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□開票率0%なのに「当確」のアホらしさ [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3118627/
開票率0%なのに「当確」のアホらしさ
2007年04月13日10時00分
「エッ! 何でこんなに早いの?」――。8日の都知事選のテレビ特番で、「当確」が報じられるあまりの早さに驚いた人は多いんじゃないか。
石原知事の「当確」を最初に伝えたのは日本テレビで、投票終了とほぼ同時の午後8時。その直後、TBS、フジテレビ、テレビ朝日も間髪を入れず当確を報じ、新聞社もネットで次々と当確を打った。一番遅かったのはNHKで、午後8時半過ぎだったが、それでも開票がほとんど進まないうちに各社の当確が出そろったのである。
ちなみに投票箱が封じられたのは午後8時だが、開票が始まったのは午後8時半。ほとんどのメディアが一票も開かないうちに当確を出したことになる。あるキー局関係者が内幕をこう明かす。
「テレビ局は政党や選挙区取材、世論調査などから事前に情勢分析をしています。出口調査が事前調査と大きくかけ離れていなければ、政治部長などの判断で、すぐに当確を出すのが主流です。当確を出すタイミングは投票箱を閉じた瞬間や開票を始めた直後。日テレは投票終了と同時に発表できるよう準備を進めていたのでしょう。ほかの民放は投票終了後に関係各所に『当確を出す』と連絡を取り、2、3分の後れをとった。NHKは開票開始に合わせたため、最も遅い発表になりました」
しかし、そもそも開票も始まっていないのに当確を出すのはおかしいのでは、という指摘も多い。政治評論家の有馬晴海氏もこう言うのだ。
「誤報だってないとは言い切れません。たとえば、93年の衆院選で新党さきがけから出馬した岩屋毅議員(大分2区)は気の毒でした。テレビ局数社が当確を出し、当選インタビューまでやったのに、最後の最後で169票差でひっくり返された。バンザイが“漫才”です。何より、日ごろから『一票の重み』を説くマスコミが、一票も開票されないうちから当確を報じるのはいかがなものか。有権者は開票のプロセスを見ることでも選挙への投票意欲が増すものだと思いますが……」
1、2分を争って何になるのか。
【2007年4月10日掲載】
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