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http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200707/503677.html
29歳以下の乳癌患者は、症状を自覚してから医療機関を受診するまでの期間が、他の年齢層より長いことが分かった。予後が悪いことも確認されており、腫瘤などを自覚したら可能な限り早く乳腺外来などを受診するよう啓発していく必要がある。国立病院機構千葉医療センター乳腺科の白松一安氏らが6月28日、第15回日本乳癌学会で発表した。
白松氏らは、早期発見には乳房自己検診が重要であることから、特に乳癌検診の効率が悪いとされる39歳以下の人に着目し、その実態の把握に努めた。
対象は、千葉医療センターを1989〜2006年までに受診した27歳から39歳までの手術例74人。そのうち、14人が再発し、6人が癌による死亡例だった。
年齢層別に比較するため、29歳以下10人、30〜34歳21人、35〜39歳43人に区分し、症状自覚から受診までの期間、触診腫瘤径、予後との関係、生存率などを検討した。なお、センター受診のきっかけは、腫瘤自覚63人、乳頭異常分泌の自覚7人、医療従事者による指摘2人、検診時の指摘2人などだった。
その結果、症状自覚から受診までの期間(平均)は、29歳以下は8.4カ月、30〜34歳は2.5カ月、35〜39歳は1.1カ月で、若い人ほど長いという特徴が明らかになった(35〜39歳群に含まれている医療従事者による指摘2人、検診時の指摘2人は除いている)。
触診腫瘤径(平均)は、29歳以下は3.3cm、30〜34歳は2.6cm、35〜39歳は2.9cmで、29歳以下群が大きいことが分かった。
29歳以下群は、35〜39歳群と比べて予後が悪いことも確認されたことから、特に29歳以下の人に対しては、演者らは「腫瘤などを自覚したら可能な限り早く、乳腺外来などを受診するよう啓蒙していく必要がある」と結論した。
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