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「為替」 約4年半ぶり減少の米雇用者数に景気悪化観測強まる/ニューヨーク外国為替市場概況
2月2日7時32分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:22JST 「約4年半ぶり減少の米雇用者数に景気悪化観測強まる」
【ロンドン市場概況】
1日のロンドン外為市場では、米1月雇用統計の発表待ちで取引手控えムードが強
く、全体的に小動きとなり、ドル・円は106円29銭から106円54銭で、ユーロ・円は
158円17銭から158円78銭で、ユーロ・ドルは1.4861ドルから1.4906ドルで、ポン
ド・ドルは1.9886ドルから1.9941ドルで、ドル・スイスは1.0767ドルから1.0812ド
ルで推移した。
【経済指標】
ユーロ圏・1月製造業PMI改定値:52.8(予想、速報52.6、12月52.6)
独・1月製造業PMI:54.4(予想53.6、12月53.6)
仏・1月製造業PMI:53.9(予想53.5、12月53.8)
英・1月製造業PMI:50.6(予想52.5、12月52.4)
【要人発言】
グロース独経済技術相
「ドイツが原油価格上昇に対応できたのはユーロ高の影響」
代表筋
「OPEC、産油量の据え置きで合意。次回会合は予定通り3月5日に開催」
権・韓国財政経済相
「日銀とECB、利下げする可能性は高い」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円106円70銭、ユーロ・ドル1.4887ドル、ユーロ・円158円84銭、ポンド・ド
ル1.9855ドル、ドル・スイス1.0803フラン
【ニューヨーク市場概況】
31日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米1月非農業部門雇用者数が4年半ぶ
りに減少し、景気後退観測を受けたドル売り加速に105円76銭まで下落したが、米1
月ISM製造業指数が景況拡大を示す50を回復した事でショートカバーが強まり106円
74銭へ反発し、日中高値圏の106円53-62銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルは弱い米雇用統計の発表後に1.4956ドルへ上昇したが、史上最高値近
辺での戻り売りが強く、ECBが2月はFRBとの協調資金入札を見送ると発表したことも
影響し1.4786ドルまで下落し、1.4795-05ドルで引けた。ユーロ・円はユーロ・ドル
動向に連れて158円89銭から157円20銭まで下落した。ポンド・ドルは1.9893ドルか
ら1.9647ドルまで下落し、ドル・スイスは1.0729フランへ下落し史上最安値を更新
後1.0904フランへ反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
3月の利下げ確率:2.75まで100%で変わらず、2.5%まで70%←72%
4月の利下げ確率:2.5まで100%で変わらず、2.25%まで54%←59%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
24.02←26.20、日中最大25.75(08年最大:1/22の37.57)
【原油市場】
原油相場は続落。OPECが本日ウィーンで開催した臨時総会でブッシュ大統領などの
増産要請を拒否し、生産据え置きを決めた。しかしながら、事前予想通りの結果に
市場の反応は乏しく、1月非農業部門雇用者が03年8月以来で初めて前月から減少す
るなど米景気減速に伴い原油需要が鈍化するとの見方から売りが優勢となった。
本日の生産枠据え置きを決定したOPEC総会後、ベネゼエラ石油相やイラン石油相は
次回3/5開催予定の総会において過剰在庫を防ぐため需給動向次第では減産について
協議する可能性を指摘した。
NY原油先物価格は一時88.50ドルまで3ドル以上下落し、日中安値圏の88.96ドル(前
日比-2.79ドル、-3.0%、年初来-7.3%)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の
騰落率は-1.9%となった。
【株式市場概況】
米株式相場は上昇。1月雇用統計で非農業部門雇用者数が約4年半ぶりに減少に転
じたことから朝方は弱含んで始まったものの、大手ハイテクの大型買収提案が好感
されて緩やかに上昇する展開となった。金融や住宅関連株にも引き続き買い戻す動
きが広がった。セクター別では不動産や半導体・同製造装置が上昇した一方、ソフ
