなんですね」
マイクロフィルム、台帳、焼却した台帳、そもそも入力されなかった分の年金はもらえないということなのだ。底なし沼以外の何ものでもない。
小池氏(共産)がいみじくも言った。「社保庁を3年後に解体するというが、責任まで分割・民営化するんですか」
●「コムスン不正」折口生出演
(詳しくはテレビ朝日「サンデープロジェクト」で)
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●年金問題
・柳沢謝罪に自民からも批判
・菅直人批判の自民ビラに悪評
・新たな記録漏れ1430万件
銀行で預金者の記録がありません、では銀行は潰れる。なぜ今社保庁改革なのか。なぜの説明がないまま。国民は「年金不安」を忘れない。離婚、ワーキングプア……年金に入れない人が増え、ますます問題は膨らんでくる〜金子勝・慶応大教授〜
政治の監督責任。役人は隠す。政治家の目が届かない〜田中秀征・政治評論家〜
政争の具にされては困る。私たち国民がどうなるかだ〜大宅映子・評論家〜
●コムスン不正
起きるべくして起きている。儲け話はどこにあるんだということから始まる〜浅井慎平・写真家〜
本来介護は公的機関がやるサービスで儲かる話じゃない。村上ファンドが「儲けてなにが悪いんですか?」と言ってたが、若い起業家たちは、儲かれば脱法でも何でもやる〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
まっとうなビジネスは埋め尽くされているので、若い企業家は隙間を突いてくる。隙間を埋める法律・制度を作る必要がある〜中西哲生・スポーツジャ−ナリスト
介護サービスは買わなきゃいけない。ところが年金だけで生活している高齢者は介護サービスを受けることができない〜金子勝・慶応大教授〜
●G8サミット
・ミサイル防衛網で米露がサヤあて
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●ユーミンを超えた絢香
●コムスン不正
折口会長の軽井沢30億円別荘を直撃
●徳光、元モー娘と巨人戦観戦
●巨人新4番、阿倍をどう評価
●徳光、卓球の福原愛と対談
ワイドショーはチーフADさえいれば出来る、と業界で言われているが、その典型みたいな番組だ。これでCM収入を得る日テレこそ、コムスン以上にボロい商売だ。というよりこれが日本のテレビ文化なのだろうか?
――
番組評価
ゲスト:★
MC回し:★
映像と演出:★
■日曜討論(NHK)
ゲスト:片山虎之助(自民)、木庭健太郎(公明)、小川敏夫(民主)、小池晃(共産)、又市征治(社民)、亀井郁夫(国民新)
●年金問題
●天下り規制策
国会やマスコミ報道で出し尽くされたことを「やいのやいの」と討論しているだけ。公共放送の性格上、各党等分に言わせるだけで、司会者はほとんど突っ込まない。
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番組評価
ゲスト:★
MC回し:★
映像と演出:★
■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●「コムスン不正」折口会長に直撃
田原総一朗「コムスンはこの番組のスポンサーだった。テレビ朝日もどうかしていると思うけど……」。このコーナーの幕明けのコメントだった。
責任者も、ヘルパーも申請通りにはいなかったという「不正申請問題」。なぜそうなったのか、田原が突っ込んだ。「詐欺じゃないか?」
折口会長は「管理能力、事務能力の問題」とした。申請を出した後で人が辞めたりしたので、申請とは違うようになった、と言うのだ。
申請時は間違いなかった。したがって騙し取る意図はなかった、という理屈だろう。
「どれ位の数インチキがあったのか?」と田原が迫ると折口会長は「書類がなくなって……」。「社保庁みたいなこというねエ」と田原からグサリと言われた。
処分される前に事業所を廃止したことについては「介護サービスを受けているお客様への影響を避けるため」と、8日の記者会見と同じことを述べた。
この問題の取材を続けているジャーナリストによれば、2006年4月の介護保険制度改正により、コムスンの得意分野での収益が減った。利益確保が困難になったと、コムスン自体が認識していたというのだ。
「ビジネモデルが破綻したからインチキやったんだ」と田原。折口会長は「利得行為のために人減らしをやったわけではない」。
折口会長は子供だましの言い訳をし、シドロモドロ、支離滅裂となった。カメラは油汗を浮かべる折口会長をアップで追い続けた。
●2大政党の狭間で参院選に臨む共産党
ゲスト:志位和夫委員長
●闘将星野にプロ野球再生を聞く
ゲスト:星野仙一・阪神シニアディレクター
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番組ディレクター
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
(竹谷昇)
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