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□【SUNDAYウォッチ】政治家のカネ、庶民の年金 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0705/0705276221/1.php
【SUNDAYウォッチ】政治家のカネ、庶民の年金 2007/05/28
消えた年金は5000万件―社会保険庁のズサンな事務処理が世論の指弾を浴びるなか、「社会保険庁改革法案」が25日、衆院厚生労働委員会で強行採決された。
前日には農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」の理事らが独占禁止法の疑いで東京地検に逮捕されている。林野庁を舞台にした典型的な官製談合事件だ。業界のボスは松岡利勝農水大臣である。
政治家が動かす数百億円単位の不正資金と庶民の老後に欠かせない月額6万円ほどの国民年金。金のトラブルをめぐっても「格差」はあるようだ。先週のテレビニュースは金額の差はともかく「談合」と「年金」を集中的に報道した。
■報道2001(フジテレビ)
●年金問題
ゲスト:片山虎之助(自民)、菅直人(民主)、中田宏(横浜市長)
持ち主不明というのはネコババ。社保庁解体を言ったのは民主党。与党案は身分だけ。日本の場合、税は財務省。保険は厚労省。天下りとつながっているから。(与党案では)身分は公務員じゃないけど、給料は税金から出る。(法改正は)選挙前だからというのが見え見え〜菅氏〜
基礎年金統一の制度設計をやった時の厚生大臣は菅さんだった。役人じゃないようにしなければならない。菅さんとこ(民主党)は役人のまま残そうとしている〜片山氏〜
当事者意識が少ない。銀行で請求先がわからないなんてことはありえない。どっちが悪いとか言うんじゃなくて当事者意識がない。証明しなければならないのは社保庁のほう。当事者意識を持ってもらうには完全に民営化しなければならない。ミスは自分たちの給料に響くという意識がなければ、当事者意識は出てこない〜中田氏〜
【感想】
参院選が1ヶ月余りに迫ったこともあり、年金問題で足を引っ張られたくない自民党と、格好の攻撃材料にしたい民主党。「国民は2の次」の議論をしていた。中田横浜市長の指摘は経営感覚があり、3人のうちでは最も国民の立場に近かった。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●政治とカネ
〜緑資源機構の官製談合〜
松岡さんの問題よりも安倍さんの問題に移っている。安倍さんが松岡さんをどうするかだ。このままじゃ選挙はやりきれないだろうし〜田中秀征・政治評論家〜
政治以前、人格の話〜浅井慎平・写真家〜
林野は遅れていて対応できる政治家・役人は限られている。談合組織が出来やすい。松岡さんの一存でこの循環システムはどうにでもなる〜湧井雅之・造園家〜
松岡さんはあの世界のボス〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
●年金、消えた5000万件
イラク戦争と同じで出口が見えない泥沼に入っている。このまま 解体して大丈夫かな?〜岸井氏〜
機構改革で新しくなると過去は不問になる〜田中氏〜
●米軍再編促進特措法、成立
岩国はアメとムチそのもの。沖縄で知事選、参院補選で与党が勝っている。それで気を良くしてこんな法案を出す〜岸井氏〜
●スポーツご意見番
「社保庁に喝ーッ!」
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●女子重量上げ、三宅宏美選手
●病院たらい回しで死亡した妊婦の夫が提訴
●山口県母子殺害、差し戻し審
●週刊男前ニュース
・ゴルファー石川遼
・みのもんた、アナウンス生活40周年
・俳優ジョニーテップ来日
・朝霧町役場のヨンてん・半様(4・5=ヨン様をしゃれている)
・早大祐ちゃん好投
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■日曜討論(NHK)
ゲスト:中川昭一(自民)、斉藤鉄夫(公明)、松本剛明(民主)、小池晃(共産)、阿部知子(社民)、亀井静香(国民新)
「年金問題」「社保庁改革」「地域間格差」「憲法論議」を討論した。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●公明党はどこへ行く
ゲスト:太田昭宏(公明党代表)
憲法改正を参院選の争点にすると意気込む安倍総理。だが、連立政権のパートナーの公明党は、安倍総理の唱える憲法改正には懐疑的だ。足並みの乱れた状態で参院選はどうなるのか?田原総一朗が太田代表をしきりと挑発した。
田原:イラクで空自のC130に多国籍軍を乗せているが?
太田:人道支援。非戦闘地域ならばいい。
田原:多国籍軍は(乗せて)いいんですか?
太田:バグダッドは非戦闘地域という位置づけ。
田原:安倍さんは憲法改正を参院選の争点にすると言ってますが、賛成ですか?
太田「(争点に)ならない」
田原:自民党の議員が憲法改正を掲げて立候補したら?
太田:中味が大事ですから、(改正に向けて)具体的なことを言ったら、私たちは注文をつける。
田原:憲法9条は?
太田:判断材料になる。
田原:協力しない?
太田:根本的に違うことを言えば、(選挙協力は)ちゅうちょせざるを得ない。
田原:憲法を争点にするのは間違い?
太田:意味を感じませんね。中味のないことを言われて…
【電視解剖】
政権与党の座にしがみつきたい。さりとて学会員の手前、憲法改正に賛成とは言えない。股割き状態にある公明党代表の苦悩が滲んでいた。油汗さえ出そうな太田代表の表情をカメラがアップで追い続けた。
●年金、参院選、永田町をめった斬り
ゲスト:田中康夫(新党日本代表)、櫻井よし子(ジャーナリスト)
桜井氏:
(1958億円を投じて48億円しか回収できなかったグリーンピアについて)アメリカだったら関わった官僚も政治家も逮捕。(社保庁は)騙しの構図だった。解体すべき。年金は国家が責任を持ってやる話だから簡単に民営化していいということではない。
田中氏:
社保庁改革ではなく年金改革でなくてはならない。60歳支給開始が65歳になった。70歳になるかもしれない。9掛けが6掛け5掛けになった。4掛けになることさえある。年金手帳ではなく、年金通帳にすべき。どこまで払ったのか、将来どれ位もらえるのかを明記すべき。(年金は)「ねずみ講」。若い人が入らなくなったんで「ねずみ講」は破綻しかかっている。社保庁職員のモラルの問題ではない。
田中康夫氏の参院選出馬―
「新党日本および私として意志表明する」と述べるに留まった。
「この顔お決まりですね」と桜井よし子氏。
●検証!司法制度 行政訴訟はなぜ9割敗訴か
〜映像リポート〜
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
(竹谷昇)
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