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ヒト細胞の動物移植承認 英政府機関、ES細胞研究目的に【中日新聞】
2007年9月6日 夕刊
【ロンドン=岡安大助】英政府の生命倫理規制機関「ヒト受精・胚(はい)機構(HFEA)」は五日、核を除いた動物の卵子にヒトの体細胞を移植する「ヒト性融合胚」の作成を原則として承認したと発表した。政府レベルでヒト性融合胚の作成を認めたのは、世界初とみられる。
ヒトの卵子を使わずに、さまざまな細胞や臓器に分化する可能性を持つ胚性幹細胞(ES細胞)を作れるようになるため、アルツハイマー病やパーキンソン病など難病の治療に道を開くと期待される。一方で、生命倫理の観点から大きな論議を呼びそうだ。
英BBC放送によると、ロンドン大とニューカッスル大の二つの研究チームが、牛かウサギを利用するヒト性融合胚の作成計画をHFEAに申請していた。両チームの計画は、十一月にも開かれる専門家委員会で個別に審査される。
ニューカッスル大の研究者は「英国の科学の発展にとって朗報。奇怪なウシ人間をつくるのではなく、幹細胞の研究が目的」と歓迎のコメントを発表。一方、宗教団体や生命倫理を重んずる市民団体は、「人間の尊厳を冒す」として一斉に批判の声を上げている。
HFEAはすべてのヒト性融合胚の作成を認めたわけではなく、今後も「個々の申請に応じて検討していく」という。
英政府は昨年、ヒト性融合胚などの作成禁止の姿勢を示した。しかし、専門家や患者グループの反発を受け、ヒト99・9%、動物0・1%の胚ならば認めるよう今年に入って方針転換した。
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2007090602046898.html
動物卵とヒト細胞融合承認 英当局、クローン研究で【中日新聞】
2007年9月6日 01時48分
【ロンドン5日共同】英政府の研究監視機関「ヒト受精・発生学委員会(HFEA)」は5日、ヒトの体細胞を、核を取り除いた牛など動物の卵子に融合させる手法で、一種のクローン胚をつくる研究を原則的に認める決定を下した。
ヒトのクローン胚を使った研究は、難病の原因究明や治療法開発などに役立つとされるが、作成に必要なヒトの卵子の入手が難しいため、英科学者らが動物の卵子を使った研究の承認を求めていた。同様の研究を事実上禁止している日本などにも影響を与えそうだ。
この方法でできた胚は、99%以上はヒトに由来するが、0・1%程度は動物の部分が残るという。胚性幹細胞(ES細胞)を培養した後に廃棄されるが、一時的にでもヒトと動物が融合した細胞ができるのは問題だとの反対もあった。HFEAの世論調査では、パーキンソン病などの研究が進展するなら研究を認めてよいとの回答が61%に上ったという。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007090501000862.html
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