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最近、「色」の効果が注目を浴びている。情報の8割以上を視覚から得ている人間にとって、色が与える影響は大きい。色の効果をうまく取り入れれば、より健康的な生活を送ることができるのだ。
◆二日酔いには黄色のネクタイ、デスク周りの小物はグリーン
「色は視覚を通して脳に影響を与えます。視神経から視床下部や下垂体などを刺激し、心や体全体に影響を及ぼします」と言うのはカラーセラピストの犬飼香織氏だ。
色が人体に与える影響についての研究が進み、代替医療としても認められている欧米では、独房の壁をピンク色にしたら凶暴な囚人がおとなしくなったり、街灯の光を青にしたら犯罪が減ったという実例も報告されているという。
「赤い部屋にいると脈拍があがって体温が上昇し、筋肉が緊張することもわかっています。青の部屋では全く逆の反応が起こります」(犬飼氏)
驚いたことに、目隠しをした状態でも同じ反応が起こるそうだ。
「実は、人間は皮膚からも色を感じています。色の正体は光。波長の違いによって、違う色に見える。目に見える色の中で波長が一番長いのが赤、一番短いのが紫です。光線の波長の違いを肌で感じているわけです」(犬飼氏)
波長が長すぎて見えない光線が赤外線、短いのが紫外線。目には見えなくても紫外線が人体にさまざまな影響を与えることは常識だ。目に見える光線、つまり色が目からも刺激を与え、体に大きな影響を与えることは言うまでもない。
では、どのようにして色の効果を取り入れればいいのか。
◆【衣】「なんとなくだるい」には赤が効く
洋服を選ぶ時、人は無意識に自分の心理状態を反映した色を選びがちだ。そういえば、当初は赤いネクタイがトレードマークで勇ましかった安倍前首相も、辞任直前は青系のネクタイばかりだったような……。思わしくない状態から脱するためには、意識的に効果的な色を使うべし。
「寝起きが悪い、なんとなくだるくてベッドから出られないという人は、朝一番で赤いものを身につけると活力がわいてきますよ。二日酔いには黄色が効果的。ちょうどレモンの酸っぱさのように、黄色には瞬間的にシャキッと集中力を高める効果があります。また、黄色は周囲の人を楽しい気持ちにさせる効果もあるので、合コンやパーティーで身につけると、知らない人とも打ち解けやすいですね」(犬飼氏)
サラリーマンの場合、真っ赤なシャツや黄色いスーツを着るのは難しいが、ネクタイなら簡単に取り入れられる。鏡の前で、色の効果を意識しながらネクタイを締めてみよう。
◆【食】青のダイエット効果でメタボ解消
「広い会場でお菓子を配る時に、青い皿とオレンジ色の皿にまったく同じお菓子を盛って好きな方を取ってもらうと、不思議なことにオレンジの方ばかりなくなって、青い皿のお菓子は残ってしまいます。人間の食欲を増進させるのは赤やオレンジなどの暖色系と、野菜の色を想起させる緑。反対に青は食欲を減退させます。自然界に青色の食材はほとんどないためです」(犬飼氏)
こうした効果を利用して“青いふりかけ”などのダイエット食品も開発された。皿やランチョンマットの色を青にするだけでも、食べ過ぎを防ぐことができる。
「ただ、青い皿にオムレツをのせると食欲が増すことがあるので注意が必要です。これは補色調和と呼ばれる効果で、青と黄色が補色の関係にあるため、両方の色が引き立っておいしそうに見えるのです」(犬飼氏)
マグロの刺し身にしその葉を添えるのも、赤と緑の補色調和を狙ったものだ。
◆【住】不眠症には紫のベッドカバーが効果的
働きすぎで疲れているのになかなか寝付けない、眠りが浅いといった慢性的な睡眠不足に悩まされている人も多いだろう。
「紫には癒やしの効果があります。不眠に悩んでいる人はベッドカバーを淡い紫色にしてみては?また、緑色には疲れやイライラを鎮める効果があるので、部屋に観葉植物を置くとストレスが軽減します。会社のデスク回りにも緑色の小物を置いたり、フェイクグリーン(人工植物)でかまわないので、小さな鉢植えを置いておくといいですよ」(犬飼氏)
やりすぎは逆効果。いくらグリーンが落ち着きを与えるといっても、部屋中を緑色にしてしまっては無気力になりかねない。ポイント使いがいいそうだ。
犬飼氏とのコラボレーションで、期間限定イベント「カラーセラピーデザート」が東京・池袋のナムコ・ナンジャタウンで開催中。
9種類のカラフルなデザートの中から選んだもののメーンカラーに応じて、色診断が記載されたカラーセラピーカードがもらえる。おなかと心を同時に満たしてくれるイベントだ。家族で行って、数種類のデザートを食べ比べるのも楽しい。12月16日まで開催。
入園料は大人300円、小人200円。問い合わせはナムコ・ナンジャタウン「東京デザート共和国」((電話)03・5950・0765)。
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