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HIV感染者の献血、年100件突破(読売新聞)
昨年1年間のエイズウイルス(HIV)感染者による献血件数が、日本赤十字社の調査開始以来初めて、100件を突破した。
検査目的で献血する感染者が増加したためとみられる。日赤は検査結果を原則として本人に通知しないことを周知徹底する。
集計結果(速報値)は、23日開かれた厚生労働省の委員会で報告された。それによると、昨年1年間の献血件数は493万9548件で、このうち陽性と判明したのは計102件。全体に占める割合も、10万件あたり2・065件と、1986年の調査開始以来最多を記録した。
HIVの抗体は、感染直後だと検出しにくい。日赤では、「抗体検査」のほかにより精密な遺伝子検査で確認しているが、昨年は遺伝子検査でしか判明しなかった例が6件もあった。
陽性と判明した血液はすべて廃棄されているものの、検査のために献血に臨むケースが増えると、感染者の血液が検査をすり抜ける危険性が高まる。
厚労省の集計(昨年11月)によると、昨年7月〜9月の3か月間に報告されたエイズウイルスの新規感染者数(274人)は、過去最多。
(2008年1月23日21時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080123-OYT1T00529.htm
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