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アスベスト使用 公表せず プラネタリウム投影機『現場混乱する』【東京新聞】
2007年7月7日
横浜こども科学館(横浜市磯子区)にあるプラネタリウム投影機の本体に、断熱材としてアスベスト(石綿)が使われていることが六日、分かった。飛散はなく、人体への影響もないというが、同型機を使用する二自治体は五月末に製造業者からの報告を受けて速やかに公表、横浜市だけが公表していなかった。「積極的な情報公開」を打ち出している市だが、多くの市民が使用する施設情報への対応は鈍かった。 (木村留美)
投影機は、五藤光学研究所(本社・東京都)が製造した「スーパーヘリオス」で、二〇〇一年から同科学館で使用されている。同社によると、同型機のうち〇二年までに製造されたものに、断熱材として白石綿を使用していた。ただし、使用場所が密閉部分で、同社が実施した環境調査でも空気中への飛散は見られなかった。
同社が〇二年までに製造した投影機は三台。横浜市のほかに、徳島県の「あすたむらんど徳島」と、福島県の「郡山市ふれあい科学館」に同型機がある。同社は五月二十四日に、市こども青少年局にアスベストを使用していることを報告するなど、管理する各自治体に伝えた。
報告を受け、徳島県では六月四日の知事定例会見で発表。同県総務グループは「健康に害を及ぼすものではないが、安全安心が第一。疑わしきものは除去しようと考え、使用部分を交換することにした」として、約一カ月半にわたってプラネタリウムを休館して、交換修理に出した。
また、郡山市でも同じ日に公表。同市教育委員会文化課では「撤去しなければならないものではないが、アスベストがこれだけ話題になっている中で、行政として説明責任がある。公表せず別のところから情報が出ればかえって市民は不安になる」と公表の理由を説明している。同市では交換はしないが今後は年に二回、飛散状況を調べ、飛散が見られれば、ただちに対応を取るという。
一方、横浜市の市こども青少年局では「検査の結果、飛散の可能性はなく安全性に問題はない。公表すれば現場が混乱することも考えられ、コマーシャルする必要はないと判断した」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20070707/CK2007070702030285.html
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