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□【SUNDAYウォッチ】国会低調 テレビも冴えず [JANJAN]
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【SUNDAYウォッチ】国会低調 テレビも冴えず 2007/05/14
「国民投票法案」「イラク特措法延長」「社会保険庁改革」……後半国会は日本の進路、国民生活に密接に関わるテーマが山積している。にもかかわらず、野党の存在感が薄いためか国会の議論は低調だ。国民的関心も低いのだろうか。マスコミは世論に敏感だ。「日曜ニュース特集」は国会並みに低調だった。突っ込みの名手、田原総一郎でさえ精彩を欠いた。
■報道2001(フジテレビ)
●北朝鮮の拉致と核
ゲスト:加藤紘一・元自民党幹事長/岡崎久彦・外交評論家
自民党きっての親中派、加藤紘一氏はこのほど訪中、6カ国協議議長の武大偉外務次官らと会談した。
北朝鮮が核開発を放棄する見返りに米国は金融封鎖を解除するという「合意」が、ストップしたままになっている。
加藤紘一氏は次のように語る―
(北朝鮮をめぐって)近々いいことがあると武大偉も胡錦濤も言っていた。バンコ・デルタ・アジアの封鎖が技術的なことでうまくいかなかった。
対北強硬論者の岡崎久彦氏は次のように指摘する―
(核開発放棄を)早くしない方がおかしい。クリントン時代も合意していた。(6カ国協議の)合意に具体的に書いていないことを条件に伸ばす。アメを使って失敗した例。
司会者:安倍総理は制裁を強化しようとしているが?
岡崎:アメをやってもダメだった。拉致問題がはっきりするまでカネを出さない。北が核を廃絶するということはない。
司会者:安倍総理がやろうとしていることは間違っているか?
加藤:間違っている。核と拉致とどちらも問題を押さえながら分離する。
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●与野党攻防
〜国民投票法案・参院選〜
国民新党がキャスティングボートを握る。野党の存在感が薄いのは深刻〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
野党の存在感が薄い、骨太の政策を持たないと。ここに来て考え直してほしい〜田中秀征・政治評論家〜
政治が短絡していて数字の問題になっている。野党は法案が通らなくても発言していかなくてはならないことは、発言していくべき〜浅井慎平・写真家〜
マスコミ規制も登場しそうだが?〜司会者〜
マスコミもしっかりしてほしい〜浅井慎平氏〜
●安倍首相「真榊」を私費で奉納
〜日本遺族会が始めた「勉強会」の目的は?〜
「真榊」は通常の儀礼のなか。外交上問題にならない。靖国が戦争追悼施設になっていて、A級戦犯合祀の問題が絡む。そこで昭和天皇が不快の念を示した、などということになる。遺族会としては国のために死んだということを証明してほしいというのがある〜岸井成格氏〜
●英仏で指導者交代
・ブレア首相の光と影
・サルコジ登場
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
――
番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★★
■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●福原愛ちゃん、早稲田でデビュー
●扇千景さん政界引退
宝塚時代の若き扇千景さんの映像を振り返った。
夫、息子のスキャンダルも交えながら……
●徳光、巨人戦を美女と観戦
●大関栃東、引退
テレビ界にはいろんな情報バラエティがあるが、「ザ・サンデー」の娯楽度はトップクラスだ。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■日曜討論(NHK)
●終盤国会 各党討論
〜政治とカネ、社保庁改革〜
ゲスト:石原伸晃(自民)、北側一夫(公明)、鳩山由紀夫(民主)、市田忠義(共産)、又市征治(社民)、亀井久興(国民新)
社保庁改革をめぐっては、「労働組合のせい」(自民)、「そうではない」(民主)で“白熱”した。参院選挙前に民主党と労働組合の間にクサビを打ち込んでおきたい自民。年金不安と労働組合問題を一緒くたにされて選挙で負けたくない民主。
国民不在の議論だった。実にくだらない。「美しい国」も「生活維新」もない。こんな議論を白熱させた司会者もいかがなものか。
年金問題の深刻さは一社保庁だけの問題ではない。制度そのものが崩壊していることにあるのだ。これをちゃんと指摘したのは亀井久興氏(国民新)だった。
――
ゲスト:★★
MC回し:★
映像と演出:★
■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●参院選、民主必勝の秘策
ゲスト:小沢一郎・民主党代表
小沢氏はこれまで全国の1人区を回ってきた。
「地方は置き去りにされ、さびれてきている。県庁所在地でもシャッターが下りてさびれている」
田原:民主党の機関紙で小沢さんは「安倍首相は天下人たりえていない」と言っているが?
小沢:憲法であれ何であれ、自民の哲学にもとづいて言っているとは思えない。自分はこういう国にしたい、という哲学が抜けている。
田原:16日の党首討論では何を安倍さんに突っ込む?
小沢:どういう国にしたいのか。美しい国とはどういう国かということ(を問いたい)ですね。
田原:安倍さんのいう戦後レジームからの脱却については?
小沢:占領下の仕組みで作られたからイカンというが、全否定になる。安倍さんはビジョンがないままに、(占領下で作られたレジームだから)「だめだ」という。議論にならない。
田原:民主党マニフェスト(参院選用)の目玉−
・先ず年金。基礎年金部分は税金ということだが財源は?
小沢:補助金や公務員の削減で。
田原:補助金は社会保障のなかに多く含まれているが、なくしていいのか?
小沢:道路凍結を溶かす湧水装置をつけようとしたら、スキー場をつけさせられた。こちらの方が(額が)大きい。首長にアンケートしたら「(補助金は)8割がたムダ」という答えが返ってきた。
田原:農業は?
小沢:地域文化、環境を守っていきたい。地方は地方として生きていかなければならない。規模を大きくして生産性を上げるというのは日本ではありえない。日本の農産品は安全。国内生産品は高くても売れている。台湾、中国が豊かになったので(そちらに)輸出しても売れる。
田原:参院選の目標は?
小沢:野党で過半数。民主党は50台の議席を取る。
●訪中、北朝鮮情勢、靖国
ゲスト:山崎拓(前民党副総裁)、加藤紘一(元自民党幹事長)
「報道2001」(フジテレビ)と似たテーマだった。「報道2001」は加藤氏と見解が180度違う岡崎久彦(外交評論家)を招き、別々の角度から北朝鮮情勢を論じた。フジの方が聞き応えがあった。田原の突っ込みも冴えなかった。
●裁判官を信じられない
〜自白強要と人質司法〜
映像リポート
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
(竹谷昇)
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