トウェア・サービスや電気通信サービスが下落。ヤフー(YHOO)がマイクロソフト
(MSFT)による総額446億ドルでの買収提案を受けて48%の急騰。金融保証会社のMBIA
(MBI)とアムバック(ABK)は複数行が協調して救済する案の浮上が伝えられ上昇。ま
た、モトローラ(MOT)は携帯電話部門のスピンオフ(企業分割)を検討していること
を明らかにして10%高となった。一方、昨日予想を下回る決算を発表したグーグル
(GOOG)が8.6%安。ダウ構成銘柄では、シティグループ(C)が5.4%高となり指数の牽
引役となった。結局ダウは92.83ドル高の12743.19、ナスダックは23.50ポイント高
の2413.36で取引を終了した。マイクロソフトのヤフーに対する買収提案額はハイテ
クの買収案件としては過去最大規模であり、これを歓迎する投資家やアナリストは
多い。
【通貨オプション】
ドル・円オプション市場では、主要イベントが終了した事や、週末要因を受け
て、短期物を中心とした売りが活発化している。1ヶ月物は12.95%から11.900%
(最近の高値8/17=23%、99年来の高水準)、3ヶ月物は11.825%から11.275%
(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、6ヶ月物は10.725%から10.425%(8/17=
15.25%、2000年来の高水準)、1年物は9.85%から9.55%(8/17=13.80%、2000年
来の高水準)へ低下している。
リスクリバーサルでは、ドル・円の下値が限られる相場を受けて円コール買いが
後退し、25デルタ円コールオプション1ヶ月物は3.15%から2.600%(8/17=+6.5、
2003年10月)、3ヶ月物は3.35%から3.100%、6ヶ月物は3.725%から3.425%、1年
物は4.075%から3.775%へそれぞれ縮小した。
【経済指標】
米・1月非農業部門雇用者数:前月比-1.7万人(予想+6.8万人、12月+8.2万人←+1.8
万人)
米・1月失業率:4.9%(予想5.0%、12月5.0%)
米・1月平均時給:前月比+0.2%(予想+0.3%、12月+0.4%)
米・1月ISM製造業景況指数:50.7(予想47.3、12月48.4)
米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:78.4(予想79.0、速報80.5、12月
75.5)
米・12月建設支出:前月比-1.1%(予想-0.5%、11月-0.4%←+0.1%)
加・12月鉱工業製品価格:前月比+1.1%(予想+0.7%、11月+0.6%)
加・12月原料価格指数:前月比+0.2%(予想+0.8%、11月+3.4%)
【金融政策】
FRB
「2/11、2/25に各300億ドル、期日28日TAF入札を実施」
「2/8、2/22に追加詳細を発表」
ECB声明
「2月はFRBは協調資金入札を実施しない」
「欧州のドル流動性は著しく改善」
【要人発言】
ブッシュ米大統領
「米経済に低迷の兆しみられる、景気対策の上院での迅速な可決求める」
関係筋
「シティ、UBSなど8行が米アムバック救済計画」
「NY州保険当局、銀行主導のアムバック救済案を求める」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 106.44 106.74 105.76 106.58
ユーロ・ドル 1.4881 1.4956 1.4786 1.4801
ユーロ・円 158.37 158.89 157.20 157.77
ドル・スイス 1.0792 1.0904 1.0729 1.0896
ポンド・ドル 1.9903 1.9941 1.9647 1.9651
株式市場:
NYダウ 12638.17 12767.74 12602.32 12743.19
ナスダック 2397.07 2419.23 2374.50 2413.36
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 2.093 2.073
米国債10年物 3.593 3.593
米国債30年物 4.322 4.309
先物市場:
NY金先物 937.0 940.3 908.5 913.5
NY原油先物 91.30 91.30 88.50 88.96
シカゴ日経平均先物 13850 13850 13650 13800
最終更新:2月2日7時32分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000001-fis-brf