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□TBS『朝ズバッ!』の不二家報道問題 審理入り、結論持ち越し [東京新聞]
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2007052402018533.html
TBS『朝ズバッ!』の不二家報道問題 審理入り、結論持ち越し
2007年5月24日 朝刊
NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送倫理検証委員会」(川端和治委員長)は二十三日、初会合を開き、TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家報道問題について、審理入りするか否か議論したが、結論は次回に持ち越した。 (近藤晶)
同問題をめぐっては、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議の元議長で、桐蔭横浜大法科大学院の郷原信郎教授らが十五日、虚偽の内容で視聴者に著しい誤解を与えた疑いがあるとして、同委員会に調査・審理を要請していた。
初会合までに、TBSから報告文書と放送済みVTRの提出があり、委員らは番組を視聴した。
会合後、会見した川端委員長は「時間が限られており、十分な議論ができなかった。次回さらに議論した上で決めることにした」と説明した。
ただ、委員の中には「積極的に取り上げるべきだ」「総務省が厳重注意した案件だけに重い」とする意見もあり、次回の委員会判断が注目される。立花隆委員は会見で、今国会で審議中の放送法改正案に触れ、「表現の自由を守るのに大切な時期。放送局が自らを律していかない限り、大変な方向に行く可能性がある」と述べた。
初会合では同委員会の役割や扱う事案などを議論。毎月第二金曜日に定例会合を開催することを決めた。
「賞味期限切れチョコレートを再利用していた事実はない」とする不二家に対し、「証言の根幹部分は信用性が高い」とするTBS。双方の主張は対立したままで、証言の信ぴょう性が焦点になりそうだ。
郷原教授らは、同委員会への調査要請で「(クッキーの)『カントリーマアム』に関する証言を、チョコに関する証言であるように偽った疑いがある」と指摘。これに対し、TBSは「放送前の事実確認で、カントリーマアムとチョコとそれぞれ聞いている。不二家側の電話メモが間違っている。証言の流用はない」と否定、双方の主張は食い違っている。
また、疑惑を深めている理由の一つに、再利用されたとされるチョコの商品名が明らかになっていない点がある。
不二家によると、チョコを製造する平塚工場では、中にフルーツソースなどが入った「ルック」や、ナッツ類が入った商品を多く生産している。商品化されたチョコを再利用するには、これらを分離しなければならず、「コスト面だけでなく、味など品質の問題も出てくる」(広報室)。
郷原教授によれば、TBSに商品名を問い合わせた際、TBS側は当初、「ルックチョコレート」と回答。再利用が不可能ではないかとの指摘に「間違いだった」と訂正し、その後、具体的な商品名は出てきていないという。
これに対して、TBS広報部は「商品名は分かっているが話せない」としている。
TBSの「謝罪放送」を不二家側が受け入れたことで収束するかに見えた「朝ズバ」問題だが、同委員会で議論が始まったことで、審理入りする可能性も出てきた。
放送内容
【朝ズバ1月22日の放送内容】 元従業員とされる女性がVTRで顔を映さずに、神奈川県・平塚工場で日常的に賞味期限切れのチョコレートを回収し、再利用していると証言。司会のみのがフリップで、チョコの包装を外して溶かし、牛乳を混ぜて新品として再出荷する作業を説明した。
【4月18日の謝罪放送の内容】 (1)チョコ回収は証言者の伝聞を引用したもので事実との確証を得ていなかった(2)証言内容は10年以上前のことだった(3)牛乳と断定した点は正確性を欠いた。番組キャスターは「やらせや捏造(ねつぞう)はなかった」としたが、「一連の報道で行き過ぎた表現やコメントがあった」と述べた。
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