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□関テレ 旧体制引きずり信頼回復できる?…疑問の声噴出 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000003-maip-soci
関テレ 旧体制引きずり信頼回復できる?…疑問の声噴出
4月4日10時26分配信 毎日新聞
情報番組「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題で、放送への信頼を根幹から失墜させた関西テレビ(大阪市北区)。経営責任を追及され続けてきた千草宗一郎社長は3日、ついに引責辞任を発表した。その一方、千草社長は取締役として経営陣に残り、陰の実力者とされるフジテレビ出身の出馬迪男(いづまみちお)会長の留任も決定した。「再生」を誓う関テレだが、旧体制を引きずったまま信頼回復ができるのかという疑問の声に、最後まで納得の行く答えは聞かれなかった。
「きちんと責任を取ったと考えているのか」「不信払しょくにつながるのか」。同日午後7時から関テレ本社で開かれた記者会見。千草社長が取締役にとどまる判断について、報道陣から厳しい質問が相次いだ。しかし、千草社長は「再発防止に努め、視聴者の信頼を取り戻すことこそが、責任を果たすこと」と無表情に繰り返すばかり。判断が甘いとの批判を一蹴(いっしゅう)した。
問題発覚から2カ月半。千草社長は「ずっと責任の取り方を考えてきた」という。「問題が大きくなり、視聴者に対する説明責任を果たした後、最終判断を下すべきだと考えていた」と、この日に至った経緯を明かした。
会見では、処分が報酬の自主返上にとどまった出馬会長の責任問題にも質問が集中した。「会長は、会社経営全般をみており、社長は業務執行の最高責任者。同じ代表権者でもそこが違う」(片岡正志常務)と苦しい説明に終始した。
フジテレビ副社長だった出馬会長は「あるある」開始の96年から関テレ取締役を兼任。01〜05年に社長を務め、後任に千草社長を指名した経緯がある。「出馬さんはもっと責任を取るべきだ」と漏らす関テレ役員もいる。
それでも千草社長は「すべて私の責任と思っております」とかばい続けた。【濱田元子、大道寺峰子、出水奈美】
◇身を引くべきだ
▽谷本寛治・一橋大大学院教授(企業社会論)の話 メディアに対する信頼を失わせた関テレの社会的責任は重い。千草社長は経営から身を引き、新しい体制の中で立て直しを図るべきだ。経過も外部に公表して評価を受ける。そのプロセスの中でしか、再生はありえない。
◇対応が遅すぎる
▽外部調査委員会委員を務めたメディアプロデューサー、村木良彦さんの話 役員人事をとやかく言うつもりはない。肝心なことは、再生計画の中身であり、かつ、どれだけ忠実に実行するかだ。それにしても関西テレビの一連の対応はスピード感がなさすぎる。再生委員会の正式なメンバーさえいまだに決まっていない。不祥事への対応でスピード感の欠如は致命傷になる。
最終更新:4月4日10時26分
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