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http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008020600988
2008/02/06-21:38 ハパクロイドとＮＯＬを統合、世界的海運に＝テマセクと独ＴＵＩが交渉−英紙
【ロンドン６日時事】６日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、シンガポール政府系投資ファンド（ＳＷＦ）であるテマセク・ホールディングスがドイツの旅行・海運大手ＴＵＩとの間で、双方の出資している海運事業会社の統合で交渉していると報じ、テマセクがＴＵＩ株式の２０％以上を取得する可能性もあると伝えた。
同紙によれば、これはＴＵＩの海運子会社ハパクロイドと、テマセクが６８％出資する東南アジア最大のコンテナ海運会社ネプチューン・オリエント・ラインズ（ＮＯＬ）を統合するもので、実現すればデンマークのマースク・ライン社に匹敵する世界的コンテナ海運グループになる。一つの統合案としては、テマセクはＮＯＬ株６８％をハパクロイドに譲渡し、代わりにＴＵＩ株を取得する。現在の市場評価だとテマセクは、海運事業統合後のＴＵＩグループの株２３％を取得する計算になるという。
ハパクロイドは米国、アフリカの航路、ＮＯＬはアジア航路を保有しており、両者が統合すれば、世界的な海運大手になる。また、テマセクは先月、英国のスタンダード・チャータード銀行への出資比率を１９％に引き上げている。同紙は今回の海運統合交渉が妥結すれば、テマセクにとっては過去最大の海外投資になると伝えている。
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