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8月21日8時0分配信
【北京=福島香織】中国全土で豚のウイルス感染症「豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)」が猛威を振るっている。中国農業省獣医局の賈幼陵局長は20日、この感染症が全国26の省・自治区・直轄市に拡大し、今年だけで25万7000頭が発症、17万5000頭が処分されたことを明らかにした。豚肉輸出量世界4位の中国だけに、この感染症が国外に“輸出”される危険もあり、国連食糧農業機関(FAO)は中国側に早急な対応を求めている。
PRRSの流行は昨年から問題視され、昨年は全国の10省で40万頭が病死。今年に入りさらに感染は広がり、5月には業界関係者が「2000万頭が感染した」と発言している。当局はこれを否定しているものの、昨年初めに全国で6億8100万頭いた豚は今年初め4億6700万頭にまで減少している。
PRRSは今年、ベトナム中部クアンナム省などでも流行しており、その致死率の高さから「中国型ではないか」との疑いがでている。FAOの駐北京報道官は「(中国型かどうか)専門家による調査が必要」とし、中国当局に病死した豚肉組織のサンプルを提供するよう求めたという。
中国では豚連鎖球菌、口蹄(こうてい)疫、PRRSと豚の疾病流行が相次ぐ一方で、世界的な飼料用トウモロコシの高騰が重なり、廃業に追い込まれる養豚業者が続出。これにより豚肉の価格も急騰している。こういった豚肉不足を見込み、ヤミ業者が病死豚肉を市場に流す事件が広東省などで相次ぎ、食の安全を脅かしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070821-00000084-san-int
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